霧崎梨音――俺の幼馴染は、超美人でしかも成績優秀、運動神経抜群のすごい奴だ。
でも、なぜかそんなハイスペック幼馴染はさえない俺にばっかり世話を焼いてくれて、
おいしいご飯を作ってくれたり、一緒に登校してくれたりする。
正直めちゃくちゃ嬉しいし、有難いんだが……
「俺の家の合鍵を自作して、俺の部屋のエロ本を勝手に探すのをやめないか?」
「ふん。私は幼馴染だし、そのくらいいいでしょ」
「ええ……」
過保護な幼馴染の前に、俺のプライバシーは無いも同然なのだった。
これはちょっと残念
な美人幼馴染とさえない男の、奇妙で優しいラブコメディー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-15 14:53:46
82121文字
会話率:32%
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