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検索結果:149 件
作:狭山ひびき@バカふり120万部突破
異世界[恋愛]
連載
N0123IV
「ごきげんよう。このたび、あなたの正妃として嫁いでまいりました、モルディア国第一王女にしてマグドネル国王の養女、ヴィオレーヌと申します。あなたが殺害を計画した、女です」
ヴィオレーヌは、夫となるルーファスに剣を突きつけて微笑んだ。
戦に負けたマグドネル国からの人質として、ヴィオレーヌは今日、ルウェルハスト国へ嫁いで来たのだ。
そして一度目の人生で今日夫ルーファスに殺されたヴィオレーヌは、人生をやり直して今日に戻って来た。殺されぬよう、絶大な力を手に入れて。
「禁術で旦那様
の心臓とわたしの心臓をつなげさせていただきました。文字通りの運命共同体ですわ。ふふっ、夫婦らしくていいでしょう?」
笑顔で宣言するヴィオレーヌに、ルーファスは愕然と目を見開く。
祖国モルディア国のため、敵国だった国で自分を殺そうとした夫の側で、うまく立ち回り生きていくことを決意するヴィオレーヌ。
周囲が敵ばかりの国で、ヴィオレーヌは己の力を見せつけ、少しずつ味方を増やしていく。
それはやがて、いつしかヴィオレーヌを疎んじていたはずのルーファスの心まで動かしていき――
力をつけて、覚悟を決めて挑んだヴィオレーヌが、やり直しの人生でトラブルに巻き込まれながらも幸せをつかんでいくお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 07:00:00
131958文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:6880pt 評価ポイント:3548pt
作:ルナCEO@月5万を授けるプロ
ハイファンタジー
連載
N5372IY
「星降る夜に願いを込めて」
「私には何の取り柄もありません。精霊たちにも見放されてしまったのです」
暗がりの占い館で、エレナは涙を浮かべながら語り始めた。占い師は彼女の手を優しく包み込むと、静かに言った。
「あなたは愛情深く誠実な人。でもそれが仇となり、時に自分を犠牲にし過ぎるのです。本当に大切なのは、自分を愛し、自分を信じること。その力があれば、必ず道は開けるはず」
「でも、私にそんな力があるでしょうか?」エレナの声は震えていた。
「あなたはもっと自分を信じるべき
です。誰かに認められるために頑張るのではなく、自分の人生を自分で選択していく勇気を持つこと。それがあなたの本当の強さなのです」
占い師の言葉は、エレナの心に光を灯した。自分を見失わず、信念を貫く勇気。占いを通して内なる声に導かれ、彼女は新しい人生を切り拓いていく決意をした。しかし、変わることへの恐れもあった。
「私には無理かもしれません。今さら新しい道を歩むなんて」迷いを吐露するエレナに、占い師は諭すように言った。
「人生に『今さら』はありません。大切なのは、自分の人生に誠実であること。傷ついた過去も、全てはあなたを強くするためにあったのです」
占い師の言葉は、エレナの心の闇を優しく照らし出した。精霊に認められようと必死だった日々。本当の自分を見失っていたのかもしれない。変わることへの恐れはあるが、心の奥底では強く願っていた。占い師はそんな彼女の背中を、優しく後押ししてくれた。
苦難の日々も、全ては自分を強くするため。エレナは占い師になる決意をした。悩める人々に寄り添い、勇気を与えたい。魔力はなくても、人の心に灯りをともせる、それが彼女の新たな使命だ。
「本当にありがとうございます。私、頑張ってみます」希望に満ちたエレナの瞳を見て、占い師は微笑んだ。
「あなたならきっと素敵な占い師になれるわ。自分を信じて、前を向いて」
星空の下、エレナは心に誓う。どんな困難も乗り越え、自分らしい人生を歩んでいくと。かつて精霊に願った少女は、今、星に願いを託した。自らの手で未来を切り拓くために。
エレナの新たな旅が、今、始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 20:11:18
1058文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:柴崎 りょう
ハイファンタジー
連載
N0405II
『プロローグ』
昔は要所として栄えた ”海に浮かぶ古城”は、贅ある限りを尽くし溺愛されて育った哀れな貴族の息子と同様、見栄のみが先行し、中身のない恥知らずの伽藍堂と揶揄され、ひっそりと歴史の中に埋もれていく遺物でしかなかった。
そして今、朽ち果てた城に行き来できる唯一の大橋が人策によって意図的に崩壊し、完全に孤立している。
因果なのだろうか、思わず顔に出てしまった嘲笑を制し、これから戦場となる舞台を悠然と見下ろす。
蒼白い月光に照らされた”海に浮かぶ古城”を最後の砦とし、
逃れる場所がないことを悟り決意した領民たちは、農機具の鍬や鋤、身幅の大きい包丁を手に取り、つぎはぎだらけの布をまとって、海から渡ってくる外敵を退けるために身命を賭けよとしている。
青年は、ポケットに入れてあった何の変哲もないふたつの指輪を愛おしそうに見やると、果樹園から運ばれてくる花の香りを思い起こした。「故郷の匂いだ」 青年は呟くと頬を緩め微笑んだ。わずかに赤みを帯びた金色の髪を逆立せ、彼の碧眼は歓喜に色を輝かせていた。
青年は、前だけを見つめている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:00:00
60014文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:30pt
後宮には死を愛でる死神がいる。
皇帝が病に倒れたことによりはじまった後継者争い。
それに巻き込まれた第十三皇子・魏 魁閻(ぎ かいえん)はある日、体に謎の刺青が浮かび上がる。
それから周囲の人間が不可解な死を遂げていく。
『呪いの皇子』と恐れられた魁閻は自ら命を絶とうとするも、彼は既に死ねない体になっていた。
彼が助けを求めたのは黒葬宮(こくそうぐう)に暮す『死妃』(しひ)と呼ばれる奇妙な妃。
死神と恐れられる彼女は、魁閻の刺青をみて微笑んだ。
「それは死の呪いだ。その
刺青が体を覆い尽したならば、この後宮にいる人間は皆死に絶える」
魁閻は死妃・紫苑(しおん)と協力し、死の呪いを解く方法を探しながら
この後宮で起こる不可解な死を防いでいく。
死にたくても死ねない皇子×死を愛でる死神妃 が繰り広げる
中華風後宮ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 18:00:00
23809文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
「それでも僕は、お兄ちゃんの事大好きだよ。」
蓮はそういうと、寂しそうに微笑んだ。
これは、風眞蓮という少年の悲壮と勇気の冒険譚。
年輪の世界と呼ばれる世界群の中で、唯一裏と表のある世界「エンドオブエデン」
裏の世界と呼ばれるディセントで起きようとしている、1000年前に起こったオリュンポスの神々による大戦争のその続き。
それを止めるべく戦う「聖獣の守護者」の末裔達と蓮。
年輪の世界の破壊を望み戦争に加担する異端の神と、「ディン・アストレフ」という年輪の世界の守護者に戦士達
を育てるべく集められた異世界の者達の思惑が交差する。
彼が見るであろう世界は美しく、とても残酷であろう。
しかし彼は進む、己の運命を知らずに。
共に戦う仲間たちと紡ぐその物語は、どのような終わりを迎えるのか。
それを知るのは、ただ一人のみ。
https://ncode.syosetu.com/n0782gr/
こちらに設定資料集を掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 19:52:03
871615文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:52pt 評価ポイント:30pt
世界で一番の美を纏った絵画の私は、画家である彼の生涯を見つめ続ける。
きっと千年後も彼の思想が生きていることを願って、夢に狂う彼へ何処か期待する絵画は微笑んだ。
最終更新:2024-02-25 15:49:38
3610文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
エルダイン辺境伯の長女フェリシティは、自国であるコルネリア王国の第一王子メルヴィルの5人居る婚約者候補の1人である。その婚約者候補5人の中でも幼い頃から仲が良かった為、フェリシティが婚約者になると思われていたが──。
え?今更ですか?誰もがそれを望んでいるとは思わないで下さい──と、フェリシティはニッコリ微笑んだ。
❋相変わらずのゆるふわ設定なので、軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。
❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。すみません。
❋アルファポリ
ス様では、既に完結済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 21:36:07
114321文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:85pt
総合ポイント:10108pt 評価ポイント:7508pt
「国王陛下!わたくしは偽者の花嫁です!どうぞ僕を処刑してください!!」「とりあえず、落ち着こうか?(にっこり)」意地悪な義母の策略で義弟の代わりに辺境国へ嫁いだオメガ王女のフウル。正直な性格のせいで嘘をつくことができずに命を捨てる覚悟で夫となる国王に真実を告げる。だが美貌の国王リオ・ナバはなぜかにっこりと微笑んだ。そしてフウルを甘々にもてなしてくれる。「きっとこれは処刑前の罠だわ?」不幸生活が身についたフウルはビクビクしながら城で暮らすが、実は国王にはある考えがあって⋯⋯?
最終更新:2024-02-16 21:18:14
26397文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:284pt 評価ポイント:184pt
ブリザードカップルと呼ばれる、ドータルダッド公爵令夫妻。
今日の夜会でも、アルカイックスマイルを浮かべながら見つめ合う。
しかし、会話をするわけでもなくただダンスを踊っている二人。
それを周りの人々がひそひそ話をしながら眺めている。
あの二人はいつ離縁するのだろうと、賭けをしている輩までいると聞く。
妻はもうそろそろ結論を出してもいいと思っているが、夫は一番効果的な時期を狙っているらしく、まだ実行しようとはしない。
必要書類は全て準備万端だというのにまだ行動
を起こせないこの状態に、妻は正直なところうんざりしていた。
そこへ飛びきりの美人がやって来て、夫の耳元で何か囁くと、普段クールな表情を崩さない夫が嬉しそうに微笑んだ。
どうやらようやく夫は、真実を公にする気になったらしい。
妻はこれから始まる茶番劇に心踊らすのだった。これからこの夫婦は一体どうなるのか! 断罪されるのは誰なのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 21:19:34
18427文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:白うさぎの子
ハイファンタジー
完結済
N2603IG
「もし今の人生経験と知識を持ったまま、元気な身体に若返ることができたら、きっと色々な夢を叶かなえられるんだろうな……」
私は終末期病棟の病室で、雪が降る窓の外を見ながら、その口から溜息を吐く。
21世紀も半ばを過ぎた頃、私も多くの老人と同様にガンに侵され、齢62歳で人生の終わりを迎えようとしていた。
「おばあちゃんの夢はな~に? 何になりたいの?」
ある日の病室で、孫が目を輝かせながら私に尋ねる。
私は自分の人生を振り返って、若い頃になりたかった「憧れの存在」を孫に答え
た。
「『王女様』! おばあちゃんはね、ずっと魔法の国の王女様になりたかったんだよ」
その回答に孫は目を輝かせ、私も孫のその顔を見て微笑んだ。
◇ ◇ ◇
孫とそんなやりとりをした翌週、私はその人生を静かに終えた──。
◇ ◇ ◇
「ソフィア様! 起きてください! いつまで寝てるんですかっ!」
私はその声で目を覚ますと、目の前に広がるヨーロッパ中世の宮殿のような光景を見て目を点にする。確実に言えるのは、ここが元の世界とは違っていて、私が王女に転生したということだ。
「やった~!! 異世界転生、きたぁ~~!!」
しかし、周りを見れば見る程……不愛想な侍女と話せば話す程、何かがおかしい。
……この異世界の文化は、とてつもなくショボかった。
「これじゃあ、単なる貧乏王女じゃないの!」
このお語は、大きな失望から始まる「異世界キラキラ王女生活(仮)」を描いた物語です──。
※お読みいただいた後、☆で評価して頂くと作者が喜びます。宜しくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 09:49:58
195393文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:270pt 評価ポイント:168pt
「江戸時代、紙屋で働いていた一人の若者が、店のお嬢様と恋に落ちた。若者は大旦那様に結婚の許しを得ようとしたのだけれど、はねつけられた。それでもあきらめない、何度も何度もやってきて畳に頭をこすり付けて懇願する若者に、大旦那様は言ったの。空を飛んでみせろ。そしたら娘はお前にくれてやる」
想いを告げてくれた彼に対して、わたしはこんな話をしている。遠まわしに断られていると思ったかもしれない。
「それって天地がひっくり返っても、お前なんかに娘はやらないっていっているようなものだ
よね。だって江戸時代だろ?」
「でも、彼は飛んだのよ」
「何と」
「紙屋の技を活かしてね。和紙と布と竹の骨組で、とんでもなく大きい翼を組み立てたの」
「ハング・グライダーだ」
「そう、イギリスの誰だかがハング・グライダーでの滑降に成功した、その何十年も前のこと。ライト兄弟による飛行機発明の百二十年前。数え切れないほどの試作を繰り返して、ある夏の日、彼は橋の欄干から飛んだ。恋人の見守る前で。そりゃ物凄く怖かったろうけど一生に一度の勇気を出して、世界で初めて彼は飛んだ」
「で、ハッピーエンド?」
なんてあこがれる言葉だろう、ハッピーエンド。わたしは首を横に振った。
「残念ながら。夕涼みしていた町人たちが大騒ぎしちゃってね。本気で天狗が飛んできたと思ったみたい。彼、名前は浮田幸吉っていうんだけど、役人に取り押さえられて町から追い出されたそうよ。恋人ともそれっきり」
「罰が厳しいなあ」
「殿様の頭上を飛んだのがまずかったの」
「文字通り頭が高いってやつか。ところで、ということはだ。この場合みどりは紙屋の大旦那様で、俺がその浮田幸吉って人なのかな」
「ひどいでしょ、わたし。あきれてくれていいよ」
「こんなことであきれるくらいなら」
彼は、その先は言わずに微笑んだ。
わたしは彼に告白された。つきあってくれといわれた。その返事としてわたしは要するに、なにか凄いことをしてみせてくれたら、つきあってあげてもいいよと言っているのだ。
愚かしいほどに、頭が高い。
雨が窓ガラスを、わたしのことを咎めるようにたたき続けた。
あなたは何様ですか。そんなことをしてもらえるような、上等な人間なのですか。
本当はわたしにだって分かっている。
空を飛ぶべきはわたしなのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 02:11:07
148922文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:20pt
マリア・トルースは入学案内を見て、前世でプレイしていた乙女ゲームのモブに転生していたことに気が付く。
それならやることは一つ。
キャラたちのイベントをこの目で楽しみ、日記に残すこと。
だがしかしどうだろう?
ヒロイン、オフィーリアの様子がおかしい。
そして決定的なことが起こる。
まだ一年生のオフィーリアは、三年生の卒業記念パーティーを友人、ユレイアの断罪パーティーへと変えようとしていた。
待って、このゲームに婚約破棄イベントも断罪イベントもないからね!?
その時、幼
馴染のジークがユレイアを助けるために言ったこと。
「こちらも証拠を出せばいいのでは?」と。
そしてなぜか私に差し出される手。
ジークの執事が証拠として持ってきたのは私の日記だった。
ジークは言った。
"マリア・トルース"の日記だ、と。
それを聞いてユレイアは「あら、まぁ」と微笑んだ。
なぜか日記を読まれるはめになった、モブ令嬢のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 12:35:14
20089文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:19132pt 評価ポイント:17244pt
身分違いの駆け落ち結婚の末生まれたリリシアは、両親が亡くなり遠縁の伯爵家に養女に迎えられる。だがそこに彼女の居場所はなく、幼い頃からなにかと冷たくされてきた。そんな彼女にある日突然婚礼の話が舞い降りる。
求婚したのは、とてつもない美青年だが変人と噂のセヴィリス・デインハルト卿。
リリシアは緊張しながらも、妻としての役割を果たすため彼の元へ嫁ぐ。ほんの少しの秘密を抱えて。
嫁ぎ先の館でリリシアは花嫁として大歓迎される。だが、新郎はなんと、「君と夫婦生活を送るつもりはないか
ら安心して!」と微笑んだ。夫には大切な役目があるのだという。戸惑いの新生活は驚きの連続だし、夫には「その気」はない……。
純情聖騎士と、のけもの令嬢。
初心な二人の、あんまりすれ違わない剣と魔法のファンタジー新婚生活が始まりますー!
(*ムーンライトノベルズにある同作品を改稿の上転載しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 17:15:01
80396文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:232pt 評価ポイント:144pt
31歳の誕生日を迎えた私ーーローラ・ウォーカーは、愛らしい愛娘と頼れる旦那様に囲まれて誕生日パーティーをしていた。
私の首にある水晶の首飾りーー死んだ母の形見を羨ましそうに見つめる14歳の愛娘に、
「あなたが15歳になったら上げるから」
私は微笑んだ。
(お母さん。少しはこの水晶の首飾りが似合うようになったかな)
「耳の不自由な私」×「第一王子」×「母」×「ざまあ」の恋愛物語。
"神様は見ているから"
その言葉を信じたらどん底だった私
の人生に光が差した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 06:28:06
9715文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:232pt 評価ポイント:224pt
伯爵令嬢のアリエッタは昔から破壊衝動を隠して生きてきた。優しい家族、誠実な婚約者。およそ幸せと呼べるものを持っていても、アリエッタは満たされない。
そんな彼女の人生に、一筋の光が差し込む。
「アリエッタが他の令嬢を虐めている」という噂が学園内で流れ始めたのだ。誰かが己の「悪」を望んでいると知ったアリエッタはうっとりと微笑んだ。
最終更新:2023-10-13 11:35:50
4741文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:0pt
そのイケメン騎士は、どの令嬢にも靡かない。
淡々と、そしてあくまでも冷静に。
騎士の友人の婚約者だけは、「大丈夫」と微笑んだ。
「心配いりませんわ」とも言った。
その理由とは───。
最終更新:2023-10-07 20:30:55
10085文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:9160pt 評価ポイント:8308pt
「ねぇ、刑事さん。私、今とても良い気分なんです。
だからね、これからどんな判決が出ようと控訴する気はないんですよ。例え死刑でも笑って受け入れます」
曽根由香里は上気した桃色の頬に手を当て、まるでどこかのカフェで、気の知れた友人にプロポーズの報告をするように嬉しそうに微笑んだ。
「まあ…被害者は亡くなった訳じゃなので死刑までは…重い傷害罪の場合でも15年以下の懲役か50万円以下の罰金ですから」
私が取り調べ室のテーブルに乗る資料をパラパラとめくりながらそう答えると「そうなん
ですよね…ちょっと残念です」と、曽根は肩をすくめて、まるで死刑を望んでいるように言った。
二度も好きな人を奪われて復讐を決意し、実行するまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-09 20:52:31
7126文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:3476pt 評価ポイント:3146pt
作:美杉。アルファで奨励賞&読者賞受賞★冬まで走り切ります!
異世界[恋愛]
短編
N8464IG
聖女イリーナ、聖女エレーネ。二人の双子の姉妹は王都を守護する聖女として仕えてきた。
しかし王都に厄災が降り注ぎ、守りの大魔方陣を使わなくてはいけないことに。
この大魔方陣を使えば自身の魔力は尽きてしまう。
そのため、もう二度と聖女には戻れない。
その役割に選ばれたのは妹のエレーネだった。
ただエレーネは魔力こそ多いものの体が弱く、とても耐えられないと姉に懇願する。
するとイリーナは妹を不憫に思い、自らが変わり出る。
力のないイリーナは厄災の前線で傷つき
ながらもその力を発動する。
ボロボロになったイリーナを見下げ、ただエレーネは微笑んだ。
自ら滅びてくれてありがとうと――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 17:07:04
11800文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:410pt 評価ポイント:362pt
その日、ティタイトは国の隅々まで祝福の声が響いていた。新しい国王の就任だ。人々は各地で、内乱から国を取り返した先代国王の功績を讃え、若い国王の未来を寿(ことほ)ぎ、宴で大いに飲み食いをした。
今も人々の記憶にある内乱の頃、草原の国ティタイトは、大地を血に染めた。
反乱軍の卑怯な戦いに敗れた王家は、族滅の危機に瀕していた。ティタイトの民から尊敬を込めて白い鷹という名を贈られたライティーザの男、新王の祖父が、戦の風向きを変えた。
大河を越えてきた異国の祖父が救った乳
飲み子が、父が取り戻した国の国王となる目出度い日に、若い国王は、己の名を改めると宣言した。今日からは、乳飲み子だった新国王と幼子であった姉、若かった両親を救った祖父の名ロバートが、草原の国ティタイトの国王の名だ。
星が瞬く頃になっても、宴が続く王宮にある庭の一角で、一人の男が焚き火をしていた。まるでこれから野営でもするかのように、天幕を背にしていた男の目が、炎の向こうの人影を映した。
「誰だ」
相手の名を聞き、男は微笑んだ。男はその名を知っていた。草原の国ティタイトの新王ロバートの就任式に合わせて、大河を越えてきた新王の母親の縁者の一人だ。
「おいで」
炎に照らされた人物は、男の記憶にある少年によく似ていた。
これは男が少年に語って聞かせた物語。
本編「マグノリアの花の咲く頃に」の後日譚です。
本編は完結しております。
第一部https://ncode.syosetu.com/n9505gp/
第二部https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第三部https://ncode.syosetu.com/n2035gy/
第四部https://ncode.syosetu.com/n2114hd/
本編にも是非お越しください。
フィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。中世の欧州を基盤とした架空の世界です。身分制度があります。宗教もあります。物語の設定上のものであり、作者個人の思想との関連性はありません。
著作権は作者にあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 07:00:00
7703文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:85pt
総合ポイント:272pt 評価ポイント:200pt
作:緋色の雨@カクヨムコン8恋愛部門大賞&漫画賞のW受賞!
異世界[恋愛]
短編
N5388IG
「エリザベート、ミリエラに数々の嫌がらせをした罪で断罪する!」
三つ年下の婚約者、エリック王子にそう宣言された彼女はお可愛いことと微笑んだ。
これは――王国の南部を支配するヴィルムヘイム侯爵家の跡取り娘。莫大な富と輝かしい名誉、愛する婚約者や忠実な侍女、それらすべてを手にしたお嬢様の物語。
最終更新:2023-06-08 20:00:00
3446文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:6694pt 評価ポイント:6192pt
「君が俺のものじゃなくても、俺は君のものだよ」
そんな全てを与える振りをして。
自由も心も夢さえも、全てを奪って行く。
「俺は君を愛している。隣にいてくれるなら、なり振りは構っていられないんだ
王子はまたいつもの瞳で微笑んだ。雁字搦めにして、絶対に逃がさないように
ルーシェ・カナンは嵐の海で隣国の第7王子アルフライン・ハーク・ルギナスを助ける。
人狼とのクォーターであるアルフラインの求愛を避けながらもルーシェはアルフラインに惹かれていく。
そしてルーシェもまた人魚とのハ
ーフという奇異な魔力と運命を持つ娘だった。
嵐の中の出会いが運命の歯車を動かし、周囲の人や国までも巻き込んでいく物語。
突き抜ける空のような、透き通る海のような、どこまでも爽やかなそんな恋がしてみたかった。
実際の恋は土砂降りの雨の中を走っているみたいに苦しくて。
それでも───
「一緒に生きましょう。アルフライン様。私も貴方を愛しています」
結局はただ単純に。共に居られれば、それだけで────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 23:39:06
84006文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:20pt
王立貴族学園卒業パーティの最中。王国唯一の王子であるユーリウスが婚約破棄を宣言する。
その宣言を受け、ヒルデガルト公爵令嬢は嫣然と微笑んだ。
「ええ、わたくしは婚約破棄を受け入れるわ」
――だって、すべては彼女の掌の上。
※ざまあ亜種、もしくは変則的ざまぁ。ざまぁタグをつけるのはためらいました。
最終更新:2023-04-19 06:15:24
6666文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:15156pt 評価ポイント:13480pt
「────あたしは、あたしを好きなアキが大好きなの」
高校入学前に失恋した「彼女」はいつも、まるでボクのことなんて見透かしてしまったかのようにそう言って微笑んだ。その言葉に、声に、自分はきっと彼女しか好きになれないのだと思いこんでいた────そうであって欲しいと、心の何処かで願っていた。
過去の失恋がトラウマとなり人と深く関わることを恐れる少女・塩瀬晶は、星花女子学園で自分に自信が持てない少女・川蝉弥斗と出逢い、様々な人の協力を経て友人関係を築いてゆく。人と関わることを怖
がりながらも穏やかで誠実な弥斗と関わってゆく中で、晶は彼女に対する自分の感情が友情とは異なるものであることを知ってしまい────
***
柔い花の香りと、熱い夏の風の香りが鼻腔を擽った。目の前に呆然と立っている彼女は酷く悲しそうな顔をしていて、その表情に結局最後まで君を困らせることしか出来なかったな、なんて考えて自嘲する。それでもこうでもしなければ君をますます傷つけるだけなんだ、なんて頭の中で呟いた自分の声が、やけに言い訳めいて聞こえた。
どうして、と夏の風に紛れて彼女の細く澄んだ声が聞こえた。この関係の始まりはボクだったのに終わらせるのもボクなのかなんて、どうしようもないそんなつまらないことを考えてしまう。
ボクは「さっき言ったとおりだよ」なんて呟いて彼女に向かって笑いかける。彼女の目に映る自分が酷い人間であるようにと願いながら、何度も何度も練習してやっと上手に言えるようになったその言葉をゆっくりと舌先にのせて「川蝉さん」と名前を呼んでから、出来るだけ彼女に冷たく聞こえるように呟いた。
「────今まで、本当にありがとう」
***
主催:楠富つかさ様、星花女子プロジェクト
協力:星花女子学園、星花女子学園写真部、園芸部、空の宮市
キャラクター原案:桜ノ夜月(塩瀬晶)、今際ヨモ様(川蝉 弥斗様考案)
星花女子プロジェクト概要:架空都市S県空の宮市に建つ、中高一貫型私立女子高等学校「私立星花女子学園」を舞台とする世界観共有日常系学園百合小説企画の第7期参加作品。現在は10期まで開催中
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※不定期土曜更新(時々日曜更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-16 01:43:18
244981文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:77pt 評価ポイント:35pt
作:とりぷるぺけ
ヒューマンドラマ
短編
N3058IE
守り神・三瀬様(みつせさま)の花嫁となった少女・蒼葉(あおば)。
彼女は供物と共に、三瀬様を迎えるための社でその時を待つ。
しかしにわかに外が騒がしくなり、嫌な予感を覚えた蒼葉は太刀を手に町へと向かった。
広がる景色は生まれ育った故郷が、炎に巻かれる光景。
その元凶である青年は、蒼葉を見て悲しそうに微笑んだ。
最終更新:2023-04-14 20:43:02
4177文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「カタリナ。お前、わざと下克上を受け入れたろう」
血の繋がりのない兄エリアスに尋ねられ、カタリナ・アウィス辺境伯令嬢はにこりと微笑んだ。
その日、聖女として王子と婚約していたカタリナは、王子から婚約破棄を申し渡されていた。
彼の隣には可愛らしい男爵令嬢がおり、勝ち誇った笑みを浮かべていて。
「これからは私が聖女となり、扉をお守りしますから」
男爵令嬢は、異界と繋がる扉の封印継続を引き継ぎ、自分が王子の婚約者になると話す。
けれど、欲深く怠惰な男爵令嬢に聖女の役割
は荷が重く……
自分が出演する乙女ゲームを未来視として見てしまった二人の聖女……暗殺される予定だった辺境伯令嬢と主人公として愛されるはずだった男爵令嬢の未来は、ゲームのルートから大きく逸れはじめる。
やがて、決して叶わないと諦めていたカタリナの恋も、進展を始めて……
ざまぁは比較的軽め。爽やかなハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 08:13:35
9991文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:6540pt 評価ポイント:6010pt
私は蛭田那奈(ひるだなな)。30代後半。独身。職業は弁護士。
3か月前に仕事で、九州のホテル・サンタ・アナを訪れた。
休暇となれば私は一人で旅に出かけ、世界中の高級ホテルやレストランで時間を過ごす。そのために生きていると言っても過言ではない。
いま私はホテル・サンタ・アナで休暇を過ごしている。
これほど居心地の良い場所に身を置いたことはこれまでにない。私は日常に戻るのが嫌になった。このホテルには宿泊は最長6泊までというルールがある。私は滞在を伸ばすため、交渉をしようとしたが部
屋がないと断れた。
チェックアウトのときに、フロントでアナという名札を若い女性が微笑んだ。私は財布を出すためにバッグを開けた。中にピストルがあった。
アナはここに残る。私は残れない。私はアナに銃口を向けた…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 20:30:00
14235文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:85pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
和国より海を渡りて陰陽師来たり─。
皇帝の招きにより、陰陽師が庸国にやってきた。
「陰陽師天御門星よ、そなたには後宮に現れる妖を退治してほしい」
庸国の若き皇帝を見た瞬間、星は驚愕する。
皇帝に鬼の気配がしたのだ。
星にとって鬼は兄の敵。
兄を殺した悪鬼の行方を追い、男装してまで庸国に来たのだから。
「ここで逃げるわけにはいかない」
男子禁制の後宮に入るため、常に皇帝と行動を共にすることになった星。
二人だけになると、雷烈は星を突如抱きしめた。
「女の匂いがする。皇帝をだま
すとはいい度胸だな」
「あ、あなたこそ鬼ではありませんか!」
咄嗟に言い返すと、雷烈は満足そうに微笑んだ。
「うれしいぞ。ようやくおまえに出会うことができた。その通り、俺は鬼の血を引いている」
自らに宿る鬼の力を、封印術に長けた星に抑えてもらうのが真の目的だったのだ。
互いの目的のために協力することになった二人の行く末は。
和国からやってきた男装陰陽師と、鬼の血を引く皇帝。
大きな秘密を抱えた二人の中華後宮ラブファンタジー。
和国(倭国)の男装陰陽師が、中華ファンタジーの世界に飛び込み、イケメン皇帝と出会ったら─?
という発想で書いたファンタジーです。
二万五千字程度の短編ですので気軽に楽しんでいただければ幸いです。
(文字数が多めなので、数話に分けました)
実際の歴史や史実とは関係ございませんので御理解お願い致します。
他のサイト(ノベマ、エブリスタ)にも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 12:17:49
26157文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:92pt 評価ポイント:56pt
チェルシーはただの農民だった。それなのに、ある日王都からチェルシーは聖女だと言われ、王都へ連れていかれて聖女としての生活が始まった。
しかし、その生活がチェルシーには合わず、周りからも馬鹿にされる毎日。チェルシーを蔑んでいるのに『聖女は大切にしなければいけないから』と、わざわざたくさんの注意事項を教えてくれる。大切にしてあげていると、嘲り笑うのだ。
けれど、突如婚約の話は無くなり、私は教育してくれた侯爵家へと戻るように言われる。
せっかく王太子妃になって恩返しができると思っ
ていたのに。私は、なにもできない。
落ち込むチェルシーに、侯爵は優しく微笑んだ。
「じゃあ、私の息子と結婚してくれるかい?」
コミカライズ進行中です。一気に投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 17:31:30
107611文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:33242pt 評価ポイント:22058pt
※ざまぁも婚約破棄もありません。ラブコメっぽいハッピーエンドです。
※西洋ファンタジーっぽいだけで、設定はいろいろフワッとしています。
※平日(月~金)の毎朝7時に投稿です。土日は更新ありません、たぶん。
地味な侯爵令嬢セシリアは、氷の騎士と呼ばれるほど冷たいベイル=ペイフォードの婚約者候補になった。初めて会ったベイルは噂通りの冷たさで、しかも、周囲がドン引くような重度のシスコン発言を次々にしていく。普通の令嬢なら泣いて逃げだすところだが、セシリアはにっこりと微笑んだ。な
ぜなら、セシリアのお目当ては、ベイルの妹クラウディア=ペイフォードだったから。
『ああ、麗しいクラウディア様とお友達になりたい!』そんな熱い思いを胸に情報収集をしていると、なぜかベイルに気に入られて……。
※ベイルの妹が主人公のお話はこちら↓
『やり直し転生令嬢はざまぁしたいのに溺愛される』
(https://ncode.syosetu.com/n6944gu/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 14:31:19
120119文字
会話率:38%
IN:1pt OUT:31pt
総合ポイント:48842pt 評価ポイント:31114pt
無気力でつまらない人生を送る主人公ジロウ。社会の規範から外れに外れ、親の金で有意義とは程遠い毎日を送っていた。
頭も運動能力も鈍く、鋭い洞察も確固たる信念も持たぬ彼だが、ある日唐突に異世界へと転移する。
死という選択を本能から除外し食いつなぐ事を一旦は決意したが、どこまでも日陰の存在の自分自身に嫌気が差し、ある間違った決断をしてしまう。
そして押し入った小さな山小屋で一人の少女と対する。見事な白髪と華奢な体を持つ彼女は小さく微笑んだ。
最終更新:2023-01-30 16:30:56
20946文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
公民館のような雰囲気の建物に入った私はポケットからメモ用紙を取り出した。
何度も出し入れしたからシワがついている。
ここの地下一階。金曜日の夜、つまり今日が集会の日らしい。
階段を下りドアを開けると、椅子が円を作るように並んでいた。
そこに座る男女が私を見てにこやかに微笑んだ。
何かの映画で見たことがある。
酒やら違法ドラッグやら依存症に悩む者同士が集まり
そこで自分の辛い経験や話、依存症からの脱却を誓い、支えあう。
あの医者に勧められて来たけど、どうも気が乗らない。
私が自
重したいのは酒やドラッグではない。
嘘なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 11:00:00
7752文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:46pt
作:てんてんどんどん
異世界[恋愛]
完結済
N2164FV
私。綾波春菜24歳。
web小説の大好きな普通の会社員ーーのはずだった。
なのに。
「リンゼの煎れてくれた紅茶は美味しいです」
豪華な宮殿の中庭で。
言ってにこりと私の主の少女が微笑んだ。
フリフリの可愛いドレスを着た銀髪の女の子だ。
――そう。
私はなぜかweb小説でよくある異世界転移の憑依・のっとり?をしてしまったらしい。
しかも虐げられ系の小説だよ!?
しかも足が切り落とされるとかかなりえげつない内容の小説だ。
私はその中の主人公に毒を飲
ませて、苦境に陥れる役のメイドに転生してしまったのだ。
うん?ちょっと待って。
このままだと私断頭台にかけられて主人公と殺される未来しかまってないのだけれど!?
それに何よりこの可愛いお嬢様が殺されてしまう未来とかありえないっ!?
確かこの話は素人が書いたweb小説だった。
このメイドのリンゼは主人公に毒を飲ませて主人公の魔法を封じていたという結構重要な役割だったのだが……。
わりと重要な役割だったにも関わらず、作者が忘れたのかその後メイドのリンゼの謎に全く触れる事なく物語は完結してしまったのだ。
素人が書いたものなのだから仕方ないと思いつつ、お前そこけっこう重要なところなのにスルーかよ!?と突っ込んだので憶えている。
と、とにかく何とかこの状況を打破しないと、私とお嬢様の未来に待つのは死のみなんですけど!?
こうして悪役メイドに転生した私の奮闘がはじまるのだった。
※別連載作品「偽聖女と虐げられた公爵令嬢は二度目の人生は復讐に生きる」の世界に転生してしまったという設定の番外編です。
※本編のイメージを崩したく無い方は注意してください。
※本編「偽聖女と虐げられた公爵令嬢は二度目の人生は復讐に生きる」を読まないとわかりません。
https://ncode.syosetu.com/n2083fu/
※転生主人公視点ではありますが主人公はリシェルと転生ヒロインのWヒロインです。
※恋愛タグはリシェルとロゼルトメインです
※リシェルもロゼルトも逆行前なので性格は少し違います
※気まぐれに下手絵の漫画もつきますがイメージを崩したくない人は閲覧注意
※更新は不定期です
※アルファポリス様でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 08:33:22
79903文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:23156pt 評価ポイント:13676pt
寒い秋に思うことがある。
温かいもの、温かい時間。
少しでも微笑んだ。
最終更新:2022-10-23 15:25:15
349文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:4pt
侯爵令嬢アイリスは王妃を目指す第二王子ルイスの婚約者。卒業パーティーで元平民の男爵令嬢デイジーに嫌がらせをしたとしてルイスから婚約破棄を告げられるが、彼女は美しく一礼する。
「謹んでお受けいたします、ルイス殿下」
困惑するルイスたちにアイリスは微笑んだ。
「苦節十数年。挫けそうになった日もありましたが、ようやく私の夢が叶いました」
最終更新:2022-10-09 06:15:59
10164文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:114pt 評価ポイント:70pt
作:ローンシェパード
ハイファンタジー
連載
N3515HV
「自分の持っているものすべてを捧げることができる目標がなくなった後に生きることに意味があるでしょうか。
私は何も知りませんでした。
私はシンプルで、平凡で、資格のない人生を送っていました。
それから私はそれを見つけました。
私はそれを受け入れました。
しかし、私はそれを保持することができませんでした。
脅えた。
私は反抗しました。
私は抵抗しました。
それから彼は私に出会った。
彼は微笑んだ。
愛。
彼は犠牲を払った。愛!
しかし、私は間違いを犯しま
した。
大きな間違い!
許しがたい過ち!ロスト!ロスト!
しかし、それは何事も終わりではありませんでした。
機会、計画、夢...彼のために。
自分のために。私たちにとって。
ザリフレのために...「ハート・オブ・ダークネス」伝説は書き換えられています...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 22:22:24
1831文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「お前との婚約は破棄だ、破棄!」
アホ王子が宣言した瞬間、私は微笑んだ。
「婚約破棄などできるわけがないでしょう。つまらないから死になさい」
アホ王子と頭イカれた令嬢、なんだかんだ言ってラブラブな二人の話。
※残酷描写タグは保険です。
最終更新:2022-08-01 17:00:00
2026文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:502pt 評価ポイント:430pt
第一王子として生まれたが、母親が死んだことにより後ろ盾を亡くし、自分に冷たい陛下に期待することはやめた。
後妻として迎えた王妃に子ができ、弟が生まれ、後妻と陛下は溺愛。
必死こいて作り上げたものを台無しにされ、責任を押し付けられた時。彼の堪忍袋の緒が切れてしまう。
ゆっくりと彼は微笑んだ。
あぁ、どうか少しでも長く苦しみますように。
これは散々使い回され擦り切れた彼がその傷を癒したり、生を謳歌しようとする話である。
最終更新:2022-07-09 23:58:31
35260文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:112pt 評価ポイント:38pt
カフェで一目惚れをした女性。
彼女に全てを捧げた俺は彼女へ告白をする。「俺と結婚してください」。彼女は幸せそうに微笑んだ。俺が惚れた魅惑的な微笑みを浮かべた。ああ。俺はこの美しい彼女と結婚できるのだ。そう信じていた。
でも絶望はすぐそこにあった。
彼女は笑う。「冗談でしょう?」と。
最終更新:2022-07-06 20:00:00
2777文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:1036pt 評価ポイント:944pt
作:ラララオキ
ヒューマンドラマ
完結済
N2453HS
「お姉様、それ頂戴!!」が口癖で、姉の物を奪う妹とそれを止めない両親。
妹に自分の物を取られた姉は最初こそ悲しんたが……彼女はニッコリと微笑んだ。
「わたくしの物が欲しいのね」
「わたくしの“お古”じゃなきゃ嫌なのね」
「わたくしが一度持った物じゃなきゃ欲しくない“欲しかりマリリン”。貴女はなんて“可愛”そうなのかしら」
姉に憐れまれた妹は怒って姉から奪った物を捨てた。
でも懲りずに今度は姉の婚約者に近付こうとするが…………
色々あったが、それぞれ幸せになる
姉妹の話。
((妹の頭がおかしければ姉もそうだろ、みたいな話です))
◇テンプレ屑妹モノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇[恋愛]もあるよ!
◇アルファポリスにも上げてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 17:00:00
37285文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:16668pt 評価ポイント:14064pt
異世界へと召喚され、その力で世界を救った黒川真一は幸せの絶頂の中にいた。爵位と領地を賜り、美しい第三王女との婚姻を翌日に控えた二十九歳独身最後の夜、突然現れた魔法陣の光に包まれた真一は望まぬ帰還を果たす。
「魔法少女と契約して使い魔になってね★」
真一を呼び出した少女はそう言って微笑んだ。
※このあらすじには多分にとある登場人物の願望が含まれています。
最終更新:2022-05-28 13:39:55
139379文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:206pt 評価ポイント:104pt
自分の復活のために自分に恋をして貰わなければいけないのに、サイコパスみな高校一年生の女の子に伴侶の印を与えてしまった魔法使い。
はたして彼は彼女に愛してもらえるのか、というか、人の心が無い彼女に付き合っていけるのか、というお話。
↓
詳しいあらすじ(長いので読み捨てちゃって!!)
クラスで浮いている少女、城門(きど)キトリ。
登校途中でゴミの集積所に白いカラスが突っ込むところを発見する。
そのカラスは彼女が学校でいじめにあっているかのようにして、集団のカラスに追われて襲われて
大怪我を負ったのである。
彼女はそのカラスを拾った。
そして、彼女が助けたカラスはただの烏ではなく、その肉体の中には、ディーンという名の魔法使いの魂が入っていた。
ディーンは心優しき乙女に、自分の魂の欠片を差し出した。
一度与えれば取り返すことも出来ない、彼の世界では伴侶の印として与え合うという大事な魂の欠片である。
自分を守ったがゆえに今度は彼女が彼を追うものに殺される、それに抵抗するための力が彼女には必要だと彼は考えたからだ。
「これで君は魔法使いになるだろう。その代わりに私の体の元に私を連れて行ってくれないか。私を復活させてくれた暁には、君の望むものをあげよう。」
キトリはカラスに微笑んだ。
「これで私は死体の山を作り上げられるんだね?」
ディーンは気が付いた。
自分が選択ミスをしてしまったという事に。
どうしたことだ、この娘には心が無い!
自分を復活させるには、自分に恋した伴侶の心が必要であると言うのに!と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 21:00:18
10644文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
聖女が微笑んだ。
「この力で世界を救ってください」
勇者は笑った。
「いや、残機9999じゃ無理ですって」
そうして10年経った現在、強欲の勇者の異名を持つソラはきちんとおっさんになっていた。魔王を倒してほしいと人々から願われながらも、行く先々で騒ぎを起こす彼にあきれながら聖女様は今日も付いていく。
最終更新:2022-04-11 01:05:08
8138文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:8pt
「ジリアン・ローウェル公爵令嬢。君との婚約について、言わなければならないことがある」
婚約者の第二王子、その隣に立つ令嬢、そして大勢が集う舞踏会。
これだけの条件が揃ったら、やることはひとつ。
――さあ来い、婚約破棄!
親友と婚約者の恋路を叶えるために悪女となって婚約破棄される完璧な作戦……のはずが、何故か告げられたのは円満な婚約解消⁉
混乱するジリアンに、婚約者の兄である第一王子が微笑んだ。
「――俺の恋を、叶えてくれるんだろう?」
完璧な婚約破棄を目指す自称悪女
な公爵令嬢と、それを利用して外堀を埋める王子のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 18:09:32
6818文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:7322pt 評価ポイント:6104pt
精霊石の目を持って生まれてしまったことで片目しか視力のない忌まれ死んだことにされていた娘、ミルーシェは待ち望んだ死を前にして微笑んだ。そして自分の家族と使用人…三十五人を殺した男に金庫の番号を伝え両手を広げその死を歓迎した。
現王の姪でありながら忌まれ、死んだものとされていた彼女にディランは不敵に笑って「死ぬ覚悟じゃなくてよ、俺の主として生きる覚悟をしてくれや」と告げる。
殺し、死ぬことを目標に生きていた彼女が少しずつ領地を成長させ愛を知っていく。
最終更新:2022-03-05 17:37:39
40412文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:168pt 評価ポイント:60pt
作:エリザベス
現実世界[恋愛]
完結済
N0181GY
「あの……ハンカチ落としましたよ」
「そこの君! なんでそれがハンカチだって分かったのですか? パンツだったらどうするんですか?」
偶然、ハンカチを拾ったことをきっかけに、俺は彼女―渚花恋と出会った。俺の憧れているアイドル―えりこにそっくりな女の子。
彼女の爆弾発言によって、俺は大慌てで自分が持っているものはなんなのかを確認していた。そんな彼女は近寄ってきてRINEのQRコードを俺に見せた。
「ハンカチ返すのは今度でいいよ」
そう言って彼女は微笑んだ。
「
聞いたぞ! 雅」
「お前ってえりこを追いかけてるのってホント!?」
「誰に聞いたの?」
「琴葉ちゃんよ」
そう問い詰めてきたのは俺と同じ文芸部の桜木湊と神代瑞希、そして、彼らに俺がえりこを好きだってチクったのは俺の幼馴染の七海琴葉……
えりこは今や人気急上昇のアイドルだけど、実はその前から俺は密かに彼女に憧れていた。
ハンカチを返すために、俺は渚さんと花見の約束をした。
それから、一歩、一歩と俺と渚さんの距離が縮まっていく。
ただ、彼女はいつも忙しいって言ってるし、出会った時以外はいつもマスクを付けている。
そんな彼女に俺は問いかける。
「なんでいつもマスク付けてるの?」
「重度な花粉症だから」
花粉症なら仕方ないか……
渚さんが実はえりこであることを、俺は未だに知らない。
運命の赤い糸、あなたは信じますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 21:36:43
105639文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:568pt 評価ポイント:276pt
「ニケの顔を描かない?」
葉月はそう言って微笑んだ。
あたしは、彼女の画才に嫉妬して、肝心なことを見落としていた、ただの――高校生。
最終更新:2022-02-04 21:13:05
9190文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
旧題「シホウの鬼」より改題しました。
「おそらくあなたは……外の住人たちに、贄(にえ)として呼び寄せられたのでしょう」
光と影が逆転した世界で、角の生えた美しい男は微笑んだ。結界に封じられた鬼と、そこに送り込まれた『私』。二人の、奇妙なスローライフが始まる。
徐々に心を通わせていく二人。しかし、二人の周りの世界もまた動き始めていた――
最終更新:2021-12-08 23:21:11
70988文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:314pt 評価ポイント:224pt
「ウェリア、は、その……どんな菓子が好きなんだ?」
こんな問いかけをされるのは十年間の婚約者生活で初めてだ。一体どんな心境の変化だろうか。本人も慣れていないからか視線が泳いでいる。突然の質問に、思わずずっと我慢していた言葉が漏れてしまうも、彼は優しく微笑んだ。
「菓子くらいで気にするな。婚約者だろう」
心を許した相手には塩対応なオリヴァー王子が、外向けの笑顔を見せたのだ。頭が真っ白になり、その後はどんな話をしたのか覚えていない。それでも捨てられたことは理解した。彼は最近懇意に
しているスーミン様に切り替えるつもりなのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 12:00:00
12706文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
君は身籠っている。
恋人である僕と血の繋がっていない命を、君はその身に宿している。
透明感のある白く長い髪と燃え盛る炎の様に真っ赤な瞳を持つ君の名前はイヴ、僕の最愛の恋人だった。
「いつか消えてしまいそうだ。」
そんな僕の言葉に君は何処にも行かないよ、と微笑んだ。
そう誓ったその日に君は、飛び降り自殺を行ってその命を散らせた。
イヴは亡くなる寸前にその命をふたつに分けて、再びこの世界に生まれ落ちた。
「おやすみ、イヴ。
また巡り合おうね。」
これは僕が再びイヴと出逢う為
に、ふたつに分かれてしまった彼女をひとつにする物語。
君が死ぬことがこの世界で必然だったのなら、彼女たちの死もまた必然だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 19:07:48
58994文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
賭博に溺れていた男、賭沼戦利という男がいた。
ある日コンビニに行く途中に面白いものを見つけ怪しいがいってみたら怪しい男が取引をしていたところを見てしまい、引き返そうとしたところを殺された。目が覚めたら金髪の少女がいた。正体は女神だそうだ。転生が出来るかもしれないと期待していたら女神が突然ニヤリと微笑んだ。
「あなたは賭け事が好きだそうですね。ではこうしましょう。今からルーレットをして1が出たら安全な場所に転生させましょう。でも、もし2が出たら危険な場所に転生します。もちろんル
ーレットをしなくても構いません。しかし、この何もない空間で永久に彷徨うだけの存在になります。さあ、どうしますか?」なんやかんやで賭けたりするのが多い感じな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 21:38:50
898文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
検索結果:149 件