食べることと菜作り(農業)が大好きな大御番の番士を勤めるお人好しの殿様が多芸で茶目っ気のありすぎる小人目付に翻弄されつつ、友人と家臣を殺された仇を打とうとするお話。
三百石の旗本で大御番の番士である筧孝四郎は、ある夜何者かの襲撃を受け、一緒にいた友と家臣を殺される。自身は弾みで川に落ちて助かったことを悔やみ、目付の下手人探索に協力し、友と家臣の仇を打つことを誓う。
……が、探索の場に現れた二人目の、小人目付でも五本の指に入る争うほど優秀だと聞かされていた小人目付は、孝四郎の
予想外の嗜好の持ち主だった。
そして、次第に見えてきた孝四郎の知らない友の顔。友の死は、悪事に加担したゆえだったのか?
* 飲酒シーンが多くなりそうなこと、日本刀による殺し/斬り合いがあるので、R15にしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 23:30:00
19444文字
会話率:29%
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