深夜のコンビニアルバイトと二次元だけが生き甲斐の青年・糸場有は、勉強も運動も顔も普通、普通、普通……自他共に認める凡人大学生だった。そんな“普通”過ぎる自分を忌み嫌う糸場に、ある日のバイト中、突如『異世界召喚』の切符が舞い込んでくる! ヤベェ、俺もついにチーレム無双で人生ウッハウハか!? ……と、思いきや眼前に現れたのは名も知らぬ雑貨店、さらに巨乳獣耳美少女だと!? 糸場は決める。ここで働くと――。
とは言っても、そこは異世界お決まりの勇者や魔王もいなけりゃ、人質として攫
われるはずのお姫様すら出てこない。要するに平和過ぎるのだ。が、そんな安寧に満ちた世界で、果たして糸場は一体誰と巡り逢い、どんな物語へと誘われるのか……。時にドタバタ時にほのぼの、波乱の予感がプンプンする『異世界雑貨店生活』ここに開幕っ! ※冒険の匂いは一切しません。ただしエロ注意です。 ※典型的な日常系ではありません。 ※2017年10月3日と5日に、『タイトル改名騒動』がありました。 ※2019年3月11日より完全復活しました。 ※更新はめちゃくちゃ遅いですが、この作品がエタることは明日地球が爆発するぐらい有り得ません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 19:45:27
454976文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:94pt
戦争集終結後にはいらなくなってしまった戦争用の道具として作られたインキュバスの少年を、保護して見守る話。過去の事実としては、つらい話も描写すると思いますが、作中の現在の話としては、お兄ちゃん大好きなポンコツ美少年のドタバタ&ほのぼの日常系です。なお、BL要素はありません。少なくとも、登場人物の気持ちとしては。
現実の20世紀にも、戦争用とは言わないまでも「優秀な人類を品種改良で作る」という動きはありました。理屈としては、DNAという言葉さえなく、まして遺伝子組み換えなん
て技術などない100年前であっても、家畜の品種改良の技術でそれは不可能ではないはずなのです。もっとも、『優秀な人間って、何ですか?』という、社会的な評価基準がヒトの一世代の間に変わってしまう世の中でそんなことを実施するなんて、最初から馬鹿げた試みだったと、私は思うのですが。
この作品は、舞台としてはおおむね19世紀後半、第一世界大戦より前で、亜人も存在する世界です。亜人ゆえに半ば家畜扱いされ、国策として戦争用に開発された子たちを、人間として迎え入れるために助けようとする人、逆に排除しようとする人の間に起こる、あまり深刻ではない対立と和解の話、そして今まで当たり前だと思っていたはずの社会仕組みの変化に困っている人の気持ちを描いていきたいと思います。
(2018.06.25 追記)
題名を『淫魔』から『インキュバス』に変えました。第2話以降の用語説明で、インキュバスとよく似た別の単語を対比的に使いたかったからです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-17 08:02:03
3831文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:69pt