-州と一夜の短篇- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

晶子の休日に、通知音が鳴る。 彼女は現代に染まり、仕事へ狂っていく。 気付くのはいつになるか、わからない。

布団で目覚める。 傍らに男がいた。 林檎の匂いがする。 嘘を君に売ろう。 お代はもう貰ってある。

シグレとハクウ。 彼らは幼なじみ、だった。 シグレがいつも駄々を捏ねては我儘放題して、 ハクウに諌められると拗ねて隠れてしまう。 誰にも見つけられないシグレをハクウが連れて帰ると喧嘩は終わり。 ハクウはいつでも最期までシグレを見つけた。 だって、ハクウが見つけないとシグレがおうちに帰れない。

州と一夜の短篇16回参加作品です。 メリーバッドエンドに挑戦した詩。 ショートショート。 しかし、州と一夜の短篇の会員でないとわけわからないのです。でも、それでいいのです。

アラサーの独身貴族、華夏は失恋をした。 いや、失恋と言っていいのかわからない。 失望とも言える。淡い期待だ。 年齢を重ねて、それなりに生きて。 なのに私は今シワアセじゃない。 夏のある日。 華夏は自転車に乗って坂を登る。 ただ、それだけの話。

寒と帷子。 2人のなんとなく過ごす日々。 未来に希望もないほど絶望的にもなれず、 かといって未来がなんとかなる楽観的にもなりきれない。 何も無い。 でも確かにそこにある毎日。