日本に住む普通の高校生だった結城葵は、気が付くとエルミナ・ルナという異世界に”異邦人”として召喚されていた。――男と女に分裂して。
男の”ユウキ”と女の”アオイ”の二人は異世界を彷徨い歩く中、異邦人がこの世界で悪事を働き、人々が傷つけられていることを知る。こちらの世界に召喚される際、ユウキには”最強のステータス”を、アオイには”瞬間移動”の能力が与えられており、人々を守るために異邦人たちと対立することになる。
そして魔法が使えない魔法使い”シーラ”と、不遇の天才剣士
”コニール”との出会いをきっかけに、ユウキとアオイは”異邦人狩り”として、エルミナ・ルナを旅しながら異邦人たちと戦い、元の世界に戻る方法を探していく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 18:01:27
496097文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:16pt
【相性最悪なのに異世界最強!?異色のコンビがドン底から成り上がる!】
主人公のリオは、絶対に壊れない強力な武器を作るため『不壊の天才鍛冶師』とうたわれていた。
しかし顧客の冒険者ベンジャミンが手入れを怠ったせいで、モンスターとの戦いの最中にリオの作った武器を壊してしまう。それが原因で国の英雄が命を落としてしまった。
「リオの作った武器が悪いのだ」というベンジャミンの主張が認められ、罪人となったリオに下されたのは「レッドドラゴンのすむ洞窟に放置される」という処罰だった。
レッ
ドドラゴンの手から逃れることができれば無罪放免だが、実質それは不可能。
つまり処刑宣告されたも同然だった。
鍛冶の腕前は天才だが、剣はからっきしのリオ。腰には自分の作った長剣を差していたものの、生きることを諦めてしまう。
そんな彼の前に現れたのは、可憐な女の子だった。
しかも服装からして貴族令嬢。
名はミレーヌ。なんと冒険者だという。
彼女は断りもなくリオの長剣を手に取ると、躊躇することなくレッドドラゴンに立ち向かっていった。
実は彼女は伝説の剣術と、誰も真似できない超強力な魔法剣の使い手。
ただし『一撃必壊』、つまり『一撃で武器を絶対に壊してしまう』という鍛冶師にとっては悪魔のような存在で、それが原因で罪人となり、リオと同じように洞窟に放置されてしまったのである。
リオの作った質の高い武器と、ミレーヌの剣術により、たったの一撃でレッドドラゴンに瀕死の重傷を負わせることに成功。その隙に二人は洞窟から脱出することができた。
それでもリオは「鍛冶師としては死んだのだ」と意気消沈していた。
だがいつでも前向きで天真爛漫なミレーヌと行動をともにしているうちに、徐々に彼の中で失われた情熱がよみがえっていく。
そしてミレーヌから「私のパートナーになって、武器を作ってほしい!」と頼み込まれたことで、再び鍛冶師として立ち上がることを決意するのだった。
相性最悪なはずの二人が、息のあったコンビで数々の困難を乗り越えながら、英雄へと成り上がっていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 22:07:13
94178文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:54pt
不慮の事故で死んでしまった私はどういうわけか記憶を維持したまま赤ちゃんとして生まれ変わってしまいました
新たな生家となった家庭は裕福で家族もみんな優しく、私は沢山の愛情を注いでもらいながらスクスクと成長していました。そんなある時、私はここが自身がプレーしていた乙女ゲーム『恋するダンタリオン』の世界だと気がついたのです。そのきっかけとなったのが、作中で主人公と攻略対象との仲を引き裂こうとする悪役令嬢、宝生院 麗華との出会いでした
『恋するダンタリオン』は上流階級の御曹司や御
令嬢が通う学園に特待生として庶民の主人公が入学してくるところから始まります。主人公つまりプレイヤーは、学園の皇帝と呼ばれる世界屈指の御曹司や不遇の天才と呼ばれるイケメン教師などの攻略対象と仲良くなり、その仲を引き裂こうとする麗華やその取り巻きたちのイジメを攻略対象と共に乗り越えることでハッピーエンドを迎えるというものです。イベントやスチルの作り込みがハンパではなく、とてもいい作品でした。それに物語後、麗華や取り巻きたちが実家から絶縁されて地に堕ちる、という作中、何度もイライラさせられたキャラクターたちがやられるというスッキリするおまけ特典も付けられており、やり終わった後の達成感は格別なものだったのを今でも覚えています
って、それ!その麗華の取り巻きって、もしかして……。
様々なしがらみから麗華の取り巻きをやめたくてもやめられない私は、どうにかして絶縁バッドエンドを回避しようと必死に奮闘します!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 23:00:00
9202文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:73pt