-夏ホラー２００７- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

香織はある日、不思議な夢を見る。『かごめかごめ』は呪いの歌なんだ。だから歌った者は、呪われるんだ――。楽し気にそう言う子供の声。その声の正体は？

――なら、聞き流せばすぐ終わることも知っているでしょう？／軽い既視感があった。つくづく僕はこういった――頭は良いが何処かが欠けている、あるいは有り剰っている――人間に当たってしまう体質らしい。今までの経験上、回避が失敗した場合に取る方法はひとつしかないと知っていた。／／Ｎが語る、とかく「整合性」の無い話。

電話の切れた後のツーツーという音を１３回聞くと、どこかへ電話が繋がる。それは、他愛もない都市伝説のはずだった。好奇心が恐怖に勝ったとき、電話は、『向こう』へと繋がる。

親友のエリと、「私」。ある日の朝、猫の死体を見つけた日から、どうもエリの様子がおかしい。そんな彼女のそばにいつもいる「私」は――。

常夏の島で、僕は一人の女性と出会った。……いや、この場合、“二人の女性”というべきか……？

もう余命わずかのおばあちゃん。助けることは出来ない。失意の中、眠りについた茜は、謎の空間を歩く。広がる闇。ここはどこなのか。

私はおばあちゃんの家にやってきた。思い出がたくさんのこるおばあちゃんの家。あの一年間は忘れない

中学時代に自分の代わりにイジメ受けた友達・まさみを見捨ててしまった萌。10年経って、会社の王子様・徹をいとめた萌は、女性社員から受けるイジメに必死で耐えていた。徹との結婚も決まったある日、萌のもとに奇妙なメールが届く。◆夏ホラー2007参加作品です◆

運営していたHPを荒らされた男が取った行動とは…？エスカレートする「荒らし」と男の精神。ありえないとはわかっていながらも、想像出来そうな話を目指しました。夏ホラー出品。

オレのところにきた、まちがったメールが毎日くる。だが、そのメールの内容に戦慄が走った。

大学一年生の宗太が手にしたソレが襲う不気味さと、その不気味さに耐えられなくなった彼の顛末とは。世にも奇妙な物語系統。夏ホラー出品。

『黒猫が前を通ると不吉な事が起きる。』じゃあ、黒猫をひいたらどうなるんだ?頭の中で何度も浮かび上がる、今朝の出来事。全ての始まりはここからだったんだ。

夏の暑い午後、オレは気がつくと、亡くなった妹の服を着ていた。オレのココロと体は、妹に乗っ取られるのではないか……。

今日も暑い、都市部ではヒートアイランド現象になるから尚更。今年は例年より暑いって言うし、熱射病になって倒れないよう気を付けないと――そんな暑い日の出来事。

交通事故で死んだ息子にそっくりの花があると聞き、男はそれを購入した。確かにそれは息子の姿をしているのだが……

祖母の家に行く途中で夕月は、不思議な青い影を見つけた

父は幼い私達に言った。「枇杷の木の下では遊んではいけない」そして夏の夜、枇杷の木から恐怖がやってくる。

とある学校の、とある半島にある、とある研修施設。海を見下ろし、山に程近いここには、"何か"がいると学生たちには伝えられているのでございます。-夏ホラー2007参加作品-

プロ野球団松阪ラダマンティスの正捕手大友孝則は、見舞いに行った少年から、８月１４日の沖縄シュバルツ戦でパーフェクトを達成するリードを見せろと要求される。だが、この日、とある事情でシュバルツの剣持外野手は神がかるのだ。

俺の新しい我が家での出来事。それは今も続いている話。けどそれは、特に気にするほどの話ではないのかもしれない。

ある夏の日。小学生の美菜と一磨は、寂れた古い神社に遊びに行った。その小さなお堂には『呪いの手』と呼ばれる鬼の手が奉られているという。呪いの手を見たものは三日後に死ぬ……美菜は神社の古くからの言い伝えを信じ怖がるが、一磨は一人、小さなお堂に入って行く……。

刑事が謎の事件を追っていたが息詰まっていた。そんなある日、事件は急転する

私はある黒い力を持っている。私は、人の死を視ることができるのだ。

探偵事務所に舞い込むメール群。その中に見過ごす事の出来ないメールがあった。

医学会から抹消された悪魔の手術。それは、人間を有から無に還す。その手術に興味を持った一人の医学大学教授の話。

強い陽射しに照らされた真夏の新居。新婚の圭一は、妻と共に懐かしい思い出の品を見付ける。それは、幼くして死んだ、天使のような妹の宝物。

探偵事務所が受けた依頼の顛末。それは解の定まらない式の様。

私が体験したことをお話したいと思います。私を捨てた彼に話す、私の恐怖体験。【夏ホラー２００７参加作品】

箱を手に入れた少年が泥濘へと沈んでいく様を描いたホラー。夏ホラー参戦作品です。

夏が見え隠れしている某日、圭一は仕事の出張があるため家族と父親と別れて家を出た。そして出張から意気揚々と帰ってきたとき、運命は無情にも―――。

あたしの町には人柱を行なった負の歴史がある。祭りはその鎮魂のためだった。その日、行ってはいけない祭りで、あたしは恐怖を連れ帰る。【夏ホラー２００７参加作品】

身体は伽藍。精神は空虚。つまりそれが、私の存在価値。何時しか生きてるのか死んでるのかもわからなくなって、ただ私に一つだけ許された、小さな頭の中の、夢幻なお話を想うようになった――