時は戦国。九州の大友家には『雷神』と『風神』と称された名将がいた。
言わずと知れた立花道雪と高橋紹運だ。
戦は激しさを増し、各地を転戦していた道雪と紹運であったが、紹運に待望の長男が生まれる。
千熊丸と名付けられた彼はすくすくと成長し、誰もがうらやむ立派な跡取りとなった。
一方の道雪には男子がない。
自らの衰えを知った道雪は紹運に無理を承知で一つの願いを口にする。
それは千熊丸を婿養子にもらいたいというものだった――。
父子の絆を描いたストーリーです。
短編で完結いたします
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-22 20:44:59
34109文字
会話率:29%
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