アイリッシュ・スタンバーグことアイは転生してきた伯爵令嬢。物作りが好きで夢中になってしまい気づけば既に二十八歳となっていた。
父親の奮闘のお陰もあり申し分ない婚約者が決まったのだが、お相手はブルクファルト辺境伯の嫡男で、まだ十一歳。
そして遂に対面する日が訪れ部屋に呼ばれたアイが扉のさきに見たものは──部屋の中央にパン一で吊るされた美少年の姿だった。
「やぁ、来たね。僕の子猫ちゃん」と凛々しい表情の婚約者リーン。
「どおしてこうなったああああっ!!」
容易く
婚約破棄など出来ない相手。
アイは、結婚迄にリーンの性格を改善させるように頼まれるたが、四苦八苦しながら奮闘するも、どうしても婚約者の方が一枚上手!?
果たしてアイは、リーンの性格を改善することは出来るのか!?
それとも政争や憎愛に巻き込まれながらも、外面だけは紳士的な態度のリーンに助けられアイはやがて……となるのだろうか?
※基本的に主人公に対してしか変態っぽいところは見せません。
※過激な表現は抑えております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-01 20:18:16
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会話率:46%
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