//完結しました!
勇者として、今まで頑張ってきた。少ない報酬にも、頼りない仲間にも、文句ばかり言う民衆にも、俺を道具としか思ってない姫様にも、文句一つ言わずに命を張ってきた。恋をしていた女の子に嫌われようと、仲間たちに嫌われようと、努力が報われなくても、仕方ないと諦めていた。
「世界の半分をやろう。だから、我と手を組め!」
でも、魔王に手を差し伸べられて、俺は嬉しかった。自分を肯定してくれる彼女が、誰よりも魅力的に思えたのである。だから俺は……勇者だけど、魔王から世界を半分
もらって裏切ることにした――これは、今まで頑張ってきた勇者が、幼女な魔王にひたすら甘やかされるお話です。
//書籍化致しました! どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 13:21:40
396035文字
会話率:35%
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