魔王を倒すためのパーティに入れてもらった、ロリー。
それから5年、パーティが強くなるに従いロリーの立場は弱くなってゆく。
なぜなら、ロリーは剣も使えないし魔法も使えないし、使えるのは商人のアイテムボックスのスキル、それも道具袋10個分の容量しかなかったからだ。
それでも、パーティの広い倉庫の在庫は彼の頭に全部入ってるし、彼が道具屋として運営しているおかげで大幅に利益も得ている。
しかしあるとき、パーティの勇者ルークが女の子を連れて来て言った。
「お前をクビにする」と。
お前の
代わりに、この娘を商人としてアイテムボックス係に入れると。
……そしてロリーは全てを失った。
故郷に帰る途中で、森の中で人知れず立つ屋敷に迷い込む。
そこは、森の隠者エズラが住む屋敷だった。
ところが、間もなくエズラは寿命が尽きるところであった。
隠者エズラは、これも縁だとロリーに賢者の石とホムンクルスを一体譲る。
だが、ロリーは賢者の石を誤って飲んでしまった!
なんとそのせいで、全属性の魔法は使えて、アイテムボックスは無限収納になってしまった……。
最初はレベル1の魔法だけど連射で倒すぞ! 冒険者になったロリーの旅が、今はじまる。
以前途中まで書いた作品ですが再アップします。
続きをどうするのか考え中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 00:00:00
44630文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:14pt
とある村が盗賊に襲われ、村人たちは蹂躙された。
生き残った娘達も拷問用や捕食用として売られてしまう。
たまたま難を逃れた主人公は、幼馴染の少女を救出するべく、屋敷に侵入するのだが…。
何の技術もない少年は、簡単に捕まってしまう。
取引にもならない何の価値もない少年の戯言を、面白半分で聞く屋敷の女主人。
少年は改造され、永遠の命を女主人に捧げる。大切な幼馴染のために…。
そして金を稼ぐために、昼は冒険者/真夜中は暗殺者として、今日も何処かを彷徨うのだ。
最終更新:2020-05-13 13:31:05
145981文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:4pt