【完結いたしました。不定期に閑話を投稿していく予定です】
波佐見竜郎と八敷愛衣は、二人での下校中に地震のような何かに見舞われた。
その際に空間の裂け目が現れて、二人はそれに偶然飲み込まれてしまう。
そして、飲み込まれた先は異世界の森の中だった。
二人は悲嘆にくれるものの、システムというものをいつの間にかインストールされ、それぞれステータスとスキルを手に入れることになった。
竜郎には《レベルイーター》と言う、あらゆるレベルを吸収し自らの糧となすスキルが。
愛衣には《武神》と言
う、物理職特化になる代わりに様々な恩恵を得られるスキルを。
二人はそれぞれチート級スキルを携えて、協力し合って森を抜け、やがてその先に広がる異世界を冒険していくことになる。
そんな物語。
【※メッセージなどで何件かジャンルについてご指摘を受けましたので、2019,1/5にて『異世界恋愛』から『ハイファンタジー』にジャンルを変更させていただきました。内容には全く変化はありません】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-30 12:00:00
3295919文字
会話率:41%
IN:1pt OUT:11pt
落ちこぼれ。
それは私のこと。
私は、魔法を使うまでは『特別な存在』だった。
この国の『王になれる証』を持った私は、皆から期待されていた。そして同時に、皆の期待を裏切った。
私は他者から与えられた魔力を、際限なく奪ってしまう異質な存在だったから。
――なのに、どうしてルディアス様は私を選んでくれたんだろう。
黒い短髪に意志の強さを表すような黒い瞳。
端整な顔立ちはいつも無表情だったけど、彼は魔力を奪った私に笑顔を向けてくれた。
私が魔力を奪っても倒れなかった唯一の
人。優しいルディアス様。
誰よりも優秀なのに、誰よりも不器用な彼に、私も次第に惹かれていって……。
魔法学院に通って一人の美青年と出会い、落ちこぼれと言われる少女が成長していくお話。いちゃらぶ?学園物です。
R15は念のため入れてあります。
1話が大体2000文字くらいで、のんびり進んでます。
初めて書く小説で悩みながら進んでますが、お付き合い頂けると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-01 00:41:56
66099文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:66pt