異世界で員数外とされた少年が、本来の正統たる勇者へとなり上がり、いっしょに召喚された義妹達を元の世界へ戻すべく、七つの化身で活躍する物語(活躍を始めるまで25話かかりますが)
三百年に一度、大陸の奥地から現れ災害をもたらす〈禍神の使徒〉。それに対抗する為、アンベルク王国は古文書に記された〈七大の勇者〉を召喚した。
親の再婚で突然に一歳下の義妹が三人もできてしまった俺、高校二年になる久門光一は、その三人の義妹を含む七人と共に異世界に召喚されてしまったのだが、鑑定の結果、俺は員
数外と言う事が判明した。
〈七大の勇者〉の力の無い俺には、その代わりに召喚師としての資質があった。
もっとも、召喚できるものと言えば、小鬼(ゴブリン)よりも小さい大鬼(オーガ)、手乗り文鳥サイズの飛龍(ワイバーン)、ハムスター並みの剣牙狼、全く動かない彷徨う鎧(リビングアーマー)、その他、スライムとか、雑草とかハズレばかりだった。
だが、俺には正式な召喚術師にも無い、それらの召喚対象との感覚共有と、もう一つの秘密があったのだ。
6/28 各話にきちんとサブタイ付けました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-18 00:00:00
609323文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:94pt