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検索結果:559 件
作:Skorca
ハイファンタジー
連載
N4070IS
こちらは2023年12月(待降節)にカクヨムのアドベントカレンダー企画に寄せて書いたものの転載です。
『遺形の承継者』の番外編といった位置付けになります。
本編はこちら↓
https://ncode.syosetu.com/n1341fq/
主人公が従弟に宛てた手紙を一日ずつ紐解いていきますが、内容としては日記に近いものになります。
本編未読の方は、謎の背景をあれこれ想像しながらお楽しみいただければと思います。
全二十話。一日ずつ公開します。
作品説明:
【
主人公】
この年に両親と死別し、自身は王から蟄居を命じられ、僧院に暮らす貴族の少年。
本作中で語られることは無いかもしれないが、『遺形の承継者』の主人公ヴィーのことである。
二歳歳下の従弟がいる。
【世界観】
中世に近い文化程度の異世界であるが、生物相は現世に準ずる。
舞台となるエルム大陸には多くの国が存在し、いずれも聖者バルサムを信奉するエルム教(別名バルサム教)を信仰している。
魔法など超常の力の類は登場しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 20:50:00
1188文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある日、最愛の人である陽咲を不幸な事故で失ってしまった蒼汰。悲しみに暮れながらもただ消費するようにに日々を過ごしていた。
そんなある日、お墓参りから帰ろうとした彼は境内で林へと伸びる小道を見つける。和尚さんの許可を貰いそこへ行ってみると、そこには素晴らしい景色が広がっていた。それが気に入った彼はまた別の日、その場所へ。
すると、突然名前を呼ばれたかと思えば振り返ったそこには、着物に狐面をした女性が立っていた。聞き馴染みのある声で彼女は自分の事を死んだはずの陽咲だと言った。どう
いう理由があれ、彼女の名前を語るその女性に怒りすら感じる蒼汰だったがその人は二人しか知らないはずの想い出を口にした。
話をするうちに彼女が本当に陽咲だと信じ始める蒼汰。思いもよらぬ再会に嬉々とする蒼汰だったが、陽咲にはとある願いがあった。
それは「蒼汰が新しい相手を見つける事」
初めは嫌がっていた蒼汰だったが彼女と少しでも一緒に居る為、新しい相手を探し始める。
だが段々と蒼汰の心に変化が現れ……。
余りにも愛し過ぎたが故に感じる幸せと苦しみ。
『もしこの気持ちに悶え苦しむと分かっていても、それでも僕は君に恋をする。』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 19:00:00
111247文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
亡き夫へ宛てた1000の手紙。
こちらの作品は、
当ブログ、
『拝啓、空の彼方のあなたへ https://www.emiblog8.com/』
にも掲載しております。
最終更新:2024-04-26 06:30:00
127873文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:喜遊元 我可那
ヒューマンドラマ
連載
N5892IB
叔父と2人暮らしの絵本作家の蓮輝32歳。
親族は死別や途絶えにより、たった2人の肉親なのだ。
この2人、他人に一切の興味が無く、基本他人が苦手で嫌いで、恋愛や友情なんて必要なしと思っている。
2人共お互いが、一緒に居てくれさへすれば良いと思っている。
そんな他人嫌いな2人に、1匹のカッパと出会った事で、日常の様々なモノが、変化していく。
カッパによって巻き起こる出来事は、2人にとってどんなモノになるのだろうか…。
最終更新:2024-04-21 12:10:19
364160文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt
ギルベルトは屋敷の廊下を一人で歩いていた。護衛の任務に就いていた時のルーティンであり今はすでにその任を外されて、護衛対象であった元王太子妃、エーリカとは夫婦関係にある。
しかしギルベルトは、愛していた王太子ハーロルトを早くに失くしたエーリカに、自分を愛してほしいとは思っていない。
王室に入ってたくさんの苦労をして、まるでいい所のない男を必死で愛した彼女にこれ以上無理をさせたくない。
そういう思いで、結婚してからも護衛らしく振舞い、エーリカとは距離を置いていた。
けれども、最後に見回る彼女の部屋の扉が今日は開いていて、エーリカはそのギルベルトの心持ちについて少し話をしようといい部屋に招き入れた。
そして、ハーロルトを殺したのは自分だと語り始めるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 19:34:08
8681文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ハクセキレイのいちこ
ハイファンタジー
連載
N3450IU
人間、亜人、霊人。この世に生きる人類は全て4つ柱の神による恩恵を受け、それが身体に現れる。その特徴は髪の色か瞳の色として現れるが、これを持たない者が稀に生まれる事がある。『彩無し(いろなし)』と呼び蔑まれる存在だ。
主人公「ナサニエル・ブルーヴェイン」は男爵家の長男として生を受ける。しかし彼は黒髪に黒目という『彩無し』だった。
そして主人公の妹である『エレナ・ブルーヴェイン』は鮮やかな紫の髪、伸ばすと青色に変化する毛先、緑色の右目に琥珀色の左目という希少な彩(いろ)を持つ四
色の神に愛された存在として、主人公の誕生から2年後に生を受ける。
別の街では、彩のない祝福を受けた『彩無し』としてこの世に生を受けた白金の髪に白に近い灰色の瞳を持つ「ソフィア・レイム」がおり、妹エレナと同い年に生まれる。彼女は平民の子として大切に育てられるが両親と死別、身を寄せていた孤児院も潰れてしまう。
彩(いろ)が全てのこの世界で過酷な環境を生き抜く二人の彩無しと、神に愛された者。
神とは、祝福とは、ダンジョンと魔人とは一体何なのか。未だ謎大きこの世界を、3人の運命と共に描く剣と魔法のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 14:12:46
172925文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
子供の頃から、喫茶店で働くことが夢だった。
大学二年次、夏期休暇の頃。
下宿先として世話になっていた祖父の家で読書をしていると、実家から尋ねてきた弟から一通の手紙を渡された。数年前に失踪して、現在も行方が分からない祖父からの封筒である。
曰く――喫茶店の店舗を用意した。場所は異界である。奇跡と魔術が存在する珍妙奇天烈な世界であるが、驚くなかれ。人生の糧としてくれれば幸いである――とのこと。
手紙に従い、同封された指輪をつけて裏庭にある蔵に行けば――蔵は、確かに異世界
らしき場所に繋がっていた。
驚いたのは、いつのまにか趣ある喫茶店にいたことでも、自由自在に魔法が使えることでもなくて。窓ガラス越しに見える風景――暗い空から静かに降る雪と、青白く光る巨大な満月であった。月光に誘われるように外に出て、何をするわけでもなく月を仰いでいれば、黒馬に乗ったひとりの騎士が通りかかる。
「もし、お嬢様。何をされているのですか」
「月を、見ておりました」
「月光を浴びてはなりません。月蝕病に罹ってしまいます」
「病気、ですか。あの月は悪いものなのですか? あんなにも綺麗で、懐かしいのに」
私の問いに、騎士は肯定も否定もしなかった。少々の間を置いたのち。
「月は、生ける者を惑わし、死せる者を裡に閉ざしてしまう――神の造った楽園です」
とだけ答えた。
その表情は、死別してしまった誰かを深く悼むようでもあり、あるいはその原因となった誰かを心底恨むようでもあり――私は彼の美しい顔に見惚れてしまった。
それが、私と彼の出会いであり――まだ名前すら決まらぬ喫茶店の、初めての客であった。 疲弊していた彼を奇跡で癒したことを契機に、私が聖女であるという評判が広まり、店は次第に賑わっていくが――。
巨大な満月を巡る、のちに聖女と呼ばれる少女と、熱烈な守護者となった騎士の物語。
――――
※あらすじは開発中のものです。実際の内容と異なる場合もあります。ご了承ください。
※この物語は作者の妄想に基づく完全なる虚構です。実在する人物、地名、所属、その他名称において一致があったとしても、創作上の偶然です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 02:55:56
375176文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
幼馴染みの眼鏡が、死んだ。今、目の前で──……
いや、死んだのはもうずっと前だ。
俺は今までずっと、眼鏡が亡くなったことを受け入れられなかったんだ────
最終更新:2024-04-16 19:45:54
2472文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
父親は高い身分を持っているが、他国の平民だった母親はしきたりに馴染めず、幼い娘と共に森の小さな小屋で暮らしていた。
そんな理由で、生まれた時から人里離れた森で暮らす少女ミーシャ。
薬師である母親に知識と技術を教わりながら伸び伸びと暮らしていた。
だが、隣国との戦争が始まり、父親が怪我をしたことで屋敷へと治療のために出向くことになる。
それが運命の分かれ道とも知らずに。
薬師としての高い技術は持っているが、あまり人と交わることの無かった純粋な少女が望まない運命に巻き込まれ、少
しずつ成長していく。
1月13日1章完結しました。
3月7日2章始めました。
2020年3月11日。4章始めます。叔父さんとの2人旅
。のんびり不定期更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 08:00:00
584742文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:ジャック(JTW)
ヒューマンドラマ
短編
N1427IX
フラワーショップ『マリーゴールド』には、左目に眼帯をつけた渋い初老の男性店主、ホーキンスがいる。
彼は若い頃に戦争で妻を亡くしていた。
*カクヨムにも同じ作品を投稿しております。
最終更新:2024-04-15 09:36:53
1530文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
「ハロルド、私が嫁いできた日のことを覚えてる?貴方は開口一番「君を愛することはない」と言ったわね――」
ハロルド・クリーヴズ伯爵が見つけた手紙。それは、亡くなった妻から自分へ宛てたものだった。
読み進めながら、彼は妻との思い出を辿っていく。
手紙シリーズ第二弾。ざまぁはありません。
※ アルファポリスにも投稿しています。
最終更新:2024-04-14 20:46:14
7515文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:5952pt 評価ポイント:5548pt
ある事情を持つ主人公は唯一心を開いた女の子と幼くして死別してしまう。
彼女を救えなかった自分を責めながら生きる主人公はとある人との出会いで彼女の死、とある人の笑顔の理由、そして自らの悩みについて考えていく。
最終更新:2024-04-09 18:41:57
2394文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
ティリカ王国には伝説があった。それはティリカが危機に陥った際には、白き竜と共に現れる白き乙女が現れるというものだ。
彼女の髪は金色を帯びた白髪。
太陽の光を想像させる色である。
今、ティリカは竜の被害の危機にある。
国に住む誰もが一度は彼女を思い、天を見上げていた。
そして、今日も村が一つ竜に襲われている。
その村で助けられた少女フィアが、白き乙女としてその空に現れるまでの物語。
※文字数は十万と少しあります。
かっこいい登場人物は出てきません。
「
Thanks20th」企画に参加中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 11:16:20
129288文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
北の森に住むリージェは魔女だ。生後間もなく母と死別し、父は西の森に住む魔女と恋に落ちてリージェを捨てた。母代わりの東の魔女と南の魔女に大切に育てられたが、ある日一人で家にいると、雪の降り積もる庭にアロイスという青年が降ってきた。アロイスの希望で匿うことになったが、孤独なリージェと訳アリのアロイスはあっという間に恋に落ちる。しかし、二人を取り巻く環境はその恋を許さない。
ゆるふわ設定です。
なので、設定の範囲内で楽しんでもらえるとありがたいです。
最終更新:2024-03-28 07:00:00
40168文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
この世界の子供は誰もが皆、生まれてくる時に、その手にひと粒の種を握りしめている。恋の種。それはそう呼ばれていた。
何故ならそれを口にすると、運命の相手が見えるようになるからだ。
ふわふわと、種を飲んだ人の周囲を浮かぶ、半透明でちょうど半分くらいの大きさになった、生涯を掛けて恋をすることになる相手。
勿論、種を飲んだ本人にも見えるし、他の誰からも見えてしまうのでその人が誰を思っているのか一目瞭然となる。
だから、この国では成人を迎える善き日に、それを一斉に飲む。
そうしてお互い
の“運命”を確認し合って、人生のパートナーを決めるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 18:00:00
37846文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
母親との死別により、過酷な人生を歩む事になった女子高生「里桜」は、大学受験を控えた十八歳の少女。
大学へ行くための費用を稼ぐ為にバイトをいくつも掛け持ちし、懸命に生きる為、心はどんどん頑なになり、達観していながらも他人に対しては拒絶するようになっていった。
ある日、里桜がバイトから帰った朝、里桜を引き取り育てている叔父に襲われそうになる。
必死に逃げたものの、住む場所もなくこれからの生活をどうしようかと苦悩した矢先、里桜は異世界へとトリップする。
里桜を召喚
したのは聖王国アシェントリアの女王エルティナ。
「リオ」という名から少年と間違われた里桜は、エルティナの願いにより、勇者として隣国の魔国ムアンドゥルガの魔王討伐に出かける羽目になる。
魔王を討伐しなければ、自分の世界には帰れない。
無茶苦茶な要望に、満身創痍状態で無理矢理に魔国へと送り込まれる里桜。
ところが魔国は里桜の想像とは違い、街は活気に満ち溢れ、平和で豊かな暮らしを送っており、魔族達は皆優しく美しかった。
頑なに他人を拒絶していた里桜は、魔族達の優しさに触れながら、
『信頼を得る為には、自分が変わるべき』と、考えを改めて、自分を変える為の努力をする。
里桜にとって魔国が居心地の良い場所になる一方、自分の世界から逃げてきたという引け目と、戻りたくない気持ちとで苦悩する。
※ムーンライトノベルズ投稿作品。R18要素が無い為、こちらにも投稿することとしました。
※執筆中作品『氷王子と塩令嬢』の前作折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 12:56:21
944726文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
夫と死別後のある日、65歳の私は死んでしまいました。
……のはずが、生きていた。
でも、違うのです。
「ここは、何時代?」
どうやら、日本の私が生きていた時代ー令和ーではなく、日本の昔にいるみたい……。
元に戻れるのか…それとも、この時代で生きなければならないのか…。
さぁ、どうなるのでしょうか。
最終更新:2024-03-20 15:16:14
9533文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:112pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:バーチャル害獣
ローファンタジー
連載
N3686IB
三年ぶりになろうへ戻ってきた男が送る(色んな意味で)悲しき現代ダークファンタジー、開幕!
時は令和。
さる界隈で暴れ過ぎたために追放された三十路過ぎの底辺なろうユーザーのバーチャル害獣は、
自身の実力と才能の無さを改めて思い知り一次創作での再出発を決意――
なに? 作者の自己紹介じゃなくて作品の紹介をしろって? まぁそうだな。
じゃ、改めて……
時は令和初頭。人類文明の影に超常の存在が潜む時代。
会社員の北川ナガレは得体の知れぬ怪異らの襲撃に見舞われ婚約者と死別、続け
て自らも命を落とす。
愛する婚約者、マナミとの輝かしく幸福な未来が潰え、最早これまでと諦観するナガレ。
……だが彼の命は尽きていなかった。
謎の声に導かれるまま死して尚生ける屍……異形のリビングデッドと化したナガレは、愛する者を喪った悲しみに身を焦がし、怪異らとの裏に潜む黒幕への復讐を決意し動き出す。
例えその先に何が待ち受けようとも、彼は臆さず進み続けるであろう……己の生涯に決着をつける、その瞬間(とき)まで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 17:36:30
340545文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:110pt 評価ポイント:74pt
前世の乙女ゲーム通りの暴行事件と婚約破棄の後。呪われた王子に嫁がされ、『一年以内』に『自害』する運命の悪役令嬢が、彼の子を生むまで生き延びようとするお話。
***
侯爵令嬢アデレードは、転生者。
ここは、前世でプレイした乙女ゲーム『運命に逆らう恋をする』の世界だと。ただ知っているだけの転生者。
――どう藻掻いても、シナリオは変わらなかった。
悪役令嬢に、逆らえる運命などひとつもない。
シナリオ通りに辱められ、第二王子との婚約を破棄され、心を病んだ彼女は屋敷に引きこもる
。
もう終わり。あとは自ら死ぬだけ、の、はずだったのに……。
『呪われた王子』『婚約者殺し』……そう噂される、元婚約者の兄王子――第一王子セドリックに、彼女は嫁ぐことになる。彼は続編ゲームの攻略対象であり、前世の推しだった。
(ヒロインと恋する前に死んだ妻。続編にとっては、呪いに巻き込まれた過去のモブ。それだけのはず、なのに)
存外に、優しく、甘く、愛されて。彼女は決意した。
お腹に宿った、シナリオにはいない新しい命。
セドリックとの子を生むまで生き延びること。
自ら死ぬ運命にあるアデレードの死で、優しい彼が自責しないように。
最初から余命いくばくもない花嫁だったと演技すること。
(――あなたの心を守るためなら、この嘘を貫いてみせる)
一年以内に死ぬ妻と、彼女に『不治の病』だと嘘をつかれた夫。転生悪役令嬢と呪われた極悪王子。
すれ違いながらも想い合い、死に別れるふたりの、364日で終わる結婚生活。
*ムーンライトノベルズに掲載している同題作の全年齢版です。他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 02:41:11
26902文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:102pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
あなたがどんなに馬鹿猫でも、これだけはしないでほしい。
最終更新:2024-02-25 07:00:00
874文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
忘れることが出来ない記憶。なのに思い出せない記憶。
恐怖を覚えるこの感覚が、誰かを侵食していく。
何気ない日常、変わることない顔ぶれ、そこにあった何か、
考えることを許されないこの世界。
なんの前触れなくそれは訪れた。
私の大事な翔かけるが車に轢かれたのだ。
思い出す度震えが止まらなくなり、胸を締め付けるこのモワモワ感忘れることなんて難しいと思ってた。
だけど何か違った。昨日死んだはずの翔が生きていたのだ。
「どういうこと?」と思いなが
らも
昨日のことは単なる夢だったんだと思い込んだの。
その日彼の家の前を通ると車で人が轢かれてるのを目の前で見てしまったのだ。
えっ!と思いその人の顔を見るとさっき隣にいた。
翔だった。
なんで隣にいたのに目の前の事故にあってるの?
なんでおかしいじゃんと思い、
ふと家族の言葉を思い出したの。
「今日は一人で行くのね」と
あの時に気づくべきだった。
あの時に気づいていれば救えていたのに。
そう思った時にはもう夢の中にいた。
「ねぇ 今どんな気持ち?好きな人が目の前で死んだの?」
どこからともなく声が聞こえて
「誰?!あなたの仕業なの?!」
と声を荒げた。
私の声に反応するようにその人?は笑いだした。
「ここにいるってことは貴方は罪人なのよ」
「え どういうこと?」
「あなたは人を殺してるの だから大切な人を何度も殺される夢を見せてるのw」
「ころ……」
「分かってないの?翔を殺したのは お前だよ」
そう言うと夢から目が覚めた。あれは一体。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 17:52:34
608文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:君色 ジェシカα
ヒューマンドラマ
短編
N2689IQ
彼は死んだ。
その想いを綴った作品です。
※この作品はノベルアップ+様にも掲載しています。
最終更新:2024-02-12 22:33:23
688文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
貧困街に、テーニャという名の少年がいた。
身体の弱い母と二人暮らしの彼は、彼女と死別し孤児となる。だが、その頃からテーニャには不思議なものが見えるようになった。それは【妖精】であり、他の誰にも見えない存在。
周囲は彼がおかしくなったと笑ったが、テーニャはある日、不思議な少女と出会うのだ。
少女の名は――フラン。
貧困街に似つかわしくない彼女の出で立ちに困惑しながらも、テーニャは彼女の手助けをする。そして別れ際に、一つの髪飾りを受け取るのだった。
「いつか、返しに
きてね」
それは二人が交わした些細な約束。
だが、その小さな約束が少年の運命を大きく動かし始める。
これは【最高の修繕師】と時を同じくして、戦い続けていた少年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 16:59:38
2367文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
おれ(22)とあいこさん(28)は、あいこさんの名義の一軒家で同居していた。あいこさんを孤独死させないため、そして遺された家の始末をつけるために。おれは、あいこさんの突然死に居合わせ、1つめの役割を果たすが、曖昧な恋人関係だったあいこさんを想い、腑抜けたまま日々を過ごす。
あいこさんとの思い出や、あいこさんを知る人物との対話を経て、自分たちの関係性を再発見していくヒューマンドラマ失恋小説。
※noteにも掲載しています
最終更新:2024-02-07 00:21:16
3817文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
2020年8月に夫を亡くした作者が、2023年のクリスマスに実際にしたことを綴りました。いつもコンビニのサンドイッチばかり食べている近所のお爺ちゃんに、クリスマスくらいは温かい手料理を食べてもらおうと思い立ち。でも温めてもらったのは私の心でした。
* 武 頼庵(藤谷 K介)さまご主催の【能登沖地震復興支援!!】 繋がる絆企画への参加作品です。
最終更新:2024-02-06 09:26:16
3234文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:ロイ・ダイダロス
パニック[SF]
連載
N4310HD
皆さま、こんにちは。
私、岩田浩一郎と申します。
現在45歳、血液型はA型、家内とは若い頃に死別し、家族は九州に長女、次女がおります。
ええ、単身赴任ってやつです。
趣味はぬか床いじりと蕎麦打ちです。
こう見えてちゃんとした蕎麦が作れます。
最近の悩みは腰の痛みが酷いのと老眼ですね。
腰は去年ギックリいっちゃいました。
そんな私ですが、この大都会東京で、家族と離れながら、毎日精一杯働いております。
え?
私の職業ですか?
実はですね……。
「巨大怪獣」なん
ですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 18:20:50
10616文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
超常的なエピソードが多いジャンヌ・ダルク。その不可思議な生涯を、「実際はこんなことがあったのではないか」と、自分なりの設定を追加して辻褄を合わせた物語
-----
時は、百年戦争の渦中。
人類史上、類を見ないほど戦乱が長期化したのは、なぜなのか。
田舎の少女に過ぎなかったジャンヌ・ダルクは、なぜフランスを勝利へ導けたのか。
……その陰には、後に彼女が聖女となるきっかけともなった、一人の半修道女の存在があった。
名を、シエナのカタリナ。
二人の出逢い、交流、そして死別…
…その切なくも尊い歴史を描く物語。
-----
以下サイトにも掲載中。
https://plus.fm-p.jp/u/cachiku折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 20:00:00
20069文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
うちのダンナ詩集です。死別、喪失に苦しんでおられる方は読まないでください。死の直前直後の話が出てきます。ノンフィクションの狂気っぽい話です。
最終更新:2024-01-28 22:37:29
463文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
海底の王国では、自らの前世を見る"継承の儀式"と呼ばれる儀式がある。そして殆どの人魚や魚はその儀式で見た前世を基に自らの人生を決める。しかし、人魚の姫『アフテプ』は周りの者とは対照的に"前世に影響される生き方"への疑問を抱き、地上へ出る事を夢見ていた。
そして親友のゴマサバ『ノカ』と共に見た前世の記憶が悲しい末路を辿る夫婦の物であった事から、前世と関係の無い生き方をする上でのケジメとして"前世の二人を弔う為の旅"に出
る事を決意する。
そのようにして始まった旅の途中で二人は、「自分には人魚の知り合いが居る」と語る騎士『フリット』と出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 20:14:52
113229文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
この世を去った親友ゆかの命日の前日。まだ暗い明け方に奇跡が起こる、心温まるショートショート。
最終更新:2024-01-25 06:43:04
1533文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
不倫問題で離婚を決意した貧乏ライターの三浦美砂子。
彼女は若い頃を過ごした京都に心を癒しに来た。
そして、元同僚で親友の松倉早紀と再会する為に訪れたレストランで一枚のモノクロ写真と出会う。
そのモノクロ写真には美しい芸者と外人の軍人が写っていた。
彼女にとって京都に来たのはもう一つ目的があった。
それは、婚姻の時に判明した子供の頃に死別した母の出生地を訪ねる事だった。
そして、彼女はそこで一人の少女と出会う。
そのモノクロ写真に何か不思議な親近感を覚えた彼女はレストランの
オーナーシェフの稲垣陽一からこの写真は養父の遺品だと聞く。しかし、そこに写っている人物は誰か判らないと言う事だった
そして、彼女はふと立ち寄った小料理屋で老婆チヨからこの写真にまつわる悲恋の物語を聞く事になるが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 17:55:03
17813文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
【一途勇者×短命聖女】
「オレと結婚してくれ!!!」
聖女エレノアは慰問先の田舎街で少年ユーリからプロポーズを受けた。エレノアは20歳の侯爵令嬢、ユーリは10歳の農夫の息子。エレノアは埋まらない差があることを理解しつつも彼のプロポーズを受け入れた。婚約破棄されて間もない彼女には、少年ユーリの真っ直ぐな愛がとても眩しく見えたのだ。
とはいえこれは夢。叶わぬ幻想であることも理解していた。後にこの出来事は甘酸っぱい思い出となって互いの記憶の引き出しにしまわれるだろうと――そ
う思っていたのだ。
しかし、2人は苦難の末に結ばれ永久の愛を誓うことになる。『追想の勇者』ユーリ・カーライル。これは彼が生涯思い続けた女性、聖女・エレノア・カーライルの愛と生き様を描いた物語である。
※連載版アリ。ご興味持っていただけましたらぜひ…|ω・)チラ
https://ncode.syosetu.com/n4963io/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 19:44:18
14791文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:壊れ始めたラジオ
現実世界[恋愛]
連載
N1309IP
親との死別を乗り越えられないでいる少女、金々広美弥玖。そんな彼女が再会したのは、自身によって心を砕かれた初恋の相手だった。
同一世界観共有百合作品企画「星花女子プロジェクト」第14弾。
最終更新:2024-01-14 02:58:08
2914文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
10歳のありすは、大好きなおばあちゃんが亡くなったのをきっかけに、ふさぎこんでいました。
悲しみの夜を過ごしていると、黒い夢のなかに落ちていき、死神のような男・黒焔(こくえん)に“自分の影”を奪われてしまいます。黒い夢から脱出するため、夢のなかで出会った少年・ヒスイと共に“影”を取り戻すことに……。
ありすは黒い夢から目覚めることができるのか……!?
心が闇に閉ざされてしまったありすが希望を取り戻す“夢”物語。
「冬の童話祭2024(テーマ:ゆめのなか)」 参加作品です
。
童話を意識し、ひらがな多めで、適宜ルビを振っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 12:46:02
6220文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:紀ノ貴 ユウア
ハイファンタジー
連載
N6328HD
魔法使いの青年は恋をしていた。自分の師匠である魔女を愛していた。
しかし、魔女の心は死別した夫にある。青年はそれを分かっていながら、魔女の傍から離れたがらない。愛する人を死なせない、そのために。
最終更新:2024-01-07 15:15:29
58930文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
脳梗塞と認知症を患って入院していた親父が、先月末に亡くなった。
遺品を整理している時、会社の秘書から連絡が入った。
親父――先代社長が使っていたクラウドストレージのパスワードが、どうしてもわからないと。
親父のパスワードは……いつだって『0000』だったはずだ。
最終更新:2023-12-30 21:24:04
1000文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
ある日のこと。数年前に嫁いでいった娘が変な電話を掛けてきた。
「今週の日曜日に家に来るから。花梨に会ったらきっとビックリすると思う」
花梨とは娘の子──つまり、僕の孫で。今年4歳になる。その孫とは毎年何度か会ってる、が。
「ビックリするって、何だ?」
そして日曜日。家に娘とその孫か来た。すると孫は僕を見るなり、僕に抱きつきそして──
「久しぶり、陽一さん」
「……え?」
孫は私の唇にキス……した。
最終更新:2023-12-26 18:44:33
999文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
引きこもりニートの上“人が怖い”恐怖症だった僕は、ライトノベルを読むことをよすがに生きていた。
けれどある日目が覚めると、見覚えのない場所で?
公爵家当主の兄(跡目争いを期に兄弟仲は険悪、妻は庶民)の子で両親と死別後、引き取られた公爵家で引きこもってる?
公爵家長男の義兄とは初対面の挨拶以来、言葉を交わしたこともない?
そんなベリーハードな家庭環境な上、この世界には魔獣の被害やら、貴族の王立学園への入学義務やら、世界の均衡を崩すような事態も起こっているようで──それなんて
ライトノベルの世界……?
でもどうせ全部夢なら、今までできなかったことをしたい。
部屋の外に出たり。もしできるのなら、誰かの笑顔が見られるようなをできれば、いいな。
よくあるライトノベルのような異世界に憑依? はたまた転生? してしまった弟のお話。
怖がりで弱い弟への 愛され・溺愛・ブロマンス・片想いなど、無自覚に周りから好かれていくお話です。
(BL要素とまでいかず、男女の恋人関係まで進みません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 20:36:00
1049文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
アネモネの花言葉と18歳の誕生日に死ぬ幼馴染の話。
性癖詰め込んでます。ご注意下さい。
最終更新:2023-12-17 22:44:11
1198文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
うちのダンナ詩集の短歌版です。逝ってしまった人を偲ぶ挽歌ばかり。自分の復習も兼ねて、百人一首の本歌取りが多くあります。本歌取りとは、「この歌をふまえて~」という詠み方で、言ってみれば二次創作みたいなもの。百人一首、もう少し知りたいなって方にもおススメです。解説はあまりしませんけど、雰囲気になれてもらえれば。挽歌の気持ちに合致するので古典調のうたが多いです。たまに英語交じります。笑
最終更新:2023-12-07 10:00:00
33640文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
恋愛脳にぶっ飛んでいる父((でも相手とは死別済み))と、ただでさえ醒め果てたその父よりも精神年齢上の、けれど実年齢は5歳の幼令嬢の、それぞれの価値観攻防戦な日々を描くお話?
ギャグ要素の方が強いかもです。
将来的に乙女ゲームに移行したいですが、……出来るんでしょうか?( ´;゜;∀;゜;)
最終更新:2023-11-30 21:24:28
12026文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:白鳥かおる
現実世界[恋愛]
完結済
N0627IF
愛花とヒロシはよりを戻して、これからともに歩くことを決めた。
愛すべき恋人・立花彩香を亡くしたぼく・春木大輔は、これからの目標も希望も分からないけど、彩香に恥じない人生を進む決意をした。
「おわたしたちのこれからを見守ってください」
ヒロシとよりを戻した愛花だが、ぼくとは今まで通りの関係を望んで来た。
そしてヒロシもぼくとの繋がりをこれからも持ち続けたいと言った。
「園宮とヒロシのこれからをおれも見届けてやる」
ぼくもそれを望んだ事で、ぼくたち三人の関係はこれまで通りとな
った。
ただし結婚を前提とした関係はもちろん解消した。
間もなくヒロシがプロ野球のドラフト会議に引っ掛かり、周りから押される形で入団を決意した。
愛花も国立大学に合格して、家庭教師のアルバイトをすることで、学費に関することはすべて賄えるようになっていた。
すべてがうまく回り始めた。
そんな明るい兆しの中で、突然、愛花とヒロシに悲劇が舞い込んで来た……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-26 13:10:50
224390文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:みねバイヤーン(石投げ令嬢①②発売中)
異世界[恋愛]
短編
N0097IN
ジョナは恋多き女と評判だ。花盛りの二十歳。遊び相手には事欠かない。それに、夫も三人いる。全員、偽装の契約結婚ではあるが。
ひとり目は、騎士団長のヒューゴ。死別した妻をまだ思い続けている、一途な人だ。ふたり目は、魔道士のヴィクター。知的で静かな人。三人目は、近衛騎士のライアン。華やかな見た目で女性人気は抜群だ。
三人の夫とはうまくやっていたのだが、四人目の申し込みが入ってしまって──。
最終更新:2023-11-20 21:44:48
8322文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
心から愛した人は、燃えるように真っ赤に染まる木々の向こうに、消えていった_。
実家で虐げられて育ったリディアは、十四で三十以上年の離れたベルディアナ侯爵の元へ嫁いだ。侯爵の温かい愛情を受け、幸せに暮らしていたリディアだったが、四年目の秋の日、異民族の討伐へ向かった侯爵は帰らぬ人となった。悲しみに暮れ、生きる意味を失ったリディアの元に帰ってきた夫はただひとすくいの遺灰だった。
しかし彼が遺した物はそれだけではなかった。遺灰が届いたその一ヶ月後、リディアが侯爵に贈ったペ
ンダントを持った美しい容姿の男が訪ねてきたのだ。そして、こう言った。
ベルディアナ侯爵の遺言により、爵位と財産、そして、前侯爵夫人を相続する。
リディアは遺言により男の妻となり、愛する夫の全てを手に入れた男はそんなリディアを_。
侯爵はリディアに何も教えてはいなかった。けれど、心を交わすことの無いままに死別し、絶望の縁に立つリディアは、新しい夫によって侯爵が遺したものに気づきその愛を知ることになる。そして、リディアを「奥さん」と呼ぶ男の真の願いとは_。
*ほんのりですが残酷な描写があるのでR15にしました。
*ハッピーエンド寄りです。バッドエンドではありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 11:06:11
17119文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
夕焼けの素晴らしい光景に心を奪われた、絵師志望の二人の少年がいた。
一人はずっと夕焼けを眺め続けていた。
もう一人は夕焼けを追い求めて走りだした。
その日以来、二人が再び会うことは無かった。
長い年月が経ち、少年の一人は大人になって、絵を描くことを仕事にしていた。
だが彼には、あの夕焼けを描くことができないことへの焦りがあった。
仕事を紹介され、久しぶりに地元へやってきた彼に、思いもよらないことが起こった。
あの日の夕焼けと、別れたもう一人の少年との、『ありえない再会』
。
彼は、自分の中にある情熱と、真剣に向き合う時が来たのである。
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家紋 武範様主催の企画、『夕焼け企画』の参加作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 19:28:49
6700文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
夕焼けの綺麗な時刻、夕映ゆえは自室で幼馴染みの真吾しんごと寛いでいる。
「何を考えてる」と真吾に問われ、「別に」と答えた夕映に真吾が言った。
「こんな夕暮れ時に哲てつが……死んだから?」
本作は、家紋武範さま主催「夕焼け企画」参加作品です。
最終更新:2023-11-04 07:56:58
1126文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:290pt 評価ポイント:276pt
うちのダンナ詩集です。夫を亡くして3年2か月ですが、今日初めて心に浮かんだ感慨なので書き留めておきたいのです。今までは3年分年老いて不細工なオバサンになった自分を夫に見られなくてよかったなんて強がりを言っていたのですが。もし死別に苦しむ方がおられましたら、相手がくれた愛情が自分の力や笑顔になる日が来ます。私もその途中。
最終更新:2023-10-19 03:57:44
250文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:海凪 悠晴
ヒューマンドラマ
完結済
N9729IK
「この痣はユウキの生きていた証拠。つまりは形見なんだから……。」
※ワケアリケイ=「訳有り系」創作品(フィクション小説)
本作の主人公・岩谷アヤカ(二十一歳)は、夫のユウキ(二十六歳)を交通事故で失う。
残されたアヤカと、娘・ナツミ(二歳)。一家の大黒柱であり、アヤカにはとっての最愛の夫、ナツミにとってはお父さんという存在を亡くした岩谷家、家計すら立ち行かなくなるが。
※初出:2023年5月
noteでの連載:https://note.com/nko/n/n14da32
daa185
電子書籍(キンドル)版:https://www.amazon.co.jp/dp/B0C972DF6N
の再投稿です。
本サイトでは【全10回】にわたり、2023年10月1日から10日まで、毎日正午に掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 12:00:00
18988文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
うちのダンナ詩集です。
夫の他界から3年2か月。自堕落になったところ、投げやりになったところ、いろいろですが、金魚だけには愛情を注いで暮らしてます。笑
素敵な週末の朝にイスラエル―パレスチナが戦争状態に入ったというニュースに接し、やるせなくなりました。人は金魚にはなれないんですよね。
最終更新:2023-10-08 23:53:06
627文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
脳梗塞で死んでしまった貴方の忘れ物、それは下書きだけして送れずにいたたくさんのメールだった。
一日、また一日、そのメールを読み返す時間が、新しい日課になった。
貴方の足跡が、思考が、そこにあった。
内向きな人で、いつもむっつり黙っていた貴方が、どれだけ私を思ってくれていたか、それがわかるだけで、幸せだった。
最終更新:2023-10-05 17:10:18
4567文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
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