-ひとつの愛の形- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

ダークファンタジーのような、現実の中の夢模様のような、あるひとつの愛の形

　自分から知らない女の匂いがする。 　※2017年初稿

　ヘヴィスモーカーの私。紫煙の香りのしない少女ナナセ。抱えた不安定さのその先。 　※2016年度千葉大学文藝部新歓本掲載作品

　もう少しだけ、あと少しだけ、でもずっと、そばにいさせて。 　※2017年12月初稿

　雨の日に互いの露先が交じり合う、それが私の距離。 　※2016年度千葉大学文藝部春祭本掲載作品

　失いそこねた時間。コーヒーのような夜。冷たい彼女のくちづけ。 　※2015年度千葉大学文藝部大祭本掲載作品

　声の中に彼はいる。例え身体が朽ちても、例え心が捻れても、例え僕が、彼でなくとも。 　※2017年初稿

　心の愛と体の愛とが噛み合わないのは、いけないことでしょうか。釣り合わない相手を愛し続けることは、おかしいことでしょうか。 　※2017年3月初稿 　※エブリスタにて同一作品を掲載中

　信沙は鐘楼で鐘を撞く。和尚は本堂で経を上げ、六太は畑に水を撒く。四方を海に囲まれた山寺で彼らは生きている。巨大な海を見つめ、海に棲む少女ミイナと心を通わせながら。その出会いは彼らの心に意志を生み、その心を揺さぶっていく。 　※2016年さらし投稿作品

　空虚を抱える私。石のようなあの人。ひとつになりたいのにひとつにはなれなくて、私たちは歪み、互いを傷つけていく。けれど、それこそが。 　※2016年度千葉大学文藝部新歓本掲載作品 　※エブリスタにて同一作品を掲載中

ちょっと切ないラブストーリー第２弾です。