一昔前までは怪しげな占い師のような存在でしかなかった陰陽師という職業。2020年では国家資格として認定される職業となった。
国内でも大手の陰陽師派遣会社、アルカナコーポレーションに勤める陰陽師の高遠千早(たかとおちはや)は、ずば抜けた第六感と高い身体能力を生かして要人警護を主な仕事する調伏課に籍を置いていた。千早の持ち味である鋭い第六感は、広範囲の状況把握を可能とし、常人離れした広い視野を持つことから、『ホークアイ』の異名で呼ばれていた。
だが、千早は仕事中に呪詛を受け
、その呪詛を抑え込むために力の大半を自由に使えなくなってしまった。危険な事も多い調伏課仕事には就けなくなってしまった為、調伏課から占術課第三支部へ異動することになったのだが、占術課第三支部は、占いの中でも恋占いに特化した課だった。千早は今まで縁もゆかりもない恋愛がらみの仕事に翻弄されながらも、戦闘職陰陽師独特の視点で解決していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-16 16:45:34
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江戸時代末期に一人の占術師によって書かれた『呪詛』と呼ばれる14組28本+2本の計30本で構成された巻物。これを巡り、それらを所持した者たちはパートナーと手を組み、『戦争』と称された戦いに身を投じていた。
そこに、『戦争』を終わらせるために動いた青年と、突如巻き込まれた少女が現れたことにより、運命は狂い始める―――――――。
最終更新:2013-04-26 21:46:41
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