世界トップの冒険者パーティは頭も身体能力もおかしい。
常人とかけ離れている能力を備えたものを天才と呼ぶならば、アイツらはそんな天才すらも追い抜いた天災だ。
8歳で聖剣をどっからか引き抜いてくる女勇者。
新しい魔法を次々に生みだす歩く魔道書と呼ばれる女賢者。
大剣と大盾を軽々片手で振り回して敵をなぎ払っていく戦士。
回復魔法を極めすぎて時魔法を編み出した悪魔ごとき聖女。
目に見えない速度で駆け回り潜入調査を楽々こなしてくる元盗賊。
この5人のやることなすことすべてが規格外。
誰も考えなかったことを考え、それを実行する……良くも悪くもだが。
しかし、そのわけわかんない5人の他に実はもう1人パーティメンバーがいる。
……俺だ。
普通の村人A扱いだった俺が何を思われてか、あのクソ幼馴染勇者に誘われ、強引に規格外の冒険に駆り出されてみろ。
なりたくなくても強くなるに決まってる。
だが、安心してほしい。
俺は強くなったと言っても、バカ5人と同レベルじゃない。
圧倒的に下だ。
何ができるとかその前に、何もさせてもらえない俺が前から思っていることはただ1つ。
……俺、いらないよね?
「「「「「いや、いるけど?」」」」」
……わからん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 00:01:57
410426文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:49pt
俺は名もなきバイト戦士だ。
ある日、名もなき企業戦士のOLと一緒に異世界ダンジョンに店ごと転移してしまった。
なんとかして現代に戻る方法を探さなくてはと思うのだが、次から次へと店にやってくるお客様である冒険者やモンスター達。
うっかり1200本近くも発注してしまった【パワビタンZドリンク】がなんだかステータス全回復アイテムだと冒険者達の間で噂になるとコンビニは瞬く間に大盛況となるのだが、コンビニ経営をがんばって異世界で成り上がると言うわけでもなく。
ダンジョン爆破事件に巻き込
まれたり、魔王の12宮で魔族と戦ったり、アイドルをプロデュースしたりと気ままな異世界ライフを送る俺であった。
そんな俺が異世界に転移する原因を作った駄女神と、あと男前な女子高生聖騎士様やフルパワーでしか魔法を撃てない女賢者、ぽんこつ皇女やロリな魔王の娘なんかが織りなすハートフル異世界ダンジョンファンタジー。犬もでるよ。
基本ヒロイン達が無双します。主人公は無双しないしチート能力もありません。口先だけの役立たずです。
※カクヨムにも投稿を始めてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-09 21:39:24
620391文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:73pt