「私は誰か」
夢で誰かがそう問いかける、そんな夢が何度も、何度も繰り返す。猫田緋月はその奇妙な夢に対し、焦燥の念を抱きつつも誰にも話せず仕舞いだった。
そんななか世間を震わすひとつの事件が存在していた、俗に言う無差別連続殺人である。
「今日もまた殺された」
2日から4日の間隔で流れるニュースに緋月も内心恐れつつ少し慣れてしまった。
しかし、そんな日常も本当は恐ろしく脆いものなのだろう。次に起きる事件によってまもなく恐ろしくも平穏ではあった緋月の日常も崩れ去る。
この物語はそんな緋月の不思議で恐ろしい非日常を描いた物語である。
初めての投稿ですので、あまり慣れておらずまた内容も稚拙かもしれません。
どうか暖かい目で見てください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 17:53:33
3833文字
会話率:64%
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