『第1部:冒険者おっさん編』完結しました。
『第2部:悪役令嬢おっさん編』完結しました。
〚第3部:VRプレイヤーおっさん編』準備中です。
有江内 太郎はおっさんである。
『小説家になるぞ』という小説投稿サイトに異世界もの小説を投稿していた彼は、ある日【読み専の女神】という相手からの感想を受け取った。
『異世界にもモンスターにも、リアリティーがありません』という感想に『俺だって実際に異世界を見られりゃ、リアルな描写ができるさ! 女神とか名乗りやがるんなら、俺を異世
界に連れてくぐらいしてみせろ!』と返事をしたら、マジで異世界に転移されてしまった。
とりあえず大したスキルもステータスも持たないおっさんが、おっかなびっくりな冒険者生活をしながら異世界というものを経験し、いつか自分の小説に生かそうと『状態異常:老化』にもめげずに奮闘努力をする――そんなお話。
話が進めば俺TUEEっぽくなる予定ですが、当分は情けないおっさんです。
第2部の悪役令嬢編は、少しだけ無双します。
※ 脳活小説なので、ハードルは低めでお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 20:00:00
919716文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:13pt
女神ルーシェルはうんざりしていた。それはもう、うんざりしていた。
神々の住む天界では「自分は何個の世界を救ったー!」だ、「私はあの難しい世界を救ったのよ!」だ、「吾輩だって何人の勇者を育てた!」と常にマウント合戦。神々にとって世界救済の成果はステータスであり、自慢すべきものであり、神々は常に世界を救うことに全力だった。
しかしルーシェルは別だ。いくつの世界を救おうとも、結局、神々はマウント合戦をやめない。そこでルーシェルは思いつく。「そうよ、天界にいるから疲れるのよ
! その辺の世界に引きこもっちゃえば他の神に会わないじゃない!」
天界のマウント合戦から逃れるため、ルーシェルは平凡な勇者を選び、平凡な世界に行って、さっさと勇者を見捨てる。
こうしてルーシェルは絶対に救済されることのない世界で悠々自適に引きこり生活を始める……はずだった。しかし一人の少年レクト・ラスカルとの出会いにより、ルーシェルの運命は大きく変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 21:07:03
53025文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:88pt