イデオロギーの肥大化に危機感を抱いた「一者」は、白いカラスとなって、無垢な少女ハルの前に現れた。カラスはハルに、人が寝ているときに見る夢をハッキングする能力を与える。謎の組織に属する鼻のない男に追われながらも、ハルは与えられた特殊能力を駆使して、世界を救えるだろうか。
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最終更新:2020-04-22 08:16:46
1152文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:25pt
近代哲学の祖と呼ばれるデカルトさんとその弟子、1号スピノザ君と2号ライプニッツ君による、今となっては否定されるべき思考方法「二元論」を用いて日常の疑問に思ったことをふたつに分けた上で、優劣をつけていこうという物語である。
最終更新:2017-02-27 09:32:30
1237文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:45pt
天体物理学者の僕、徳大寺涼のところに、悪魔メフィスト・フェレスが現れる。その用件は、未来予知のできる聖者、ラームチャンドラ殺害事件の捜査だった。ラームチャンドラは、前夜二時から四時の間に、撲殺されたのだ。第一発見者は、弟子の叡愼だった。
未来予知のできる聖者殺害犯として、悪魔一族が疑いをかけられる。そこで、真犯人を捜すことに協力してくれというのだった。
ラームチャンドラの呪縛で、この事件に関しては神でさえも偽証はできない。
涼は、聖者バイラヴァの下に赴き、その神通力で
、太陽系の最果てまで飛ばされ、さらには太陽の中心まで連れて行かれる。
天上の喫茶店で、涼は、亡くなった妻朱鷺子そっくりの女性グレートヒェンと出会う。
次ぎに聖ジェズアルドのところに赴くが、体がどんどん縮小し、ミジンコの証言で、聖者が月に説法していたことが分かる。
涼の気持ちは、グレートヒェンとベビーシッターを頼んでいたエミリーの間で揺れ動く。エミリーも、強烈に涼に迫ってくる。
さらにチベット仏教の狂仏、パンチェン・フトクト師の元を訪れ、白亜紀までタイムスリップさせられる。アリバイは成立する。
その後、アル・ビスターミー師を訪れるが、一緒にいたホームレスが証言する。
最後に、龍門海上人を湯殿山に訪ねるが、殺害時刻には、修行のために死んでいたと言われ、アリバイは成立してしまう。
飼い猫のスピノザの首を持ってこい。パンチェン・フトクト師に言われたこの言葉に引っかかりを感じた涼は、書斎で考え込む。
さて、僕は、この不可能犯罪の謎を解くことができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-04 11:02:35
112548文字
会話率:42%
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