「えっ?あたしがあらすじ紹介するんッスか?まあ、給料分ぐらいは働きますよ」
どこにでもあるだろう街並み。どこにでもあるだろう営み。しかし、その街の日常は少々歪んでいた。自分が死んでいることに気づかない老人。自分たちの実力も分からず喧嘩を売るガキんちょ共。カンガルーに変わったおばちゃんたち。猫耳半裸変態下着泥棒のサラリーマン。働かない保健所に、駆け付けた警官を食らうような虎が闊歩する街なのだ。
そんな街で探偵らしい探偵である功と、その助手ツバサは依頼で一人の少女を保護するこ
とになる。
少女の名はエリザ。人を従わせる能力を持つ、その少々常識の通じない街においても特異な存在であった。
そんなエリザと功は、しばし変わったようで何も変わらない日常を過ごす。
しかし、そのとき既にエリザの特殊な能力を欲した人間は動き出していた!
襲い来るゴリラの群れから功はエリザを守り切るために奔走する!
お山の大将であるキングウンチコングを倒すことはできるのか!
「え、最後の一文がちがう?絶対そっちの方が話面白いッスよ!真面目にやれ?あ、はいはい。てか、糞長いタイトル以上の情報要ります?あたしはよく分からないので、これでいいと思いますね。助手なのに山場で活躍できないんで。大筋は姫様を救い出す騎士の物語、現代版超能力バトル〇ラゴン〇エストですよ。超粗筋、完、終わり。じゃあ、あたし給料もらって帰るんで、お疲れ様です!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 19:00:00
101595文字
会話率:40%
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