-カーサス- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

人間に反逆を起こしたいロボットと、ロボットの存在意義を理解するロボット。 二体のロボットが揺れ動く時、人間の歴史に新しい一ページが刻まれることとなる。 ※他サイト企画『ロボット工学三原則 短編コンテスト』参加作品。 ※本作は、同一作者による2010年9月投稿『ラムダと約束を』の改訂版となります。

エリ―ヌ姫は追ってから逃げだした。その追っては少女を護衛するカーサスという騎士である。だが逃げ出したは良いが道に迷い森の中さ迷うはめになる。その森のでバビと呼ばれる猫に似た獣に襲われることになる。カーサスは、それを撃退しエリーヌ姫を背負い近くのタリスの街へと赴いたのだった。そこからエリーヌと騎士達の物語がはじまる。

　人間の道具でありたくないと願う機械。人間の道具であって当然だと言う機械。身を削る闘いを重ねてきた二機が交わした約束は、人間と機械の間で揺れる者に選択を突きつける。