-仮面　溺愛　シスコン- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

隻狼の魔法侯爵と呼ばれるルドラ・シュヴァルツの元にニシャ・カシス公爵令嬢との縁談の申し込みがあった。その名と釣書を見てルドラは絶句した。これ、前世でプレイしていたオトゲーの悪役令嬢ではないかと。因みに、ルドラ・シュヴァルツと言う人物はオトゲーにモブとしても登場しないし、彼女がルドラとの縁談が持ち上がる時点でシナリオを逸脱していた。ルドラは嘆息しつつも彼女と会うことを決める。いつも通り、顔の左側を覆う仮面を外して・・・。

愛を知らない一人の女性。愛を求め20年間、『いい子』を演じ続けてきた。しかし、突如、仮面は壊れてしまった。『いい子』の仮面を脱ぎ捨てた先は、天国？地獄？否、異世界です。 目覚めた先は、異世界の船上。しかも、義賊団『十三支』と名乗る世界有数の指名手配集団の巣窟でした。 船員の多くは、獣人で人間に忌み疎まれてきた者達。 船長がその者達を拾い『家族』にし、立ち上げた義賊団。 愛を知らない女性を、船員達は本物の妹のように溺愛し離さない。 果たして、女性は、本物の愛を家族を知ることが出来るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ