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検索結果:10309 件
ダリアは悲劇の中にあった。
結婚があと三ヶ月と迫ったとき、すっかり準備も整えているというのに、婚約者が浮気をし、その浮気相手に子供ができたというのだ。そして婚約破棄を言い渡されてしまう。
ただでさえダリアは、五歳の時に母を愛人に殺され、十三の時に後妻と折り合いが悪く家を出て他国に渡り医術を身につけるものの家の都合で帰国。故郷の国では異国の医学など、と低く見られておりダリアは医師として認められず、その道は絶たれた。やっと幸せな結婚ができると思った矢先の出来事だった。
失意
のダリアは宮廷医の元へ嫁ぐことになるが、バロウ家を取り仕切る大姑はダリアに冷たくまるで嫁扱いはされない。夫であるリュシアンは仕事に追われているのかなかなか姿を現さず、いざ会えばダリアを罵るような発言をする始末であった。
しかし、ダリアは負けない。
悲劇など吹き飛ばすように生きてきて、これからもそうするつもりなのだ。
黒いドレスを身に纏い、黒く長い髪をたなびかせるようにしてツンと澄まして歩き、その鋭い眼光と人を見通す鋭い眼差しで、数々の悲劇と闘っていく。
そう、ダリアには悲劇など似合わない。
※この作品では差別的な言動、シーンがありますが、フィクションであり、舞台となっている国とその年代の社会背景によるものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 17:17:19
42884文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:64pt 評価ポイント:22pt
レイス家の長女、フィオナは婚約者のラルフから婚約破棄されてしまう。
しかも、3年以上待った末の婚約破棄だった。
それは実家の資産を継げず、路頭に迷うことも意味した。
ラルフの不誠実な態度に憤りを覚えるものの、仕方なくフィオナは得意の黒魔術で生活費を稼ぐ日々を送るが、ある日、ラルフに恨みを持つという青年が現れる。
フィオナは彼に呪いのアイテムを渡して、復讐をサポートすることになるが……。
黄昏迫る暗黒街で、呪術師フィオナの復讐と冷酷な結婚が始まる。
7話完結予定の短編です。
最終更新:2024-05-21 17:16:17
3456文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
王の時代が終わりを告げようとしている。五ヶ国首脳会談を目前に、エルシーズ各国は準備を急いでいた。そして国王が早逝し、陥落するとかと思われるニューリアン王国にでも動きがあった。
主人公はセルジオ軍兵暗殺部【アルマンダイト・クロスフィル】だ。彼は、ニューリアン王国の女王【メアネル・テレシア】の暗殺を命じられて国を渡る。
パーティーの熱も冷める夜に、クロスフィルはテレシアに刃を突き付けた。が、しかし。
「わたくしの命があなたの何になるのです?」
そう言い返せるテレシアにもまた
思惑があった。
死ねない彼女の未練とは、ただの未亡人の命乞いなのか。いいや。テレシアは『最後の女王』と呼ばれてもなお、ひたすらに準備を進めているのだ。そうとは知らないクロスフィルも、彼の使命を果たそうとするだろうが。いずれ知ることになる。
セルジオ王国、ニューリアン王国。そして海外勢力アスタリカ軍勢にも油断できない。生き残るのはどの国なのか。テレシアの命がこの物語によって何かを動かす。
*+:。.。☆°。⋆⸜(*‘꒳‘* )⸝。.。:+*
シリーズ【トマトの惑星】
神と神人と人による大テーマ。他タイトルの短編・長編小説が歴史絵巻のように繋がる物語です。シリーズの開幕となる短編「神様わたしの星作りchapter_One」をはじめとし、読みごたえのある長編小説も充実(*´-`)
シリーズあらすじと各小説へのアクセスをまとめました!是非ご確認下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 17:00:00
71306文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
「ゆめゆめ勘違いしないように。この婚姻は、あくまで仮初めに過ぎないのだから」
初夜に冷たく告げられた言葉。
没落貴族の私を借金から救ってくれた伯爵様は言う。これはあくまで仮の婚姻であり、一年後の離縁は決定的である、と。
だけど。
それって何だかおかしくない?
私ばかりが得をして、あなたには損しかないじゃない!
恩人相手に恩を返せないのは困りもの。
納得いかない私は、すぐさま伯爵様を直撃することにした。さあさあ、今すぐ理由を説明してもらいましょうか!
そうして明らかに
なったのは、伯爵家に代々続く『呪い』の存在。
一体呪いとは何なのか?
解呪するためにはどうすればいいのか?
ご恩返しのため、そして何より二人で幸せを掴むため。
ちぐはぐながら、どこか楽しい新生活が始まりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 16:40:00
61045文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:112pt 評価ポイント:48pt
高校生のユージは、ある日突然、クラスメートと共に異世界に召喚されてしまう。「勇者」や「聖女」の友人たちがもてはやされる中、彼のジョブは「蘇生術師」という、聞き慣れないものだった。これが、「自分が死んだら生き返る」だけのジョブとわかると冷遇され、ついにはジョブのテストのために殺されてしまう。ところが、ジョブの効果で生き返ってみると、様々なパラメータが上昇し、あらたなスキルも取得していた。「これって、ドラ○ンボールに出てきた、あの仕組みじゃない?」 ユージはこのことを秘密にし、
国から離れて、自由に生きることを目指すが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 16:36:13
647946文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:1672pt 評価ポイント:872pt
イリヤの皇女、リリィはお城の中の平凡な暮らしに飽き飽きしていた。冷淡な母親の仕打ちに耐え、素敵な王子さまがやってくるように祈るだけの日々。いつこのお城から出られるのだろう?
ところが、隣国エイダとの戦争が始まった時から、リリィの運命は不吉なものへと変わってゆく。父は戦争から戻らず、リリィは隣国の王、エズラと結婚しなければならなくなる。しかも、その王は残酷極まりないことで有名だった。イリヤの皇女は祖国への愛と、一女性としての夫への愛に揺れ動いてゆく……
最終更新:2024-05-21 16:10:49
119588文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:10pt
ホワイトホスト王国の王妃であったメイシールは、突然夫であり王でもあるアジャールから離婚を告げられる。離婚に同意しようがしまいが、メイシールは亡き者にされてしまう。死んだと思っていると、目を開けるとそこは10歳の頃に戻っていた。
新たな人生を受け入れたメイシールは、今度は自分の為に生きる決意を固める。彼女はレッドナイト公爵家の次期当主であるユリドレに目を付ける。メイシールは驚くべき作戦に出ることになり、冷たい目をした人を愛さないようなどす黒いオーラを漂わせるユリドレとの結婚を
取り付けることになる。
彼女は自らの運命を切り開き、再び幸せを手に入れることができるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 15:39:53
111488文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:10pt
2年前に婚約し、婚姻式を終えた夜。
フィファナはドキドキと逸る鼓動を落ち着かせるため、夫婦の寝室で夫を待っていた。
湯上りで温まった体が夜の冷たい空気に冷えて来た頃やってきた夫、ヨードはベッドにぽつりと所在なさげに座り、待っていたフィファナを嫌悪感の籠った瞳で一瞥し呆れたように「まだ起きていたのか」と吐き捨てた。
夫婦になるつもりはないと冷たく告げて寝室を去っていくヨードの後ろ姿を見ながら、フィファナは悲しげに唇を噛み締めたのだった。
《アルファポリスにも掲載しています》
最終更新:2024-05-21 15:31:18
81666文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:155pt
総合ポイント:748pt 評価ポイント:310pt
僕はある日女の子になった。仕事は首になった(信じてくれなかった)。だからダンジョンに潜るしかない。でも幼女なもんだからまともに戦えない。なら遠距離極めてスナイパーしよう……で数年経った僕。今日も元気に姿を隠しつつダンジョンのくぼみでヘッドショットしながら稼いでいた。◇帰ろうとしたら救助要請、向かった先には有名配信者なアイドルの子(だって後で知った)、その子の前には下層で出て来るレベルのモンスター、さらにはボスモンスター……なんで? 分からないけどとりあえず冷静にヘッドショット
で倒してバレないように帰った。だって幼女ってバレたらやばいもん。……そうしたはずなのに僕は見つかって、助けた子にユニット組もうって。いやいや僕は元男……え、それで良いの? 君は普通の女の子でしょ? あ、うん、かわいいは正義だよね。え、でも男だからもうちょっと加減して……?
◆珍しく思いつきでの投稿です。とりあえずあらすじの通りな内容を15話くらい、毎日投稿のつもり。伸びたら話数が増えます。
◆他小説サイト様でも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 13:15:38
976311文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:56656pt 評価ポイント:35456pt
テンペスト・ウェトウィッシュは侯爵家のご令嬢。16歳という貴族の中での適齢期を迎えるが、全く結婚する気は起きない。何と言っても彼女は前世の記憶持ち。前世で16歳と言えばまだまだ遊びたいお年頃だった。
「せっかく生まれかわれたんだから人生楽しまなきゃ!」
彼女が転生したこの異世界の何を気に入ったかって、魔法の存在だ。しかも彼女はラッキーなことに、魔法に関して天性の才能の持ち主として生まれた。
「私、魔法使いなりたい!」
という前世の願いが転生して叶ってしまった彼女
は、新たな夢を見出した。
「私、冒険者になる!」
魔獣を狩って素材を剥がしてそれを売ったり、武器や装備を身に着け、依頼を受けてお姫様の護衛をしたり、兎にも角にもばっさばっさと敵を倒すのだ!
アンラッキーなことに、彼女の家族はその夢を歓迎しなかった。貴族の令嬢として彼女に求められるのは、旦那様に尽くす、大人しく美しい淑女だった。
ある日騙されて連れていかれたのはまさかの自分の結婚式。テンペストの夫となるのは、ウェンデル・ブラッド公爵。血も涙もない冷血な男だと貴族社会で噂になっている男だ。
(はあああ!?)
なりたくもなかった花嫁姿の自分に見向きもしない夫に思わずイラっとしたテンペストは、すぐに人生の計画を練り直した。
幸運なことに、ブラッド領には有名な地下ダンジョンが存在した。冒険者の街としても有名なのだ。そこでテンペストは今こそ冒険者になろう! と、決意する。
「冒険者として名を上げて、大恥かかせたらぁ!!!」
ブラッド公爵家の嫁が冒険者なんて知られたら、あの冷血夫がどんな顔をするか楽しみだと、テンペストはルンルンで今日もダンジョンへ。それに冒険者として生活できるようになれば離婚だ! となったって問題ない。
「自活さえできれば公爵家がなんぼのもんじゃい!」
だが、順調に冒険者を続けていたテンペストには予想外のことが。
「なんて美しい人なんだ!」
変装した自分の夫が、冒険者テンペストを妻とは気づかず惚れてしまったのだ。
「……アホかな?」
夫の浮気判定に迷いながらも、今日もテンペストは人生を楽しみます!
そんなポジティブ自信家生意気ヒロインとポジティブ勘違いナルシストな旦那様のラブコメファンタジー!?
※この作品は他サイトでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:36:14
58857文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:614pt 評価ポイント:300pt
第3王子アクセルには王になるという野望がある。
父親である王が意識不明の重体に陥ったという知らせを受けたアクセルは、ついに動き出す。
第1王子の王太子ローレン。
第1王女の狂女カーケン。
第2王子の冷血漢レイス。
強力なライバルたちとの王位争奪戦が始まった。
最終更新:2024-05-21 12:31:36
101706文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:10pt
作:バゑサミコ酢
ハイファンタジー
連載
N1288IY
——助けたくれて“ありがとう”…じゃあ、“殺すね”?——
旅商人である【カイル】は樹海窟で1人の少女—否、狡猾かつ残虐非道で恐ろしい生き物『魔族』と遭遇した。魔族とは人類の敵——最高峰の化け物である。たかが商人がどうすることもできない…刹那で殺されるのなんか目に見えている。だが…『ゴフッ——』突然少女は血を吐き出した。彼女(魔族)はどうも瀕死にあるようだ。カイルの存在はまだ気取られていない——ならこの隙に…この時カイルはただ逃げればよかった…よかったのだが……
『どうしてこ
んなことしちゃったんだァア僕はぁああ!!??』
気付けば少女を助けてしまっていた。
自身の荷馬車に少女を乗せ——オマケに商品である貴重な薬草まで使ってしまって——
人類の宿敵である魔族を助けてしまう程の【トチ狂った“お人好し”】——コレが旅商人カイルだった。例え魔族だったとしても、傷を負った少女を森に置き去りになんてできなかった。
そして、彼女は今…宿屋の一室に設えたベットに寝かせて安静にさせている。『これからどうしよう』カイルは思案しつつ、その寝息を立てる少女を捉えたが…すぐさま現実を逃避するように視線を外した。次の瞬間——突然の浮遊感——
『ねぇ…人間、ここはどこ? 納得いく答えをくれれば楽に“殺して”あげる』
気づくと、カイルは首を掴めれ小さな少女に壁に押し付けの状態にさせられていた。幼気な少女は狂気に満ちた言葉を当然のように吐き捨て——その表情は冷たく無表情——まさに残虐非道——彼女は『魔族』だった。
『そう……助けたくれて“ありがとう”……じゃあ、“殺すね”?』
後に、カイルに突きつけられた言葉がコレであり——この時、カイルは死を覚悟した。
だけど……
まさか——この子と旅路を共にすると……誰が思うのだろうか……?
これは……
1人の なんの変哲もない ただの旅商人の若い青年が……
己の どこまでも善人気質で 飛んだお人よしな性格が 偶然的に——
残虐非道で狡猾 どこまでも快楽殺戮主義の『魔族』である“筈”の娘と出会い……そんな彼女と 何故か旅をするお噺。
そこには 数多の偶然が重なり合う。
互いの『打算』がありきな行く末に——
やがてそれは……
2人にとって大きな奇跡を紡ぐのだった……
◇基本情報◇
・この作品は完全オリジナルです。
・カクヨムにも掲載有りです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:26:19
31196文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
両親が多額の借金を抱え、その返済のために、住み込みで侯爵令嬢アリシアの屋敷で使用人として働くことになったルティス。
しかし、上司は歳下の少女であるにも関わらず、世間から『氷結の魔女』と恐れられる、冷淡で厳しいメイド長のリアナだった。
女神のように優しく美しいアリシアに憧れつつも、リアナからは使用人としての仕事以外にも、魔法士としての厳しい指導を半ば強引に受けさせられる日々を送る。
その甲斐あって、落ちこぼれだったルティスはメキメキと力を付けていくことになる。
立場ゆえに自
由が奪われたアリシアと、彼女を慕いその想いを汲むリアナ。
しかし、リアナも自身に課せられた役目と、自らの想いとの葛藤に揺れることになる……。
そして、アカデミーで開かれる、その年の最も成績優秀者を決める大会の優勝者には、アリシアの婚約者候補のひとりとしての権利が与えられることになり……。
【カクヨムにも掲載しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:24:31
344776文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:156pt 評価ポイント:64pt
作:鈴宮(すずみや)
異世界[恋愛]
連載
N6038HT
婚約者と親友が浮気の果てに妊娠し、婚約を破棄された前世を持つ魔女のジャンヌ。
前世のトラウマから、彼女は他者との関りを断ち、恋愛とは縁遠い生活を送っていた。
そんな中、彼女は森の入り口で親から捨てられてしまった赤子を見つける。保護してもらおうと神殿に連れて行くも、己の子供と疑われた挙句冷たく追い返され、ジャンヌは仕方なくその子供を自分で育てることに。
それから六年。捨て子はマリアと名付けられ、ジャンヌと共に暮らしていた。
けれど何の因果か、マリアは次の聖女に選ば
れてしまう。
これで厄介払いができる――――ジャンヌはマリアを神官セドリックに託し、断食魔女としての生活を謳歌しようと決心。けれど、セドリックはジャンヌの元に足繁く通い始め――――?
ずぼらで面倒くさがり、けれど実は情に篤く『絶対恋をしたくない』魔女ジャンヌと、
見目麗しく、冷めているように見えて実は熱い『愛したい男』神官セドリックの攻防劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:15:03
111744文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:4772pt 評価ポイント:3296pt
新米騎士のジークは、『氷の妖精』と呼ばれている女騎士ユースティアナの部隊に配属された。彼女はジークと同い年でありながら、部隊長を任されるほどの実力者だ。妖精のように美しいものの、常に無表情で、また、氷のように冷たい心を持つ。ユースティアナは『氷の妖精』として恐れられているが、ジークは、また別の印象を抱いていた。彼女はジークにだけ笑顔をみせて、ジークにだけタメ口を使う。その姿はどこにでもいるような普通の女の子で……これは、とある少年と少女の物語。
最終更新:2024-05-21 12:14:28
53413文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:2138pt 評価ポイント:1070pt
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲ
ート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:10:00
356882文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:794pt 評価ポイント:380pt
火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。
アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。
シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。
そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの
伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。
命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。
サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。
動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。
喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。
※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。
※参考文献は最終ページに記載しています。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:05:37
4567文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
伯爵令嬢アデリナと婚約者である第二王子ヴァルターは、政略によって結ばれただけの関係だ。
ヴァルターにはアデリナよりも大切な人がいる。
父親(国王)から蔑ろにされ、王太子(異母兄)から命を狙われている彼が唯一信頼し大切にしていたのは、ヴァルターの双子の妹セラフィーナだ。
ある日、セラフィーナが暗殺されてしまう。
最愛の妹の死がきっかけとなり、ヴァルターは闇属性の魔力に支配され、魔王と恐れられる冷酷な王となるのだった。
彼のことが放っておけなかったアデリナは王妃としてヴァルターを
支え続けた。
けれど、やがて周辺国から攻め入られ、国は滅亡の危機に。ヴァルターを庇ったアデリナは瀕死の重傷を負うのだった。
ヴァルターは、アデリナの命の灯火が消える直前に時戻しの魔法を使い、人生をやり直す選択をする。
それなのに彼は回帰前の記憶を忘れてしまい……。
迎えた、巻き込まれやり直し人生。
婚約者をどうにかしないと詰んでしまうアデリナは、以前とは違う関係を築くために奮闘するのだった。
過去編はシリアス。死に戻り後は未来の旦那様を善人に育てようと奮闘した結果、なぜかヤンデレ執着系ヒーローが爆誕してしまうお話です!
※カクヨムにも掲載(少しだけ先行)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:01:42
15665文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:584pt 評価ポイント:168pt
この世界に二人といない英雄職。
誰とも被ることのない職業を持ったのは主人公の幼馴染たちだった。
そして、主人公が得た役職は無職。
これもまた誰とも被ることのない職業である。
彼らと似通った点は誰とも被らない事だ。
でも彼らと違うのは職業で簡単に馬鹿にされてしまう事だ。
無職など、何も出来ない。
何も覚えることが出来ない。
役立たずの役職なのだ。
人々の冷たい視線は、彼にだけ集中していく。
嘲笑も侮蔑も何もかもを背負う主人公。
だが、彼にはそんなことすら関係ない。
彼の目
標は別にある限り、誰に何を言われても平気であるのだ。
ハチャメチャな幼馴染の強さに対しても、心で負けない無職の冒険ファンタジー。
幼馴染は英雄職の冒険者! 俺だけ無職の冒険者!!
の開幕です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 12:00:00
776565文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:160pt 評価ポイント:64pt
巷は双子や三つ子は畜生腹と呼ばれて忌み嫌う。仙台伊達家組士頭、佐藤源之介家に三つ子が産まれた。親は親戚と話し合い佐藤家の親戚の産婆梅の立ち会いで、三つ子の一人を親戚の木村玄太郎と香織夫妻に育ててもらった。
冷害による飢饉で仙台藩が窮した。藩は組士に指物を奨励し、組士頭佐藤源之介は指物の普及を命じられて指物を修業した。番士は刀を鋸と鉋に持ち替えた組士を鋸侍と言って馬鹿にした。
二度目の冷害で藩は組士に暇をとらせた。佐藤源之介は妻の奈緒と長女の八重と次女の多恵とともに藩か
ら暇をもらって町人になり江戸へ出たが、江戸に着くや母の奈緒と妹多恵は江戸の水が合わぬと言って仙台に戻った。
佐藤源之介は父と娘の八重だけの家族と偽り、与力の藤堂八十八と子息の与力見習いの藤堂八郎の助力で人別帳に記載をすませて日本橋元大工町に長屋住まいした。十四歳の八重は、十八歳の藤堂八郎と互いに一目惚れしていた。
八重が十五歳の時、母奈緒と共に仙台に戻っていた妹多恵が無頼漢の与三郎に騙されて与三郎の女になり、盗賊の一味に引き込まれた。
十八歳になった八重は与力になった藤堂八郎と再会し、憧れていた藤堂八郎の側室になった。
八重が十九歳の時、妹多恵は、商家に上女中として潜入し、与三郎から盗賊の手引きを強要されたため、隙を見て文で母奈緒に助けを求めた。母は親戚の木村玄太郎に知らせ、知らせは江戸の佐藤源之介に伝えられた。佐藤源之介は仙台へ出向いて多恵を救ったが、多恵救出の際に与三郎たちから受けた刃傷で、佐藤源之介と多恵は他界した。
木村玄太郎の知らせで父と妹の死を知った八重は藤堂八郎と別れ、三女佐恵と共に、二人で一人の八重を演じて日本橋呉服町の呉服問屋の女房八重になり、与三郎の盗賊一味を罠にはめようとする。
だが、夜の八重を演じる佐恵が過労で倒れて二人で一人の八重を演じられなくなったため、他界したと見せかけて佐恵は静養し、八重と佐恵は新たに上女中の多恵として加賀屋に奉公し、主と祝言をあげる仲になって与三郎たち盗賊一味を手引きし、加賀屋を襲撃した与三郎一味を町方に捕縛させた。
その後の吟味と裁きで、与三郎一味は死罪が言い渡された。一味の捕縛に協力した佐恵には、多恵として加賀屋に戻って主と祝言を挙げる事、八重には吟味与力藤堂八右衛門の養女となって後に藤堂八郎に嫁ぐ事の、特別な沙汰が下った。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-21 10:49:56
19752文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ティーナは、自覚なしの天才薬師。薬師長はその才能を隠すためにティーナには助手をつけずに仕事をして貰っている。王宮薬師はむずかしい研究とか、複雑な薬作りしかやりたくないので、熱冷ましとか痛み止めとかを作ってくれるティーナに好意的だった。
王太子はティーナの才能を守るにはどうすればよいかと知恵を絞っていたが、親友にして側近の公爵が、ティーナに一目惚れしたことで、この問題は解決した。
公爵は口説く時間がもったいないと王命を出すように要求したのだ。
ティーナは公爵と結婚して、大事に守
られるはずだったが・・・
公爵の不在中に公爵家の者がティーナを虐げた。ぶち切れたティーナは家出し、公爵は家族に怒りをぶちまけた。
公爵はティーナを追うが見つからない。一方ティーナはあちらこちらで目立つことをやりながら、上手く逃げていく。
公爵は妻を口説けるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 10:10:00
56186文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:74pt 評価ポイント:38pt
アリアの人生は常に谷底にいるようなものだった。
両親が亡くなり、叔父に引き取られた。
しかし親と叔父の都合からアリアは厄介者とされ冷遇された。
耐え忍んで生きてきたアリアだがなんと第二王子のお相手として見そめられた。
これまで不幸だった分幸運が来るかと思われたがそれもまた楽ではなかった。
王族の生活は息苦しく、アリアには利益を狙う人か、アリアの足を引っ張ろうとする人しか周りにおらず、お相手である第二王子の態度も冷たかった。
そんな時に第二王子の浮気が発覚した。
いつか
振り向いてくれる、王族にふさわしくと努力してきたアリアの心は折れた。
そのままなし崩しにアリアは離縁され、家に戻された。
しかしその時叔父が亡くなり、親の代わりに叔父が引き継いだ家門で家督争いが起きて家が無くなった。
家すら失ったアリアは平民としてひっそり暮らしだした。
もう生きていけるだけでもいい。
過度な期待はしない。
そう思って日々を生きていたアリアだったがある日彼女の元に兵士が押し寄せてきた。
王族の命を狙い、国家を転覆させようとした罪。
なぜなのかアリアは身に覚えのない罪によって逮捕されてしまうのであった。
そして処刑されたアリア。
けれどアリアの必死の抵抗に希望を見出した神様が世界を救ってほしいとアリアの時間を戻す。
世界を救う方法は指定されていない。
浮気者も、自分を冷遇した家も、全部ぶっ壊してやる。
世界は救って差し上げますわ。
ただし復讐もさせていただきます。
カクヨム、アルファポリスでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 10:00:00
518323文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:1766pt 評価ポイント:870pt
その差、一回り以上。
何がって……年齢が。
目覚めたらとある乙女ゲームの主人公になっていた、七崎(ななさき) 静音(しずね)。
神様曰く、元の世界に帰るには攻略キャラ五人のうち誰か一人と恋人にならないといけないらしい。
推しとの歳の差、一回り以上。恋心通り越してもはや親心。
そんな三十路オタクが、ひたすらキャラ達の可愛さに悶えてるだけのお話です。
※ ネットスラングとか限界オタクのような発言がちょくちょく混じるので、苦手な方はご注意ください。
※主人公としてどっぷり恋愛
するというより、推しを見守る話。
※健康的な腹チラを見て、ときめくより先にお腹冷やさないか不安になる……みたいなおばちゃん脳。ずっとそんな調子なので許せる方のみどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 09:07:22
247465文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:99pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:18pt
大陸の覇者として君臨していたイレスティア王国。
けれど、悪辣女王、エリザベート女王が国を治めるようになってから麻のように乱れた。
無理な戦争、冷害よる飢饉、疫病の蔓延。その結果、国民は蜂起し、革命が起きた。
私は革命軍に参加すればパンが支給されると聞いたので参加しただけだったのに。
王都決戦の時
私はなんと
革命軍のリーダーと悪辣女王が倒れている所に迷い込んでしまった。
そして、よくわからない黒フードの人。
きょとんとして、あわあわしていたら
悪辣女
王が放った攻撃で心臓を貫かれてしまいました
もっと、おいしいものを食べたい
そう思っていたらなんと
国民から忌み嫌われていた悪辣女王エリザベートに転生してしまったのよね
この物語は
一兵卒だった私が、殺されないために、頑張って、失敗したり、成功したり
誰かを助けられたり、助けられなかったり、助けられなかったり、凹んだりするだけのお話しです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 09:00:00
308079文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:112pt 評価ポイント:50pt
俺は緒方霞(おがたかすみ)、女の子みたいな名前とよく言われることを除けば、どこにでもいる平凡な男子高校生、高校入学してからどういう訳かすっげ~美少女五人に毎日追いかけられてる。
一人目は中学時代からの「親友」だから仕方ない、二人目は一緒に暮らしてる「義妹もどき」だから仕方ない、三人目はたまたま席が近い「金髪碧眼ハーフ」だから仕方ない、四人目は「訳アリ」だから仕方ない、五人目は「話すのも怖い」から仕方ない。……ってあれ? もうこれ詰んでるやないか~い!
美少女達に追われるよ
うになってから全男子生徒の「敵」と見なされ、男友達はふたりの変人を除き全ていなくなりました。女子からも「鬼畜」とか「女の敵」とか氷のように冷たい視線を向けられます。そんなワタクシではございますが、今のところ親に顔見せできないようなことはしておりません。
もしも願いが叶うなら放課後や休み時間に深夜アニメトークやソシャゲをする極々普通のインドア友達が欲しいです。そりゃ~周りにかわいい女の子がいるのは嬉しいですよ。でも下着の話とか女の子の秘密トークを聞くのは恥ずかしいので出来れば他でやってください。年頃なんで色々、色エロ想像しちゃいます。どうか良しなに~
天使のようにかわいい美少女達と風変わりな主人公の織り成す青春ハーレム系残念ミステリーラブコメ開幕! ムフフもちろんあります! ムフフっ!
※短編「優しいだけの嘘つき達は今日もラブコメを演じる」の連載版です。
6話目からは、毎週2度(月曜日、金曜日の午前7時)の更新予定です。
本作品はカクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 08:39:02
230286文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:420pt 評価ポイント:188pt
「動くな。 お前、やはり間者か?」
シーナの首元に、何か冷たいものが当たる感触があった。次の瞬間、パッと熱くなる
ーーーーーーー
劇団員になって二年
役者の椎奈は、公演の前日、トラックに跳ね飛ばされた
目が覚めると、そこは舞台の中のような世界だった
「……わかりません」
記憶喪失。 そう偽って、東都聖教会で働き始めるシーナ
「奉納舞台?」
九年ぶりに東都で行われる春祭り、そして奉納される宗教劇
「シーナさん、代役をしてただけませんか?」
「いいいいい無理で
す! 劇なんて出られません。背丈だけで決めるなんておかしいです! だいたい、明日やらなければいけないのに、今からでは何一つ満足に覚えられません!!」
「あらいやだ。 あなたもう全部、覚えているじゃない」
怪我をした巫女の代わりに、急遽、舞台に立つことになったシーナ
しかし、何かがおかしい
とんでもない横槍が入り
奇怪なアクシデントも
もしかして、誰かに狙われている?
うっかりカッコいいと思ってしまった友人の婚約者には首を切られ、おまけに……
「君は、おとめか?」
「っっっ……なっ…………っへん! たいっ!!!!」
ーーーーーーー
夢を失い新しい人生を生きる女の子と、カタブツな青年。違う世界で生きていたはずの二人が、この国で、出逢った。勘違い、すれ違い、それでも時間をかけて少しずつ、互いを知っていく。自分の気持ちに、気付いていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 08:13:54
113923文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:28pt
作:ロシアの宇宙軍
現実世界[恋愛]
連載
N2284JB
僕、谷中晴來は橋中紗友莉と付き合っている。幼馴染の北地茅雪には幼馴染だからこそ言っておかないといけないと思う。放課後、茅雪を呼び出したが、彼女の反応は冷たかった。茅雪は僕を陰キャと嘲笑い、告白を勘違いして無価値だと侮辱した。
茅雪の冷酷な態度にショックを受けた僕は、教室から去る彼女の姿を見送った。
最終更新:2024-05-21 08:11:11
11057文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
作:Erily
ハイファンタジー
連載
N6394IZ
俺の名前はエレン。
今日、学園の卒園式にて、スキル判定をした。
俺のスキルはな、な、なんと、『キッチン』!
何だそれ!
と、みんな爆笑して、俺は散々馬鹿にされた挙句に除け者にされた。
そこから物語は始まる。
最終更新:2024-05-21 07:57:25
1020文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「俺は冷月。この世とあの世をつなぐ案内人(コンダクター)だ。」
事故にあった純蓮は生死を彷徨う中で、更生させて現世に送り返す案内人を名乗る冷月と出会う。しかし、純蓮はある出来事がきっかけで希死念慮を抱いていた。
天界を舞台にしたヒューマンドラマ、開幕。
最終更新:2024-05-21 07:50:00
14456文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
「鬼神と呼ばれる男の家に嫁がなければならないの」
怪我したポン太を匿ってくれた扇家の娘は、泣きながらそう言った。
(鬼だか神だか知らないけれど、貴女の代わりに私が嫁いで恩返しをさせていただきます!!)
実はポン太は雌だった。それも化け狸の。
人間の姿となり、扇家の娘として相手方の家に向かったポン太――もとい扇 蒼葉は、旦那様、百鬼 行雲にいきなり「結婚する気はない」と言われてしまう。
それでも蒼葉はめげなかった。意地悪な姑にも新たにやって来たお嫁さん候補にも負けず、
憧れの『すろーらいふ』を送るため奮闘する。
もふもふ尻尾に魅了されたのか次第に優しくなる旦那様だったが、どうやら妖狩りのお仕事が上手くいっていないようで――
妖狩りの冷徹な(但し動物には甘い)軍人×底抜けにタフで元気な腹ペコ狸娘の全然スローライフじゃないラブコメディ。
◇◆◇◆◇◆◇
*大正時代頃の日本をベースとした架空世界が舞台の和風ファンタジーです。
*カクヨムからの転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:25:22
36429文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
「いけない子にはお仕置が必要だな」
フェリックス・クリューガー騎士団長は目鼻の整った精悍な顔立ちで、令嬢たちからの人気も絶大だった。が、冷酷無情で感情が表に出ないので、いつしかフェリックスは令嬢達から遠巻きにされる存在になっていた。
そんな折、学者であるヨドーク・エスター辺境伯と共に密猟者を一掃せよと命が下り、辺境伯邸を訪れたフェリックス。
そこで出会ったのがヨドークの娘ラヴィア。
ラヴィアは少々おっちょこちょいで空気を読まない言動が多いが、その行動や言動でフェリックス
は自身の感情の変化に気付いていく。
そんなフェリックスの気持ちなど知らないラヴィアは、相変わらずの言動ぶり。
お仕置と称してラヴィアに自分を知ってもらおうとするが……
心を持たないと噂される騎士と訳あり令嬢の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:21:33
30891文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:0pt
「十分な報酬を約束する限り、何でも宵月にお任せあれ!」
自称クールでハードボイルドな美人社長『霊四砂イブ(たましさ いぶ)』
彼女は魔物とダンジョン溢れる現代で、何でも屋を開業した。全てはハードボイルドな仕事人になるために!
従業員は全3名。
和装が似合う冷静沈着なソードマン!
知的で行動派なガンマン!!
そして体は少女!心は大人!まとめ役の槍マン!!!
依頼達成率(実質)100%な凄腕少女たちの、ドタバタシリアスコメディ開幕!
「貴方達、探索者ライセンスは?」「.
..持ってないわ」
「それ葉巻よね?貴方何歳?」「......17歳よ」
.........終わったかも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:21:09
13590文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
婚約者が中々決まらなかったジゼルとフィルマン。父親らに地味な者同士ちょうどいいと言われ、学園入学前に婚約した。
あれから3年。成長期を経たフィルマンは背が伸びて好青年に育ち人気者になり、順調だと思えた二人の関係が変わってしまった。フィルマンに思う相手が出来たのだ。
相手は三年前に伯爵家に引き取られた庶子で、三年の貴族教育の後で最終学園に入学する。可憐で物おじしない令嬢に第二王子とその学友が距離を縮め、二カ月前に王子は父王と婚約者に婚約の解消と伯爵令嬢との婚約を願い出る。激
怒する王と婚約者の父だったが、兄の婚約者に憧れていた第三王子が求婚して事態は急転。第二王子よりも聡明で一途な第三王子の求婚に婚約者が応え、前代未聞の相思相愛のカップルが二組誕生した。
彼らは真実の愛と持て囃されるも、政略で婚約を結んだ者たちに動揺を与える。多感な時期に婚約を考え直したいと思う者が続出したのだ。
フィルマンも一人になって考えたいと言い出し、婚約の白紙を望んでいるのだと思ったジゼルは白紙を提案。フィルマンはそれに二もなく同意し、婚約は白紙になった。
2年後。ジゼルは結婚を諦め、第三王子妃付きの文官となっていた。そんな中、仕事で隣国に行っていたフィルマンが帰って来て、復縁を申し出るが……
タグは後から追加される可能性があります。
ご都合主義の創作物ですので、広いお心でお読みください。
他サイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:10:00
99335文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:764pt 評価ポイント:328pt
太陽の沈まぬ帝国とまで謳われた、かつての世界最強国も零落して久しく、落日が万民の目にはっきりとしていた時代――
啓蒙派の開明君侯を父に、自由闊達に育った公女セシーリアは、姉シャルロッテの随員として、姉の婚約者である皇帝エルディナントが滞在中の避暑地へおもむく。
ところがそこで告げられたのは、皇帝からシャルロッテへの婚約破棄宣告。帝妃となるべく徹底的に躾けを受けた、完璧な淑女シャルロッテを若き皇帝は敬遠し、奔放に振る舞う妹のセシーリアへ惹かれたのだ。
落ちたりとはいえ王の中の王
、皇帝の求婚を断れるものではない。セシーリアはにわか仕込みのお妃教育を受け、礼儀作法もままならぬまま皇宮へ放り込まれる。
そこでセシーリアを待っていたのは、黄昏の帝室の旧弊さであり、落ち目の帝国をどうにか支えようと、冷たい糸を紡ぐ女郎蜘蛛のごとき太后ゾラとの確執だった……
※落日の帝国の花嫁として、政治への関与を禁止されているヒロインの視点で、異世界の19世紀風中欧・東欧っぽい地域の国際情勢の激動を描きます。ラヴ要素もあるけど、歴史と政治の話がかなり大盛りですのでご注意ください。めんどくさい部分を、ほどよく飛ばしながら読むのがオススメ(めんどくさいパート自体を書くの自重する、という選択肢はないのがこの作者)です。
※残酷な描写はありませんが、高校生以上を推奨する内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:00:46
120694文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:344pt 評価ポイント:150pt
謀反が起きて皇帝である父は皇妃と共に処刑された。
皇帝の側室であった私の母は、皇帝と皇妃が処刑された同日に毒杯を賜り毒殺。
皇帝と皇妃の子であった皇子が、新たな皇帝として即位した。
御年十才での即位であった。
そこからは数々の武勲や功績を積み、周辺諸国を属国として支配下においた。
歴代最高の莫大な魔力を持ち、武の神に愛された皇帝の二つ名は…
「勉強ばっかしてないで、たまにはコレで息抜きしてみて面白いから!」
仲の良い友人にポンっと渡されたのは、所謂乙女ゲーム。
『to
o much love ~溺愛されて~』
というド直球なタイトルの乙女ゲーム。
タイトルに通りに溺愛されたい女子の思いに応えたゲームだった。
声優の美声じゃなきゃ電源落としてるな…と思う程にクサイ台詞満載の乙女ゲーム。
プレイしてしまったからにはと、意地でもクリアしてやると頑張った。
気付けばコンプリートするくらいに遊んだ。
そんな私が・・・
何の因果かプレイしていた乙女ゲームの世界に転生する。
それに気付いた時、驚き過ぎて高い熱を出し寝込んだ。
乙女ゲームに転生とか、訳がわからない。
おまけに何か役割があって転生したという訳でもないようで・・・
そんな私は悪役令嬢でもなく、ヒロインでもなく……ただのモブ。
高難度のシークレットキャラ“隣国の皇帝シュヴァリエ”の妹に転生する。
強大な大国であり、幼くして皇帝に即位した男が兄…。
残虐で冷酷無慈悲から呼ばれるようになった、二つ名。
“魔王”または“血塗れの皇帝”と呼ばれている。
――――とんでもない立場に転生したもんだわ…。
父だった皇帝も側室だった私の母も殺された。
次は私の番――――?
✂----------------------------
アルファポリス様、カクヨム様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:00:00
261680文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:1550pt 評価ポイント:706pt
ホワイト男爵家の長女ジャスミンは二つ年下の美しい双子の妹達が生まれてから両親の愛情全てを奪われた。
幼いジャスミンはそれでも両親の愛情が欲しくてわがままを言った時、聞き分けの悪い子と言われ別邸に追い出された。
悲しくて寂しくて死にたいと思った時、突如頭の中にユイカという異世界の女の人が住み始めた。
根暗で自己肯定感の無いジャスミンと、積極的で自由な性格のユイカは時々人格を入れ替えながら協力し合い大人に成長して行った。
そんなある日砂浜に倒れている美しい男性を助けた。
この男性は帝国のラファエル王子様だった。しかしジャスミンとユイカはその手柄を双子の妹達に奪われ、妹達のどちらかがラファエル王子の妻になる事が決まった。
そんな中、ホワイト男爵は双子の姉であるジャスミンの存在を皇帝達に隠していた。ジャスミンは根暗で家に引きこもっており、行儀作法も知らない恥ずかしい娘だと思っているからだ。
しかし結局その存在を隠し通すことができず皇帝に招待された晩餐会にジャスミンを連れて行った。皇帝に挨拶するジャスミンの優雅な所作や物言いにその場の全員が驚いた。その後、ジャスミンに代わって表に出ていたユイカの能力の高さを皇帝が見抜き、ラファエル王子の右腕に抜擢した。
その後、ラファエル王子の元で仕事を始めたジャスミンとユイカだが、冷たいラファエル王子とその従兄弟チェスター侯爵の無関心に何度も悔しい思いをする。
だが諦める事なく必死に働き功績を上げ、二人に認められるようになった。
ジャスミンとユイカは交互に表に出て仕事をこなすうちにジャスミンはラファエルの従兄弟チェスター侯爵に恋をした。一方でユイカはラファエル王子が気になる。
一人の体に二人の人格がそれぞれ違う人を愛し、家族や妹達、根暗なジャスミンに対する偏見と戦いながら愛に生きてゆく女の子二人の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:00:00
38347文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:0pt
裏組織に属する男爵家の令嬢エリールはある日、婚約者フェスタの元を訪れると彼の浮気現場を目撃してしまう。学園の寮には自分以外にも婚約者や浮気相手のラビィもいるため、婚約者や浮気相手の顔を見たくないエリールは、寮から出て行くことを決める。
新たな住処を紹介してもらうために裏組織のトップであるボスを頼るが、フェスタはエリールを諦められない。そんな様子を見たボスはエリールから手を引くようにフェスタに命じるのだった。
後日、フェスタの浮気相手が所属している劇団のきな臭いウワサを聞い
たボスは、捜査に乗り出す。事件後、なりゆきからフェスタと浮気相手であったラビィはパートナーとして組むことに。
そんな姿を見たエリールはくやしさを感じて自分も隠していた特殊スキルを使って自分の存在をアピールしようとするのだが……。
剣の名手だが単純で考えることが苦手な婚約者フェスタ、冷静沈着で人に気を許さないキレ者のボス・キャプスなどと関わりながら幸せに平穏に暮らしたい女の子が幸せを掴むまでのちょいスリルありのラブストーリーとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:30:00
8507文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
作:シゲ ノゴローZZ
現実世界[恋愛]
連載
N5705JA
社会人三年目にして、糸井 明(いとい あきら)は悟っていた。自分はこのまま普通に働いて、普通に結婚して、普通に老いていくのだと。
現状を変えたいと願いながら、特に何をするわけでもなく、一般人として生きて、一般人として死ぬのだと。
そんなある日、SNSで『絶対に当たる占い』の噂を耳にする。
占いなどというオカルトじみた力は一切信じていないが、この手のイベントに積極的に絡んでいかねば、人生が変わることはないと思い、冷やかしがてら占い師のもとを訪れる。
これが全ての始まり
であり、全ての終わりであった。
ほぼ約束されていた平凡な人生には、もう戻れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:20:00
92560文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:20pt
作:三食昼寝付き
ローファンタジー
連載
N2189IS
ジョークランドのカラフルな世界で、皮肉とブラックジョークを武器にした冷酷なヴィクターは、いじめのトラウマを抱えながら世界征服を目論んでいた。彼の忠実な腹心、ミスティは、彼のブラックジョークによって勇気をもらい、盲目的な忠誠心を抱いていた。対照的に、正義感あふれるアキレウスは、ヴィクターのブラックジョークに反発し、「アキレウスビーム」で勝利を誓う。ヴィクターは彼の奇抜な発想で、バナナで敵を滑らせる「バンブーカノン」などの発明品を次々に生み出し、ジョークランドを席巻していた。
最終更新:2024-05-21 06:10:28
404788文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
『欠けている王女』と蔑まれ、辺境に幽閉されていた6歳の王女クラウディアは、その日すべてを思い出した。
自分の前世が伝説の魔女であり、数多の魔術師を従えていたこと。けれども今世では継母に追い出され、冷遇・搾取されていたが……。
「私の塔が汚れているわ。少し『お掃除』が必要かしら」
邪魔者を一掃し、かつて世界を揺るがした魔法の実力で、悠々自適な生活を送り始めたクラウディア。
黒髪の美少年だが不愛想な従僕・ノアと共に、高度な魔法で住環境を作り変えていく。
「謝るから王都に戻
ってこい? 王位継承権を与えてやる? 自分の魔法でいくらでも贅沢が出来るのだから、全然興味が湧かないわ。ふわあ、むにゃむにゃ……」
「おい。どうして俺の膝で寝るんだ」
使いまくった魔法の反動で眠たいクラウディアは、不本意そうな従僕に抱っこされ、今日もくうくうと寝息を立てるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 06:00:00
514120文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:115684pt 評価ポイント:60200pt
作:Erily
ハイファンタジー
連載
N5887JA
スキル『液体』『不眠の力』『鑑定』…
これで、どうやってトレジャーハントしろってゆうねん…
俺は途方に暮れていた。
しかも、スキルの意味がよく分からない。
パーティに応募するも、まぁ、見事に全滅。
俺は仕方なく1人でトレジャーハントする事にする。
最終更新:2024-05-21 03:11:34
8193文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
千年前、水神レインと呼ばれた最強の水魔法使いがいた。その彼は筆頭貴族であるアクアライド家を建てたが、千年経って今や落ちぶれ、落第貴族として罵られ、他の貴族達からは冷たい視線と嘲笑を浴びせられていた。
そんなアクアライド家の跡取りであるミナトは初級の魔法も行使出来ない無能であった。何をやっても魔法が上手くいかないミナトは訓練のために多くの貴族達が集まるダンジョン内の訓練に参加する。そこでも彼は不遇な対応を受けてしまう。
しかし突如としてダンジョンで地震が発生し、ミナトは
亀裂の中に落ち、ダンジョンの最下層まで落ちてしまう。
なんとそこは歴代アクアライド家の当主、初代・二代目・三代目の墓地であり、当主達は英霊として、そこに携わっていた。現在のアクアライド家の状況を聞いた当主達はミナトを最強の魔法使いにする事に決める。
これは歴当主手によって、修行をつけられ、最強(自称)に成る魔法使いの物語である。強くなり、傲慢になった彼は時に敵を気散らし、時に才能ある幼馴染を分からせたり、時に妹を救ったり、時に争いを止めたりする話である。
最強水魔法使いの話が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:48:47
190714文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:82pt 評価ポイント:36pt
俺は新聞記者として訪れた取材先で変質者に勘違いされ警察に通報されてしまった。近づくサイレンの音に冷静さを失い逃げ出してしまった俺は、不幸にも出会いがしらのパトカーに思いっきり跳ね飛ばされて死んでしまった。そうなったのは、取材対象だった売れっ子モデルの幼馴染、宇津伏リク(うつぶせりく)が俺と気付かずに警察に通報したからだ。俺は死にゆく過程で、せめて今どき流行りのハーレムな異世界への転生を願ったところ、目覚めたのはなんてことない俺の部屋だった。(なんだ、死んだわけじゃないのか)
少しばかり楽しみにしていたのに残念に思ってしまうが、俺は死んでいた。
蘇った世界は、20年前の9歳、宇津伏リクに出会ったあの時だった。俺は、心身にうずく何かがあって再会した宇津伏リクに対して、「あいつは俺の仇!」復讐することにした。具体的には、取材嫌いで有名だった宇津伏リクの幼年期に密着して将来役立つようなスキャンダルネタを掴む事だった。「復讐のためなら捏造でも、やらせでもなんでもしてやる」そんな固い決心だったが、宇津伏リクが俺を冷たくあしらった理由が徐々にわかってくると、俺は復讐方針を改めざるをえなくなったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:32:02
758837文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:558pt 評価ポイント:304pt
創業百年を迎え心が宿っていた老舗デパート。彼が静かに眠っていた時、突然の爆発事故に巻き込まれてしまいあえなく崩落。気まぐれな女神の同情とお見舞いで、人間の姿とそこそこの強さと石の頑丈さを与えられ、異世界に転生させられます。ただ「現世の元の建物に戻してくれ」という彼の希望は無視をして。
偶然最初に出会った性格も優しく見た目も可愛いが、ポンコツな美少女行商人の危機を助け仲間になり、一緒に冒険したり商売をしたり戦争に巻き込まれたり、色々な人々に出会い異世界スローライフを過ごす内に、
主人公の石と鉄筋で出来ていた無機質な冷たい心が少しづつ変わっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 00:13:04
1831799文字
会話率:61%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:598pt 評価ポイント:260pt
「無能な探偵に、居場所などない」
冷たい雨が降りしきるなか、僕ことハロウ・オーリンは探偵事務所を飛び出した。
事務所きっての花形探偵ギル・フォックスから追放宣言を受けてしまったのだ。その場にいた仲間の探偵たちもなにも言われずに。
その晩のことだった――何者かに、ギルは殺されてしまう。
当然、疑いは僕へ向かった。僕は街のなかを逃走し、真犯人を見つけようとするが……。
一人の青年が探偵の道へ進む、友情と決意の物語。
最終更新:2024-05-21 00:10:00
239354文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:16pt
ある猛暑の日に、とある日本の田舎道で行き倒れていた妖精を拾った少女漫画家の高野鈴子。
妖精はどうやら純粋な心を持つ者にだけ見えるコロボックルらしい。
涼しい場所をと求める妖精のお願いをきいて、冷房のある家に連れて帰り、面倒をみることに。
ところがこの妖精、下宿人のラノベ作家の中島ひなたにも妖精が見えるらしい。
カクヨム先行、なろうとアルファにも投稿予定です。
最終更新:2024-05-20 23:42:07
33769文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:128pt 評価ポイント:60pt
円環の聖女によって結ばれた四聖の和合。
その誓約によって守られるマルクト国は緑のベルデ、赤のロホ、白のブランカ、青のアスールの四つの領地からなる。
そして大地と植物を司る緑のベルデは地の加護を。
焔と熱を司る赤のロホは焔の加護を。
光と風を司る白のブランカは風の加護を。
水と冷を司る青のアスールは水の加護を受け、それぞれの領地に住む人々には、受ける加護がその髪や瞳に表われる事が多い。
だが黒い瞳に黒い髪を持って生まれた少女ノエルは、不吉だ、気味が悪いと嫌われ、虐げられてきた
。
そんな彼女を案じた父クラウスは、亡くなる直前に一通の手紙を出す。
その手紙によってノエルの運命は大きく動き始める。
黒が不吉といったのは誰?
※本作は【カクヨム】でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 23:30:42
351378文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:146pt 評価ポイント:76pt
諸国を流れ歩く謎めいた浪人、鬼灯の勘兵衛。飄々とした雰囲気とは裏腹に、その眼は戦場を冷静に見据えている。
彼は、酒場で居合わせた旅人たちに、かの有名な武田信玄の意外な一面を語り始める。 それは、信玄が「部下に指示を出すのが下手くそだった」という衝撃的な告白だった。
最終更新:2024-05-20 22:26:47
4685文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
七体の龍が守護する国・七龍国(しちりゅうこく)。
その内の一体である青龍の伴侶に選ばれた和華(わか)の身代わりとして、青龍の元に嫁ぐことになった海音(みおん)だったが、輿入れの道中に嫁入り道具を持ち逃げされた挙句、青龍が住まう山中に置き去りにされてしまう。
日が暮れても輿入れ先に到着しない海音は山中に住まう獣たちの餌食になることを覚悟する。しかしそんな海音を心配して迎えに来てくれたのは、和華を伴侶の望んだ青龍にして、巷では「人嫌いな冷涼者」として有名な蛍流(ほたる)であった。
冷酷無慈悲の噂まである蛍流だったが、怪我を負っていた海音を心配すると、自ら背負って輿入れ先まで運んでくれる。
身代わりがバレないまま話は進んでいき、身代わりの花嫁として役目を達成するという時、喉元に突き付けられたのは海音と和華の入れ替わりを見破った蛍流の刃であった。
「和華ではないな。お前、何者だ?」
疑いの眼差しを向ける蛍流。そんな蛍流に海音は正直に身の内を打つ明けるのだった。
「信じてもらえないかもしれませんが、私は今から三日前、こことは違う世界――『日本』からやって来ました……」
現代日本から転移したという海音を信じる蛍流の誘いでしばらく身を寄せることになるが、生活を共にする中で知るのは、蛍流と先代青龍との師弟関係、蛍流と兄弟同然に育った兄の存在。
そして、蛍流自身の誰にも打ち明けられない秘められた過去と噂の真相。
その過去を知った海音は決意する。
たとえ伴侶になれなくても、蛍流の心を救いたいと。
蛍流が心から笑える日を迎えられるように――。
※アルファポリス、魔法のiらんどなどにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 22:20:00
22557文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ルピアは大国の王女だ。秘密だけれど、滅んでしまった魔女の末裔で、『婚姻相手の怪我や病気をその身に引き受け、完全に治癒する』魔法が使える。
「けどねー、痛みや苦しみもそのまま引き受けるから、よっぽど相手を好きでもない限り、身代わりなんてできないから!」と周りを説得し、幼い頃から恋をし続けてきた隣国の王フェリクスに輿入れする。
彼のことを一途に思い、気持ちを隠そうともしないルピアのことをフェリクスは好ましく思うけれど、……誤解から彼女が裏切ったと考え、冷たく当たってしまう。
――
―そんな彼の身代わりとなり、ルピアは深い眠りについた。
「……いいよ、ルピア。君にとって苦しみでしかないのなら、私への思いを忘れればいい。だが、私はずっと君を愛するし、必ず君を取り戻すから」
夫のことが大好きな妻と、妻のことがもっと大好きな夫の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 22:00:00
356286文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:130pt
総合ポイント:79214pt 評価ポイント:42048pt
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