「──小さな意思は、やがて大きな力となる」
遥か古、たった一つの、世界を怨む誰かの悪意から生まれた、世界を滅ぼせる程の力を持った悪魔の道具があった。 それは何年、何千年ととある一族に封じられていた。
そして、その道具を封印し続ける使命をもった少女と少女に起こった悲劇
それは物語の始まりでもあり、少女の運命の始まりでもあっ た。
──この物語を我らが一族に捧ぐ。
この小説は創作サイト「方舟少女」にも掲載しております。
最終更新:2017-09-25 22:06:09
93146文字
会話率:32%
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『クロスセピア』ーーそれが、巨大な浮遊物が有する名前だった。その中に人々は住居を建て、道を作り、歴史を刻んできた。全盛期には十五万超す人口を保持するほどの経済力があり、中心部にはそれを象徴するような立派な城が構えられていた。わかりやすく言い換えれば、空に浮かぶ王国。そしてその中心地である町の名前はランクリットと言った。これは空の都、ランクリットから始まる、町の娘カノンと、ある秘密を抱えた少年ノアとの小さな物語である。※第二章完結しました。
最終更新:2014-09-25 16:36:33
128226文字
会話率:50%
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