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ある男たちのにらみ合い

高血圧、高血糖値、高尿酸値……健康診断で数々の高数値をたたき出してきたサラリーマン、只管(ひたすら)クロウは生活習慣病にまみれて死亡した。だが、闇を漂うクロウの前に、転生を促す女神が立ちふさがる！ しかし、この自称女神は高血圧と高スペックの違いもわからないボンクラだった！！ 果たして女神はクロウに幸せな人生を送らせることができるのか。また、クロウは生活習慣病の魔の手から逃れられるのか。 間違った"高スペック"を押し付けられた男が異世界で病魔と闘う、似非医療ファンタジー！！ （注）文中には健康診断で目にする医療用語が出てきますが、素人が思い付きで記述したものですのであくまでもフィクションとしてお考え下さい。折りたたむ>>続きをよむ

　南木曽(みなみぎ・そう)32歳。今は尿酸値が９．８、空腹時血糖が３４０、ヘモグロビンＡ１ｃは８．７、オマケに統合失調症と壊滅的なスペックだ。ある日、山奥のミニサーキットでドリフトに興じていた時、誤ってコーナーから外れ崖に転落して、あっけなく死ぬ。神様にお願いして異世界に転生させてもらうと、そこは闇の魔王、テオブロが惑星支配を企む世界だった。与えられたジョブは魔法車のドライバー。南木曽にとって一番のストロングポイントだ。(エブリスタにも投稿)