青春の女神ヘーベーは時空を越え、数多に存在する世界から現代の日本に目が留まり……『風間正義(カザママサヨシ)』を見つける。そして風間と契約し、異世界に召還した――。
カザマは幼少の頃よりニンジャの子孫として厳しく育てられ、目立つことを禁じられていた。高校に入学して二ヶ月あまりで窮屈な性格にうんざりし、ゲームの世界に没頭する。そんなカザマを女神ヘーベが冒険者として召喚したのだ。カザマはありがちなファンタジー世界の冒険者と活躍することを夢見て、賢者モーガンの元で姉弟子たち
と修行の日々を送る。現実世界ではかかわりが許されなかった同世代の美少女たちに囲まれ、お約束的なイベントも消化し、順調に冒険者の中でもニンジャという職業のレベルを上げていく――。
活動範囲が広くなり国外に遠征する頃になった。
この世界が現実世界とは異なった経過を経た欧州であると気づく。それぞれの国には神さまが庇護を与えており、英雄たちが名を馳せる。近場から始まったクエストが国外まで広がり、その規模も国の存亡に関わることなど大きくなっていった。
そして自身が召還した白虎のコテツとリヴァイアサンの息子のリヴァイ、何故か気に入られてしまった軍神アレスが冒険を共にする仲間となる。
青春の女神の加護で強大なモノとの出会い、神話世界の英雄だけでなく神々とも激突していく―
トラブル続きで、度々ヘーベの『設定ミス』だと愚痴を溢していたが、事実は異なっていた。冒険の広がりと共に、この世界やあらまし・理……神の事が明らかになる!
スピンオフ作品『ファフニールの息吹』を掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 12:00:00
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