神による世界を滅ぼす力を持つ邪竜の復活とそれを倒す勇者の降臨が告げられた世界。
少女が生まれた時少女の未来は予言により決定された。
「この娘の産む子供は勇者を導き、助ける聖女となるだろう。」
少女は娘を産むことを定められた、相手は大神殿の司祭長、50を過ぎた老人だ。
そこに少女の意思はない。
少女の恋は許されない。
彼女は今日も神に祈る、旅の無事を、愛しい者の恋の成就を、己の恋が実らぬ事を。
せめて己の心に咲く恋の花が枯れないようにと。
初投稿でひねく
れ気味の話を書く作者ですがよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-03 00:00:00
5632文字
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