戦国時代、北近江の大名である浅井長政とその妻市は仲睦まじく暮らしていた。
しかし、世の流れは二人を容赦なく引き裂いて行く。
もし、来世というものがあるならば――――
これは、二人の仕合わせを巡る二世の物語。
そして、彼らを取り巻く者達の歪んだ愛の戦いの記録。
いつの時代だって、誰もが必死に『しあわせ』を求めている。
今度こそは報われると信じて、もがき続けている。
この平成の世でも――――。
最終更新:2016-03-31 13:22:38
68148文字
会話率:32%
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