-九官鳥- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

喉の調子は良好だ。 いつでも元気よく挨拶ができるだろう。 「オハヨッ!　オハヨッ!」 ……ボイスチェックは完璧。 いつもと変わらぬ、美しい声だ。 ……今日はどんなニンゲンが来るのだろうか。 羽を伸ばして待つとしよう。 ペットショップにいるとある鳥の日常を、鳥視点で書いたほのぼの物語。 この作品は「monogatary.com」「カクヨム」にも掲載しています。

九官鳥はただ、「アナタヲ愛シテイマス。愛シテイマス。」という。

3ヶ月。 サラリーマンにとってはかなり長い、けれどゲームをやりこむには少し短い。 そんな期間だけでもVRMMOをプレイしたいと思ったおじさんのぶらり一人旅

動物の中では猫が好きです。九官鳥と同じくらい好きです。

古くて小さな動物園には、リス一匹と九官鳥一羽だけ。飼育員は、まじめでやさしい健さん一人きり。あさってで閉まる予定のオンボロ動物園におとずれる奇跡とは。

「この世には不可思議なものがあるものだね、あかりちゃん」 「そうだね。例えば因幡さんの背後でずっと立ってる首なし幽霊とか」 「そういうことは早めに言ってほしいなあ。早く除霊してお願い」 北東に傾いた貧相なアパート、埃をかぶった看板、九官鳥を締めているような音をあげる玄関扉。 年季の入った角部屋に住んでいる因幡かをるは探偵だった。 此処から徒歩五分足らずでたどり着ける位置にある小さな事務所を一人で切り盛りしている。 鳴かず飛ばずの探偵業にその日も来ない客を待ちながら新聞を読んでいた。 ソファの背もたれに腕を預けて吸う煙草の味を噛みしめていると、錆付いた呼び出し音が鳴り響く。 いそいそと営業笑顔で玄関を開けると、そこには近所の高校の制服を着た女子高校生が立っていて、挨拶を交わすような口調でこう言った。 「貴方、このままじゃ数週間以内に死にますよ」 憑かれやすく売れない男探偵と、物理除霊が得意な最強女子高校生（ゴーストバスター）が送る、愉快で奇怪な怪奇譚。 折りたたむ>>続きをよむ

人の言葉をしゃべる九官鳥、ココロ。 無邪気に言葉を紡ぐココロが結び付けていく、人と人との繋がりとは――。

いつものようにお題小説です。