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※この作品は、脚本形式のテキストです。
幕末の日本、西洋の武器を振りかざし新しい世を開かんとする新政府軍と、徳川に仕えてきた義に報いようとする幕府軍による戦が全国に広がっていた。
東北・仙台藩に保護されていた傭兵の生業を背負う山瀬の一族も、その戦に巻き込まれ、恋人同士であった雲殊(23)と伍真(24)もそれぞれ幕府軍側と新政府軍側に分かれ、敵同士となってしまう。
二人はお互いに傷の契りを交わし、お互いに従属する禁忌を犯す。
頭領として山瀬をまとめる役目を担った雲殊はその役目
に応えるために戦の地、会津へと向かうが、その地で瀕死の重傷を負ってしまう。傷の契りで生きる事を選んだ雲殊は烙水という名の薬を飲み、身体能力と自己治癒力が高い鬼突となる。
一方、伍真は新政府軍の中でも、鬼突を倒す事を目的とした任務隊に入る事になり、戦の地、会津へ向かうことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 21:52:13
25468文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:高橋龍(ロン)
現実世界[恋愛]
完結済
N0557HC
サンファンバティスタ号に乗りスペインに渡り帰還しなかった仙台藩士瀧上嘉蔵から数えて一六代目の海彦は嘉蔵不帰還の謎を抱えていた。それは瀧上家にとって代々の解けない謎であった。海彦は帰還しようと思えば帰還できたのに不帰還とは、残された家族の悲しみを顧みない嘉蔵には人間としての欠陥が在ったと捉えていた。その結果、嘉蔵は偉大ではあるが、尊敬できないに繋がっていた。そんな折に嘉蔵の子孫と名乗るマリアからの手紙が舞い込む。日西友好協会の招きで仙台に着いたマリアは四百年前の仙台とお正月を体
験する。マリアは嘉蔵を尊敬していた。美人で聡明なマリアに一目惚れした高二の海彦は戸惑いながらもマリアへの想いを強める。マリアも海彦の優しさに触れ、切っても切れない関係の強さを確かめてゆく。マリアの唄は抜群だった。楽器が得意な海彦はバンドを組もうと提案。快諾された海彦は音楽の路に進もうと決意して曲を創り、カラオケテープを帰国したマリアに送り、唄を吹き込み、それを家族に披露。父親の海太郎から「大学に行って歴史を学べ。墓を守れ」と認められる。優しくも頑固な海彦は嘉蔵への認識を変えられずしてマリアとの関係は何時もギクシャク。軽音楽部に所属している海彦は正月明けの音出しにマリアの要望であった学校案内を兼ねて参加。マリアの挨拶と唄に静まり返る部員たち。マリアから「佐々木薫子に警戒を怠るな」と忠告。薫子は海彦を誘惑。かろうじて誘惑から逃れた海彦。ある日学校から帰ろうとした海彦に橘南が声をかけた。「海彦。話できる。時間ある」。南とは小五の時に学校の屋上で一枚の毛布にくるまっていた。二人は屋上から荒れ狂う黒色の津波を震えながら見つめていた。両親を喪った橘南は会津若松の祖父母の元に引き取られて行った。話すのは小五の時以来。橘南は海彦が通うであろう高校を予測して祖父母を説得。独り仙台に戻って来た。橘南は海彦に告白。健気な南に心惹かれる海彦。「マリアとは切っても切れない関係。私とは切ろうとすれば直ぐにでも切れる他人の関係。だから遠くて近いマリアを気にしていないんだ」。嘉蔵が暮らしていたアンダルシアのコリアデルリオの『ハポンの会』から招待状が届いた。揺れる橘南。海彦は嘉蔵不帰還の謎を解き晴らすチャンスと決めるも、海上保安庁に勤める海太郎がオホーツク海で国籍不明船から銃撃を受け生死を彷徨う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 20:00:00
153449文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
杜の都・宮城県仙台市。
古の時代、そこには森に棲む黒山羊を崇拝する村が存在していた。
人々は豊穣を司る黒山羊の加護によって豊かに平穏に暮らしていた。
黒山羊崇拝が廃れた時代、仙台藩初代当主・伊達政宗が動き出す。
なぜ、宮城は宮城と呼ばれ、仙台は仙台と呼ばれるようになったのか。
なぜ、草原だった仙台の地が杜の都と呼ばれるようになったのか。
この物語はその謎を解き明かしていく話である(捏造です)。
※この作品はフィクションです。実在の人物、地名、団体などとは一切関係がございま
せん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-29 20:13:35
2260文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:106pt 評価ポイント:84pt
仙台藩の下級武士の子として生まれた千葉卓三郎は会津戦争に出征し九死に一生を得る。
しかし賊軍となったため故郷を離れ、放浪の途につくことになった。
やがて小学校教員として五日市町(現東京都あきる野市)にたどり着く。
そこは踊り継がれてきた三匹獅子舞を軸に民衆が深く結びついた里だった。
時は自由民権運動真っ盛りの頃。
卓三郎は仕事のかたわら地元の若者が集う勉強会に参加し、憲法草案を作り上げていく。
一方、この町で美しい巫女、理久と出会った。
不幸な生い立ちを背負いながらも明るい
理久に惹かれていく卓三郎。
だが理久には忘れられない男がいるようだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 21:45:29
25915文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
八幡神社裏のお稲荷様に願かけを行なうと、恋の願いが叶う。そんな噂を聞き付けて、神社の縁日にやってきた仙台藩士の娘、佐保は奇抜な身なりをした若者と出会う。見た目とは違い、思いやりのある態度が感じられる彼に好感を抱くが、彼には秘密があり…
最終更新:2019-07-02 17:00:00
94254文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:74pt 評価ポイント:32pt
《江戸時代の武士の階級・家格》について説明致します。江戸時代には200~300程の大名家(藩)がありましたが、そのうち比較的有名な藩で、なおかつヒエラルキーが解りやすい物を列挙しました。読んでいて途中で退屈になったり、目や背中が疲れたりするかと思いますので、本作をお読みいただく際には、体調に十分注意して下さい。
読んでいただいた方には、できるだけご感想をコメントしていただけると幸いです。今後の『小説豆知識』コーナーの作品をより良いものにするためにどうかご協力をお願いいたします
。
それでは、お楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-12 00:29:34
2029文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:197pt 評価ポイント:81pt
時は明治1年(1868年)10月12日。
場所は奥羽の大藩である仙台藩の居城である仙台城。
そこは青葉山に築かれた平山城でもある事から「青葉山城」なる雅称を持ち、今まで長い間・・・・様々な出来事を見続けてきた。
今もそうだ。
戊辰の役という戦火が近付くのを知りつつ、そして仙台がどうなるかも見届けようとしているのだからな。
しかし、それを知る者は誰も居ない。
ただ、それは仙台折浜(現・宮城県石巻市折浜)に浮かぶ船に乗る男も同じだ。
男も一人のため・・・・自分の思い
を口にしているのだからな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-01 21:56:56
3739文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
検索結果:7 件
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