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検索結果:14 件
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精霊の源泉地と言われるアヴァロン島。
その聖地が魔族と呼ばれる存在に占領され、精霊弱化が始まってから数百年が経つ。
聖地奪還を目論んだいくつもの勇者パーティーや連合騎士団もそれが不帰の嶮であると証明するだけだった。
各国が奪還計画に倦んでいたころ、『智慧の貪狼』を名乗る魔道学者は考えていた。
英雄でも大軍でも無理なのだとしたら…。
■
「荷役、鍵師、鍛冶屋に学者ってパーティな時点で、早晩立ち行かなくなるとは思っていたけどだな…」
「だからわざわざ助っ人を頼んだのでしょう?
」
「その助っ人が『料理人』ってのは、極め付きだろ! 真っ当なパーティの連中がこれを聞いたら当分酒のツマミに困らんぞ」
■
「ええ、アルミという金属にチタンという金属をコーティングしたものです。どちらもレンガ山で採れますよ」
ともに鉄より軽く、錆びなくて丈夫であると伝えると、親方はギラっと目の色を変えていろいろと質問を浴びせかけてきた。
だがどちらも高温での酸化に弱く、鋳掛やロウ付け、焼入れが困難なことを知るとスーッと目の色が戻ってしまった。
さらにアルミは曲げ加工に弱く、チタンは切削加工が難しい。
鉄みたいにぶっ叩いて曲げて切ってくっつけてという技法がまともに使えないのだ。
「つまり『鉄は王様』ってことだな」
ああ、真実を突いてしまった。
あれだけ金属加工技術の進歩した現代地球でも、一番活用されていたのは、やはり鉄なのだから。
■
「ええ。まず音声というのは空気の振動ですよね?」
その振動が魔導線の繋がれた極薄の金属板に当たり、金属板は魔石から接続されたもう一方の金属板に対して触れるか触れないかの距離で振動する。
魔力は魔導体を伝わるほどではないにせよ、空間を飛ぶ性質もある。
わずかな隙間であれば、その距離に応じて少しは魔力が流れる。
その魔力波形は魔導線を伝わった先に設置された風魔法の魔導紋によって空気の振動に戻される。
「始めは魔力波形を物理振動に戻す仕組みが要るかと思ったのですが、風の魔導紋で直接いけると解りましてね」
「ええ、魔導紋というものは概念的な動作をするから、理論上は遅延や損失が皆無と言われてるのだけど…」
だが、それをこのように利用するなど考えた者はいるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 15:13:00
777880文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:2302pt 評価ポイント:1070pt
作:ぶらっくそーど
ハイファンタジー
連載
N6656IH
ある日、世界の【死】は崩壊した。
脳機能が消失しようと、心肺が停止しようと、人は死ぬことができない。
人々は永劫とその器に魂を囚われ、ひたすらに苦悶を味わい続ける。
その結果、不帰者と呼ばれる怪物たちが誕生した。
不帰者は助けを希い、どうか殺してくれと人々を襲い続ける。
不帰者は不帰者を生み、世界はどうしようもなく生に塗れていた。
そんな混沌と化した世界で、原罪の聖人が、世界の捩じれを正していく。
※不定期更新です。
最終更新:2024-04-11 20:07:08
395646文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:126pt 評価ポイント:58pt
この文章に設定されたキーワードは、一見すると正しくない。しかし正しい。そのようにして読まねばならず、この文章がそのようにパッケージされている以上、この文章はそうでなければならない。この文章のそのパッケージ内での抗争こそ重要である。
最終更新:2024-02-22 20:34:57
8299文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ヤナイハル
ヒューマンドラマ
完結済
N9326HT
産業革命頃の英国的な異世界で、魔力や異界等ファンタジー要素が少々入ります。
カクヨムでも掲載中。
長文が苦手でない方はそちらの方が良いかもしれません。(*- -)(*_ _)ペコリ
※以下は、ネタバレ有りのあらすじです。核心部分は伏せてありますが、お好みでどうぞ。
〇第一部 ~新米宰相は、初めてできた部下との適切な距離が分からない~
就任したばかりの新米宰相アラン・ルーカスの元に、部下にしてほしいと言う青年がやって来た。普段から一人でいる事を好むルーカスだが
、断りきれずに期限付きで秘書にする。
必要以上に距離を置かれていると感じつつも、めげずに、力になろうとする青年。彼の献身により仕事の危機を乗り越えられた時、ルーカスは、青年の意外な優秀さに気付くと同時に、自分の心境に変化が生じていた事に気付く。
青年が、剣士なら誰もが憧れる近衛第一隊を辞めてまでやって来た事に若干の疑問を抱きつつも、ルーカスは彼を正式な部下とする事を決めるのだった。
〇第二部 ~初恋がまだの新米宰相は、ニホンから異世界転移してきた女性の扱い方が分からない~
正式に秘書とした部下とともに、コーナン辺境領へ向かった新米宰相アラン・ルーカス。
そこで尊敬する前宰相とは正反対の、人徳あふれる辺境領主に会い、宰相として目指すべき姿に迷い始める。
そんな時、国境沿いで突如起こる大事件。間一髪で森に逃れるも道に迷い、部下は重傷の自分を助けて意識を失ってしまう。しかもそこは不帰(かえらず)の森と呼ばれ、伝説のはずの異界との接点が実在する場所だった。
ルーカスと部下の前に現れた、ニホンという異界から迷い込んで来た女性。ちぐはぐな会話を繋げながら、部下を守るルーカスと女性は、助け合って森で一夜を明かす。
翌朝、捜索と救助にやって来た兵たちに、彼女が異界に戻る道を探させるが、兵たちは異界と聞いて恐れおののき、パニックを起こし始める。
しかし彼女を置き去りにしては行けない。さらに、彼女が元の世界に戻る道も失われていた事が分かった時、ルーカスは、全てを騙す大きな嘘を決心する。それは文字通り、宰相としての進退を賭けての事だった。
以後更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 20:18:26
928046文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:310pt 評価ポイント:108pt
「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈はずでさあ、あなた方大したもんですね。」
(宮沢賢治「銀河鉄道の夜」九、ジョバンニの切符 より)
***
ああ、そうか。つまり……、そういう事か。
最終更新:2022-04-25 09:36:31
686文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
太古の昔より存在し、絶えずその構造を変化させると言われている洞窟「不帰の穴」
恐ろしい魔物が跳梁跋扈するといわれるそこの最深部には、偉大な宝があると言われていた。
ある日ハイデルン王国の諜報部隊隊長アレス・ドランは、不帰の穴を探索し、宝を持ち帰れという命令を受ける。
その命を受け、不帰の穴に入るもあっけなく魔物に殺されてしまうアレス。
次に目覚めたときに見たのは、真っ白な謎の空間と王国の主神「チッツァ=リトル」を名乗る謎の女性だった。
そして彼女と共に不帰の穴の入り口まで戻る
アレス。
死に戻りを繰り返しながら探索を続けるうち、彼は宝の正体、己の過去、そしてチッツァ=リトルの真意へと近づいていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 11:32:58
78678文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:高橋龍(ロン)
現実世界[恋愛]
完結済
N0557HC
サンファンバティスタ号に乗りスペインに渡り帰還しなかった仙台藩士瀧上嘉蔵から数えて一六代目の海彦は嘉蔵不帰還の謎を抱えていた。それは瀧上家にとって代々の解けない謎であった。海彦は帰還しようと思えば帰還できたのに不帰還とは、残された家族の悲しみを顧みない嘉蔵には人間としての欠陥が在ったと捉えていた。その結果、嘉蔵は偉大ではあるが、尊敬できないに繋がっていた。そんな折に嘉蔵の子孫と名乗るマリアからの手紙が舞い込む。日西友好協会の招きで仙台に着いたマリアは四百年前の仙台とお正月を体
験する。マリアは嘉蔵を尊敬していた。美人で聡明なマリアに一目惚れした高二の海彦は戸惑いながらもマリアへの想いを強める。マリアも海彦の優しさに触れ、切っても切れない関係の強さを確かめてゆく。マリアの唄は抜群だった。楽器が得意な海彦はバンドを組もうと提案。快諾された海彦は音楽の路に進もうと決意して曲を創り、カラオケテープを帰国したマリアに送り、唄を吹き込み、それを家族に披露。父親の海太郎から「大学に行って歴史を学べ。墓を守れ」と認められる。優しくも頑固な海彦は嘉蔵への認識を変えられずしてマリアとの関係は何時もギクシャク。軽音楽部に所属している海彦は正月明けの音出しにマリアの要望であった学校案内を兼ねて参加。マリアの挨拶と唄に静まり返る部員たち。マリアから「佐々木薫子に警戒を怠るな」と忠告。薫子は海彦を誘惑。かろうじて誘惑から逃れた海彦。ある日学校から帰ろうとした海彦に橘南が声をかけた。「海彦。話できる。時間ある」。南とは小五の時に学校の屋上で一枚の毛布にくるまっていた。二人は屋上から荒れ狂う黒色の津波を震えながら見つめていた。両親を喪った橘南は会津若松の祖父母の元に引き取られて行った。話すのは小五の時以来。橘南は海彦が通うであろう高校を予測して祖父母を説得。独り仙台に戻って来た。橘南は海彦に告白。健気な南に心惹かれる海彦。「マリアとは切っても切れない関係。私とは切ろうとすれば直ぐにでも切れる他人の関係。だから遠くて近いマリアを気にしていないんだ」。嘉蔵が暮らしていたアンダルシアのコリアデルリオの『ハポンの会』から招待状が届いた。揺れる橘南。海彦は嘉蔵不帰還の謎を解き晴らすチャンスと決めるも、海上保安庁に勤める海太郎がオホーツク海で国籍不明船から銃撃を受け生死を彷徨う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-17 20:00:00
153449文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
文明の発達した現代。世界に新たな独立国家が誕生した。
その国はフィグリムニクスと名付けられ、時と共に現世の理想郷とも謳われる強国へと成長を遂げた。
そんな豊かな国で生まれ育った青年ミリィは、ありふれた日々の中でも自分なりの幸福を見出して生きていた。
しかし、突如現れた生き別れの兄アンリとの出会いによって、ミリィの人生は徐々に狂い始める。
己のルーツに疑問を持ったミリィは、自分の存在意義を確かめるため奔走を始めるが、その道中には思わぬ障壁が立ちはだかっていた。
知られざる父
の秘密、愛する母の過去。そして、神隠しと呼ばれる不帰の現象。
全ての点が線で繋がった時、ミリィはようやく世界を揺るがす陰謀の渦に巻き込まれていたことを知る。
※※※連載作品2作目。
作中にショッキングな表現、残酷な描写が含まれますので、苦手な方はご注意ください。
週末日曜午後、不定期更新。
追記※作中に出てくる国家や人物等の名称を幾つか変更することにしました。
前半と後半とで異なる点もあると思いますが、順を追って改稿しますので、完了まで暫くお待ち下さい。
ややこしくして本当にすみません。出来る限り急ぎます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 16:51:30
1320362文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:56pt 評価ポイント:18pt
愛情というものを与えられず不幸な人生を歩みながらも生活を続ける柳太郎。
中学卒業を控えたある日、太郎少年はその短い人生を終える。
死後、真っ白な空間で、世界の創造主(神様)に出会い、記憶を持ったまま新しい生を受ける事が出来るけどどうする? と尋ねられた太郎少年は記憶を持ったままの新しい人生を望み、それまでとは違う世界への転生を決意するのだが、転生直前に神様が何やら気になる発言をし、その内容を教えられないまま第2の生へと送り出された。
転生した太郎少年だったが、
記憶が覚醒する前に、とある事情で母と共に殺されそうになり、母に連れられ追っ手から逃げ、不帰の森と呼ばれる1度入ったら出る事は出来ないと言われている森に逃げ込み、何とか追っ手を振り切る事が出来たが、そこに辿り着くまでの間に母は致命的な怪我を負う。
自分はもう長くはない事を悟った母は、自身の残りの命を使って赤子を護る結界を張った。
結界が張られている間は外敵に襲われる心配は無いのだが、食事を与える者も居ない為、赤子の命は風前の灯。
そこへ偶然、女神がやって来て赤子を見付け、結界に宿っていた母の意思を読み、その魂に誓い、赤子にファーマという名を与え育てる事にした。
女神に育てられた少年ファーマは5才で前世の記憶と人格が完全に覚醒し、7才で女神の元を離れ1人旅立つ。
創造主に与えられた力と、女神に育てられた事により付いた、世界最高クラスの力を持ったファーマ少年の新しい人生が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 12:08:55
603274文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:1523pt 評価ポイント:757pt
作:ミヤマカエデ
ハイファンタジー
完結済
N5698GF
【第19回電撃小説大賞 3次選考通過作品をリライトしました!】
これは、龍と人が織りなす物語。
類まれな戦闘力を誇る青年『凱夏(ガイカ)』は、女の身でありながら次期皇帝に選ばれ、命を狙われる龍の姫『黎峯(レイホウ)』の護り手として、逃亡を余儀なくされていた。
仲間と合流するために不帰の森を逃亡中、凱夏は口減らしのために捨てられた人間の少年、『明星(アカボシ)』と出会う。
黎峯の反対を押し切り、凱夏はいわくありげな明星をともない、不帰の森を抜けようとするのだが……。
※こち
らは『龍遊戯伝』シリーズ第二作ですが、単体でもお読みいただけます。
物語がリンクしている↓作品も合わせてお読みいただくと、よりいっそうお楽しみいただけます!
『龍遊戯伝~天黎之刻・天麗之刻~』(第一部完結済) https://ncode.syosetu.com/n2372fx/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 22:10:15
116751文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:92pt 評価ポイント:66pt
そこは危険なダンジョンだ。一度入った冒険者達は、ほぼ戻ってくることはない――。「だって、殺さずに長期滞在してもらった方がお得なんだから仕方ないでしょう? 危険だなんて風評被害よ、風評被害!」
もふもふな精霊達と作る『人を殺さないダンジョン』、元女子大生な香夜のセオリー無視なダンジョン経営のお話。
注意:このお話の中では、ケットシーが猫妖精ではなく猫精霊となっています。ダンジョンが公開されるまでの話がかなり長いです。
最終更新:2018-08-07 22:00:00
176747文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:3759pt 評価ポイント:1231pt
作者が、単独で後立山連峰の縦走を行なった紀行文です。
天候に恵まれない中、長野県大町市の黒部ダム観光拠点である扇沢から出発し、爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳~白馬岳を三泊四日で縦走。同じく長野県白馬村の猿倉へ下山。
その行程の様子と、悪天や単独行ならではの悩みと葛藤した思いを綴りました。
最終更新:2018-06-15 22:44:30
117250文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:20pt
作:NOMAR
VRゲーム[SF]
完結済
N5013EO
「ログアウトできなくなる?」フルダイブVRMMO『Beyond Fantasy memories』にはバージョンアップ後にオカルトじみた奇妙な噂が流れた。パーティ『キノコ大好キー』はその噂の真相を調べてみようかと、迷宮『不帰城』を探索する。「なんでトモロがいねーんだよ?」迷宮ボスへと挑まんとするそのとき、トモロの持つゲーム機は母親の手により破壊された。これは主人公が最終話までVRMMOにログインできない、ゲームと現実の物語。
最終更新:2018-02-13 16:49:42
64964文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:109pt 評価ポイント:91pt
不帰の人となった男と愛犬チャコとの死後の絆を描いた物語。
働き盛りに障害を負ってしまい不自由な体で奮闘した男を支えた犬の人生を振り返り、道先案内人の女性に導かれながら傷付いた心に平穏を取り戻す、そして最後に待つ奇跡に”愛を確信できるなら絆は永遠に消え去ることがない”事が証明されるノンフィクションファンタジー
最終更新:2011-07-08 16:58:20
40280文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
検索結果:14 件
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