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検索結果:118 件
女子高生、足利歩夢は夢を見る。
それはすべてを焼き尽くす煉獄の光景。
黒く焦げ溶けゆく庭園。曼荼羅のごとく散らばる骸。鳥の悪魔。突き立つ大剣。学園の崩壊。世界の終焉。
女子高生になったばかりの足利歩夢は、夢を見ない。
自分が何を訴えようとも何を努力しようとも、世界はそんなことはお構いなしに廻っていく。
そして自分は、すり抜けた運命を粛々と受け入れるだけだ。
物言わぬ歯車たらんとしていた歩夢だったが、入学式の日に、夢と同じく学園に突き立つ巨大な剣を見る。
世界を食らう上霊を
選定するオーバーロード、上帝剣。
それをめぐる学生たちの生存競争に、歩夢もまた巻き込まれていく。
そしてその傍らには、彼女を案じるまんまるなカラスの姿もあって……?
趣味と経験を混ぜ合わせてぶち込んだ、闇鍋学園ジュブナイルです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 19:40:22
440097文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:229pt 評価ポイント:89pt
寄せる。
皺を、寄せる。
服の皺を、寄せる。
該当の時代まで行くには、俺の皺だけでは、足りない。
顔の皺、身体の皺、諸々足しても、足りない。
だから、服にも、手伝ってもらう。
皺を使って、過去にも、未来にも行ける。
が、過去と未来では、ちょっと、違う。
過去は、実際には、触れられない。
干渉できない。
過去に行っても、過去の人々や物に、一切、触れられない。
間に、薄いが、強靭な膜が、有るが如し。
強引に触りに行っても、俺の身体(未来から来た人の身体)は、すり抜けてし
まう。
過去の人々や物を、すり抜けてしまう。
当に、見るだけの、バーチャル・リアリティ。
対して、未来には、触れることが、できる。
干渉できる。
未来の人々と話も出来るし、未来の物を使うこともできる。
膜の存在なんて、無い。
思うに、過去は、『もう、固まってしまっている』んだろう。
『ガチっと、固定されてしまっている』んだろう
対して、未来は、『まだ、固まっていない』んだろう。
『フラフラと揺らぐほど、遊びがある』んだろう。
つまり、過去は、決定済みの時間。
未来は、仮決定の、まだまだ変わる可能性がある時間。
だから、未来に行く方が、楽しい。
見るだけの、傍観するだけの過去と違って、自分も関われるから、楽しい。
が、せっかく、いい感じの未来なのに、自分が関わることで、それが損なわれる可能性も、無きにしも非ず。
自業自得ではあるが、それを避ける判断材料は、無い。
まあ、それをなるべく避ける為に、自然と働く【時間矛盾解消現象】とか、
時間警察とか、あるんやけどね
言い換えれば、未来は、行き当たりばったりの、出たとこ勝負。
『ええ目が出たら、結果オーライ』の精神だ。
と云う違いはあるものの、過去にも未来にも、行くことはできる。
で、今日は、未来に行く。
本来は、顔と身体の皺だけで、タイム・リープできる。
でも、今回は、時間指定が、厳しい。
だから、念の為、服の皺にも、手伝ってもらう。
行き先の未来は、一週間後の未来。
タイム・リープは、未来へ行くのも、過去に行くのも、近い時間に行くのが、案外難しい。
行き先は、ある高校の合格発表の、当日及び翌日。
そこで、新聞やニュースを、調べる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 10:12:01
40385文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
会社で嫌なことがあった中園莉子は気分転換で仕事帰りにビルの屋上にある展望台へ行く。
そこでガラスに映る見慣れない服装の男性と目があうが、周囲にはそんな服装の人はいない。
不思議に思ってガラスに手を触れると自分の手がガラスをすり抜けていく。焦ったリコだが、体は自然にガラスに吸い込まれて気がつくとビルの外にでていた。
夜風に晒された体は宙に浮いていて落下すると気づいたとき、気を失った。
次に目覚めた時、リコは見知らぬ場所にいた。
最終更新:2024-04-14 20:21:44
89574文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
今は亡き恋人の面影を求めて、彼女は歩く。
今を生きる恋人の横顔を眺めることしかできず、彼は彷徨う。
彼女の声は聞こえど、彼の声は届かない。
彼女の姿は見えても、彼の手はすり抜けるばかり。
彼らの願いの行く末は…
最終更新:2024-04-07 20:17:54
2395文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
月明かりが照らす踊り場で少女は一人、宙に浮いていた。ここは踊り場、私はだれ?何もわからないまま迎えた朝、少女を見る者は居らず、人々は体をすり抜けて行く。『あの人はだれ?』気になる人が歩いてきた。『今私と目が合いましたよね?私の声が聞こえますよね?犬猿の仲?嘘でしょう?』
なぜ少女は宙に浮いていたのか。
そして、少女に何が起きたのか。
最終更新:2024-04-07 12:19:58
21783文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:148pt 評価ポイント:122pt
作:オッコー勝森
ローファンタジー
連載
N2676HO
高校生の鈴木昊刃は、興奮すると物がすり抜けてしまう特異な左手を持っていた。またその掌には、謎の赤い玉が埋められ、常に脈動していた。幼少期こそ気味悪がられたものの、現在は気のいい友人を持ち、日々穏やかに暮らしていた。
ある日の下校途中、昊刃の前に、様子のおかしい隣人と異形の化け物「エギン」が現れる。特異な左手により化け物は撃退出来たものの、思い人たる白西の理性が奪われてしまった。
昊刃を「亜人」と呼ぶ妖精に、エギンはこの世界にとって危険な存在で、強いエギンを倒せば白西は治
ると告げられる。そしてそのためには、適性者から眷属を選んで戦力を強化せねばならないとも。
果たして昊刃は、思い人を助け、世界を救うことが出来るのか。眷属育成系現代ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 23:25:48
587189文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:54pt 評価ポイント:32pt
作:霧縛りの職工
ヒューマンドラマ
短編
N1935IR
領主は日々、夢を見る。自身が変じた蛇の夢だ。
屋敷の寝台の中から這い出て、窓をすり抜け、領地を離れた山へ向かう。辿り着くのは決まって一本の木に作られた鳥の巣で、蛇は中の卵を親鳥代わりに温めていた。
婚姻を前に令嬢が輿入れをする日の朝もその夢を見た。蛇が抜け出る窓の向こう、南の山嶺の彼方から従者たちを引き連れ訪れる。可憐な少女から美姫へと成長した令嬢を迎えて、ようやくその由来を知れた。幼かった令嬢とはじめてまみえた、南の国の庭園だった。
前祝いを兼ねた晩餐の後寝室を
訪れる。2人きりになった部屋で10年ぶりの対話を楽しむが、ふと令嬢の雰囲気が変わったことに気づいた。かつての幼さの片鱗を脱ぎ捨て寝台の上で待ちわびる姿はまさしく妻としてもので、その視線は夢に見ていた蛇が卵へ向けていた視線と同じであった。
領主は誘われるままに褥へ入り、一昼夜をかけて肢体を絡めあった。
婚礼後まもなく、領主夫妻は第一子を授かった。さらに5人、6人と子宝に恵まれると、成長した子どもたちの助力で執政を盤石のものとした。
領主の名はやがて巻き起こった戦乱を平定し一国を築いた初代国王として伝わっている。
晩年まで国へ献身を捧げた王妃の葬儀には数多くの領民が嘆き悲しみ、長子へ地位を譲った領主は妻君の眠る生家で余生を過ごしたという。
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本作はGitHubで管理し、note及びカクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 18:00:00
2867文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
ハズレ魔法【カギ創造】を発現させた第一王子である竜人のバリーは、王位継承権を剥奪された上に一両日中に辺境の地へ向かうことを強制されてしまう。
「貴様の【カギ創造】はゴミにも等しい」と王である父に追放されたのだ。
迫り来るタイムリミットの中、「俺は今殺るぞ!」と短絡的な思考の第二王子に地下牢に叩き込まれたバリーは、偶然にもその牢屋内の壁をすり抜けて、不思議な部屋に転がり込む。
しかし、何故かその部屋に第二王子は入ってこれない。
困惑するバリーだったが、実は、そこはバリーが
創造したカギを所持する者だけが入れるという部屋だったのだ。
しかも、そこで待ち受けていたのは、異世界へと通じるトビラ。
長年に渡って自分を虐げてきた王族への復讐を誓ったバリーは、創造する度に変化する多種多様なカギを使って、自分の望む異世界へ向かい、めきめきと強くなる──だけだと思っていたが……。
《所有者バリー・ゾッドに怨霊が取り憑きます》
どうやら世界間の移動というのは大変なことらしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 04:48:55
115160文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:74pt 評価ポイント:34pt
偽物の自分が死にました。ずっと自分の横には鏡があってそこに写る自分が本当の自分で。
その鏡の中の自分を騙す鏡の前の偽物の自分がいましたが、めでたく鏡をすり抜け鏡の中の自分に
吸収合併されました。
キーワード:
最終更新:2024-02-28 23:08:39
558文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
公爵令嬢エリザベスは、目が覚めたら異世界にいた。しかも、見た目も黒髪に変わっており、周囲の人間の言葉もわからない……? というか、壁とかすり抜けてるんじゃない?
異世界から来た公爵令嬢が日本の居酒屋に引き起こす様々なドラマの話。
R15は保険です。
最終更新:2024-02-27 06:28:34
848文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある、夏の日のことだった。
忙しなく鳴き騒ぐセミたちがとまる木々の間を自転車ですり抜け、ピンク色のリボンのついた大きな麦わら帽子を被った里美さんは、野菜作りのために借りている市民農園へとやって来た。
ひだまり童話館 第33回企画「開館9周年記念祭」 参加作品です。
お題は「9の話」。
最終更新:2024-02-22 09:00:00
3777文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:70pt 評価ポイント:60pt
そこは、ちょっとだけ変わった街。住宅街をすり抜ける路面電車、空を翔ける懸垂式モノレール、行き交う人力車。大仏さまが見守るこの街は、日本の伝統文化を後世に伝えてゆくために新しく生まれ変わった。
特別文化振興学園都市「鎌倉学府」。この街に生きる学生は和装に身を包み、文化を学び、そして刀を帯びている。
学生天下となった最先端の古風な街で、彼女たちは今日も変わらず剣を振り、学問に励み、青春を謳歌する。
最終更新:2023-12-19 00:09:55
72435文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:32pt
―――数千年後の未来の地球。幾度となく巻き起こった世界大戦が終結し、世界の国々は統一され単一国家となった。
バラバラだった科学技術も結集され、人類史上類を見ない程の飛躍的な進化を遂げた。
当然のように空を飛び、壁をすり抜け、生き物すら産み出し、人が人智を越えたのだ。
ある人間は言った。
「人間は進歩しすぎてしまったのかもしれない。」
ある神も言った。
「人類の増長を放置しすぎたかもしれない。」
人間は神からの天罰を恐れ、また神は人間からの下克上を恐れた。
両者の
疑念は刻一刻と膨れ上がり、ついに、世界を覆い隠していく―――
これは戦場で想いを繋ぐ者たちの歴史の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-29 23:19:27
10021文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:八田部礼拓
空想科学[SF]
完結済
N8751IK
ナイスガイを目指す少年、フタミヤ・ハルタは、夏休みのある日、女探偵、ハムロ・ベリコ達と出会う。彼女は、天乃浜市研究所が起こした一連の事件を追っていた。九年前に発生した爆発事故で両親を亡くしている少年は、調査に協力。ここが階層世界だと知る。
罪を負い、苦悩しながらも、真相を追求していくハルタ。しかしその果てには、後に天国事変と呼ばれる、望まぬ新世界の到来が待っていた。
最終更新:2023-11-11 00:00:00
107052文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
欠点を三個挙げるのと、愛おしいと思える理由を一万個挙げるのなら、後者の方が早いだろう――
子爵令嬢のアリアにとって、婚約者である伯爵家嫡子のカイルはそういう存在だった。
だから、カイルに首を絞められている間も、憎しみなどは湧いてこない。
最期までアリアは、彼のことだけを思い続けた。
そんな強い想いが、あったからだろうか。
肉体を飛び出し、精神だけの存在になったアリア。
食事、睡眠は不要。他の人からは視認されないどころか、体に触れても無反応。存在自体が認知されていない。
さらには、全てのものをすり抜けられるという特性まであった。
状況はよく分からないが、彼女は歓喜した。
「これで、これからもカイルとずっと一緒にいられるわ!」
そうして、アリアの幸せな日々が始まったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 11:04:05
5601文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
2039年、S国に逃亡した国際指名手配犯マリア・リンこと篠宮茉莉花は逃亡先のホテルにて身柄を拘束される。
彼女は取り調べ中に自らの奥歯に仕込んだ毒薬のカプセルを噛み砕き自殺を図った。
後に彼女の人生を捜査官や組織の内部リークなどの情報から一冊の本がとあるジャーナリストから出版される。その本は皮肉にもベストセラーになってしまう。
タイトルは"悪女"と称された。
彼女の死後も彼女の思想、ビジネスは法をすり抜け引き継いでる者が世界に多数いるのが現状だ
。
これは彼女の罰か、それとも世界の罰なのか。善悪とは表裏一体。
ごくごく一般的な大学生の彼女が、世界を狂わせた、世界に狂わされた話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 16:18:16
25825文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
生まれ持っての運だけで苦労もせずに生きてきた和倉レノ16歳は自堕落な生活を送っていた。
その豪運のおかげで赤信号の横断歩道も簡単にすり抜けられます・・・って死んじゃった。
因果応報、自業自得を受け入れあの世で質素に暮らします。って神様の手違いで死亡したらしい。
なんたる不運。このままあの世へ行くと豪運のせいバランスが崩れるとかで言われるがまま異世界へ。
異世界でも質素な生活を送ろうと少しは努力するも、豪運のせいでギルド経営を任された私。
初めての仕事は王国からの最強との噂があ
る伝説級モンスターの撃退。こんな辺境の過疎ギルドには荷が重すぎます。早速詰みました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 17:19:23
133992文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:10pt
乗り物乗りは、互いに互いを邪魔に思い、危険と感じている。
しかし、実際に乗ってみないと一方的に悪いイメージしか持てないことも多い。
今回は少し事例を踏まえつつ、問題点やら改善点を綴っていきます。
最終更新:2023-10-10 07:10:09
7404文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:250pt 評価ポイント:232pt
作:うちはとはつん
ハイファンタジー
連載
N8655GC
美麗白狐の死霊軍団 妖幼女と共に大陸を襲うっ!
ヒノモトから転生し、祟り神と化した、美しき白狐の娘“楽市”は、異世界へその邪悪な瘴気をまき散らし、ありとあらゆる物を死に至らしめた。
それだけでは飽き足らず、巨大なスケルトンやゴーストを、大陸へ大量に放ち異世界を蹂躙する――――
ように見える、狐娘のお話です。
藤見の森を行く。
夏の蒸し暑い夜である。月は見えない。
その中を、二匹の兄妹狐がすたすたと行く。これがただの狐ではない。
人の姿を模した白狐と呼ばれる、妖しの類
であった。
「兄さま、早く!」
「わかった わかった」
「兄さま。早くしないと酒が逃げてしまいます!」
「楽市(らくいち)よ、酒が逃げるわけなかろうに」
二人は迷うことなく、馴染みの赤ちょうちんへ入った。
引き戸に触れることなく、するするとすり抜ける。兄妹はそう言う類の者だ。
店内には焼き鳥から滴る脂が炭に落ち、得も言われぬ匂いが立ち込めていた。
しばし飲む。するとほど良く酔った妹が兄に絡んだ。
「むふう、あたしはねえ。藤見のみんながいて、お酒があって、兄さまが居れば、後はなんにもいらないんだよー。ふふふ」
頬と首筋が桜色に染まり、艶っぽく兄を見つめている。
そんな仲睦まじく酒を飲む兄妹に、凶事が襲う。
何者かが二人の憑代である、狐の石像を破壊しようとしているのだ。
破壊されれば、兄妹の存在は消えてしまうだろう。
客も疎らになりちびちびやっていたら、いつの間にか妹が消える。
「楽市?」
そう言って訝しむ兄も、石像を破壊されその存在が消えていく。
破壊の痛みに倒れ伏し、もがき苦しむ兄。
しかし眼だけは虚空を睨み、その瞳に漆黒の憎悪を宿らせる。
「おのれ……誰だ、許さぬぞ……」
兄は石像の頭を砕かれるその瞬間まで、虚空を睨み続けた。
そして、異世界へ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 23:21:50
1444652文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:1668pt 評価ポイント:674pt
妹のため、冒険者としてお金を稼がなくてはいけない少年――アンリ。
しかし、〈回避〉というハズレスキルしか持っていないのと貧弱すぎるステータスのせいで、冒険者たちに無能と罵られていた。
それでもパーティーに入れてもらうが、ついにはクビを宣告されてしまう。
そんなアンリは絶望の中、ソロでダンジョンに潜る。
そして偶然にも気がついてしまう。
特定の条件下で〈回避〉を使うと、壁をすり抜けることに。
ダンジョンの壁をすり抜ければ、ボスモンスターを倒さずとも報酬を手に入
れられる。
しかも、一度しか手に入らないはずの初回クリア報酬を無限に回収できる――!
壁抜けを利用して、アンリは急速に成長することに!
一方、アンリを無能と虐めてきた連中は巡り巡って最悪の事態に陥る。
※日間総合ランキング1位折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 22:11:47
230350文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:145pt
総合ポイント:128928pt 評価ポイント:80008pt
ある日目を開けたら、なぜか見知らぬ部屋の中。
あら、ここはどこかしら?というか、わたくしは一体誰なのかしら?
自分の名前もここにいる理由も思い出せないまま、ただぼんやりと辺りを見回していたら。
「君は……?一体どこから入って、そしてなぜ体が透けた状態で浮いている?」
言われて自分の体を確かめてから、ようやく気付く。
『あら本当、透けていますね。それに浮いていますわね』
「……今、私がそう告げたばかりなのだが?」
どうやらわたくし、死んでしまったみたいですね
。
じゃあ折角なので、目の前のこの人の役に立ちたいと思います。
魂だけのおそらく令嬢と、彼女の姿や声が唯一認識できる第一王子。
命を狙われることの多い第一王子のために、名も無き幽霊は今日も壁をすり抜けて情報を集めます!!
『今日の差し入れには、毒が仕込まれているようですから。右下のお菓子だけは、食べないようにしてくださいね』
「…………君は……。便利と言えば便利だが、時折違う意味で怖いな……」
幽霊令嬢と第一王子は、果たして王宮内の敵を全て排除することが出来るのか…!!
そして全てが終わった時、二人に待ち受ける別れとは――
人×幽霊の、異色恋愛ミステリー!!
☆幽霊令嬢が全て見聞きしてきてしまうので、本格的な謎解きや推理要素はあまりありません。
☆幽霊令嬢のセリフは全て『』表示となっております
☆毎週日・火・木曜日に更新中!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 18:02:48
123709文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:108pt
総合ポイント:42536pt 評価ポイント:29672pt
twitter、note、pixivにも掲載している、
#百合百合しないと出られない部屋ユリレー
というリレー小説の15話になります。
女性同士で「何か」をしないと出られない部屋をリレーしていく企画で、
いつの間にか運営の手をすり抜けて「干渉者」「上位存在」「ナニモノか」が生まれていました。
これは、そんな「ナニモノか」の。
その正体の一片が明かされ、
二人に愛されて苦しんで一人と結ばれるお話。
最終更新:2023-06-25 03:23:11
7541文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
道路でうずくまっている少女を助け、自分自身はトラックに撥ねられ死んでしまった十六夜神楽は、目が覚めると転生した先であるリーガルデッドという世界の森の中にいた。
時と刻を司る神様と言う形で。
神楽は混乱しながらもこのリーガルデッドでほのぼの・・・・・できるのか!?
最終更新:2023-05-17 22:21:57
1314文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:クソラノベ量産機
ハイファンタジー
連載
N8558HN
俺の名はディール、何処にでも居る普通の冒険者だ。
パーティー名は“バスターロール”最初は幼馴染みのエナと二人で冒険者登録をしてギルドランクを上げていたんだけど限界が来て仲間を募集したところ、何だか俺が一番弱くなっちゃって荷物持ちになってしまったんだ。
リーダーも俺からガリアスって奴になっちまって、新しく仲間の荷物持ちが入った事で俺は用済みだってさ。
取り敢えず、パーティーを抜ける前に渡されたスキル本が透明化で役に立たないスキルだと思ってたけど、そんな事は無かった
話を始めるよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 08:36:11
66319文字
会話率:72%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:170pt 評価ポイント:92pt
この手をすり抜けたのは。
最終更新:2023-03-25 23:07:18
1257文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
ブランカさん烈風拳をすり抜けてローリングアタックぶちかますのはやめてください。
試合開始直後にスライディング仕掛けてダウンさせ一気呵成に攻めまくるのはもっとやめてください。
最終更新:2023-03-17 23:17:29
1559文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
大学生の御崎怜太は大のソシャゲ好きで、アップデートで新武器や新キャラが実装するたびにリセマラをして楽しむリセマラ廃人でもあった。
しかし彼は絶望的にガチャ運がなく、特に確率アップしているものが二つ以上あると、ほぼ必ずハズレの方を引き当てる【すり抜け】野郎として定評があった。
そんな彼がひょんなことから神様の不手際で異世界に転生し、当てつけのように【すり抜け】というスキルを手に入れることになる。
その異世界は強いスキル持ちが優遇される世界で、怜太の【すり抜け】はSSS級の最強
大当たり――だったはずなのに、スキルの預言者にそれは自分もその周りも不幸にするマイナススキルではないかと指摘されてしまう。
そのあとすぐにその年に現れる予定だったもう一つのSSS級スキル【神格武装顕現】を彼の兄弟が引き当ててしまい、大ハズレを引いた怜太はあっという間に【すり抜け野郎】として家を追い出されることになってしまった。
だがこの時は誰も知らなかった。【すり抜け】スキルこそが本物の最強スキルであることを。
かつての両親も、兄弟も、彼自身すらも……
スキルガチャにすり抜けたと思い込んでる男の、最高で最強の異世界ライフが、今はじまる!
※追放後のお話は第1章からです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 17:04:51
77108文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:440pt 評価ポイント:264pt
その街には、こんな都市伝説ががあった。
『深夜に一人部屋にいると、窓をすり抜けて亡霊が忍び込んでくる。
その刃から逃れることはできず、狙われたが最後、命はもはや長らえない』
その都市伝説がある意味真実であると、彼女とその主だけが知っている。
物心つかない頃に暗殺ギルドに拾われた少女、イグレット。
彼女は暗殺の道具として育てられ、使われてきた。
あまりに暗殺向きな異能を持つがために重宝され、それゆえ過酷な訓練を押し付けられ。
感情の起伏のない、選りすぐりの暗殺道具として
育ち、『ゴースト』と呼ばれるようになった彼女。
その日も、いつものように仕事をこなすだけ、だった。
しかし、受けた仕事はいつもと違うワケありもの。
標的は、公爵家の長男。
絶大な権力を持つ公爵家の、『勇者』に等しい武力を持つ男。
圧倒的な力を持つ相手を標的とする依頼を受けた彼女には、予期せぬ出会いと、予期せぬ出来事が待ち受けていた。
マナ・ドール。
古代魔法文明時代に作られていた人型兵器。
人のように作られ、人のように話し、考える、少女の形を模した道具。
その出会いは、彼女を『日常』から連れ出すことになる。
その先々で起こる様々な事件と出会い。
それらを通して、二人の絆は深まっていく。
これは、道具として育てられた少女が、道具として作られた少女に出会い、人として歩み始める物語。
※本編完結済み
1章と2章を纏めたものをKindleにて販売中。表紙・挿絵は武川慎先生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 21:05:52
722796文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
遥か未来の地球。選ばれし若者達はタイムマシンに乗り、数百年後の戦争を凌ぐために時空の最前線で戦っていた。 その中でも特に優秀であるカミカワは、衝撃の一言を口にする。「jkに膝枕されたい!」綿密なセキュリティをすり抜け、たどり着いた先は現代の高等学校!
カミカワが和気藹々とした青春を送る中、未来では驚天動地の大事件となっていた! それぞれの時間軸で繰り広げる仲間達の青春SFストーリーをご覧あれ!
最終更新:2023-02-03 13:58:03
2814文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雪が降り積もる日の夜
彼はゆっくりやってくる
壁をすり抜けやってくる
そう。
白い袋を背負いながら
サンタクロースがやってくる
君の願ったプレゼントを枕元に置くために。
❴サンタさんへ、ぬいぐるみのお友達をください❵
最終更新:2022-12-18 18:25:34
1151文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:46pt 評価ポイント:44pt
美麗なイラスト、荘厳なBGM、作り込まれたゲームシステムに、そして重厚なストーリーと張り巡らされた伏線の数々。
ギャルゲーらしからぬ完成度の高さに、男女問わず多くのゲームファンを一瞬だけ虜にした伝説のゲーム、『アルメリアの花束を』の世界にヒロインとして転生してしまった主人公。
乙女ゲーが本業だったとはいえそこはゲーマー、『アル束』もしっかりやり込んでいた……が。
───この世界には、原作知識程度では無双できないほどの致命的な欠陥があった。
「転生させるならせめて重要な伏線くら
いは回収して欲しかった!!!!」
物語の根幹に関わる伏線の多くが放置されたクソゲー世界で、転生少女は今日も死亡フラグをすり抜ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-17 02:54:58
3184文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:8pt
皆様の周りには、霊感がある方が2人以上おられるでしょうか。
一概に霊感があるといっても、人それぞれ見え方や感じ方があります。
そんな2人が同じ場所にいたとしても、そこで見えている物、聞こえてくる音、感じ取られる事が違うので、摺り合わせていくと口論になる事もあるでしょう。
やはり、1人で見ている時とは若干の開きがあるのでしょう。
誰もが何も気にしないで通り過ぎている道中で、霊感の強いぼくの友人が、
「あそこに全身真っ白なお爺さんがいるよ、すり抜けないで行って
ね」
と、いきなり数メートル先を指差して言うのです。
ぼくにも霊感があるのですが、友人とは見えている物が違うようなので、残念ですがまあそんな人は見えないですね。
逆に、ぼくだけにしか見えていない事もありますが、友人と一緒にいると彼の方が霊感が強いからなのか、すぐには見えなかったりするのです。(全く見えない時の方が多かったと思います)
彼と一緒の時だけは、時間をかけてぼんやりと幽霊が見えてきたと思ったら急に鮮明に見え出す…、なんて事が多かった気がします。
今回のお話は、そのような出来事について進めて行こうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 12:45:11
55892文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:4pt
作:みやびつかさ
ヒューマンドラマ
完結済
N7962HT
――あんたは生きてはる人? 死んではる人?
佐藤家の長男ユウキは夏休みに父方の故郷の神社で、
大戦時代の幽霊の少女サチコと出逢った。
おかっぱ頭にまっかな着物。空も飛べるし、壁もすり抜ける。
だけれど、手を繋げるし、ご飯だって食べられる。
そんなおばけのサチコが佐藤家にするりと忍びこむことで、一家の闇とナマの感情が浮き彫りとなっていく。
大黒柱のダイスケは、今日も家族のために先回りをする。
専業主婦のアイは、おのれの歪みを箱の中へと封じこめる。
小学校最
後の夏を迎えたユウキは、母の戒めを破って「死」に触れようとする。
そして、高校受験を控えた長女リンは思う。こんな家族は、死んでるも同然だ。
それは、すべて私が悪いからだ、と……。
※当作品はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは関係なく、キャラクターの命名や舞台選出には同名のものを貶める意図はありません。また、虐待や性被害に関わる内容を取り扱っています。ご留意ください。執筆者も同系統の被害経験があり、面白半分で題材にしたものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 02:00:00
192756文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
皆さんは幽霊というものに一体どういうイメージをもっているでしょうか?
怖い、おぞましい、あるいは会ってみたいと思う人もいるかもしれません。
逆に幽霊になったらやりたい事はあるでしょうか?
空を飛ぶ?あるいは壁をすり抜けて気になるあの子の私生活を覗き見る?
色々な事を考えるかもしれませんが、果たしてそれらに飽きてしまった後はどうしましょう?
これは私の体験した不思議でちょっと怖いお話。
興味があったらお付き合いください。
最終更新:2022-07-26 20:46:42
2977文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:しののめめい
異世界[恋愛]
完結済
N8250HQ
28歳の涼木鈴は目が覚めると絶世の美女メイベルになっていた。
私死んだの?イマイチ理解できないままメイベルとして生きていく事にするが、そのメイベルはどうやら殺されたらしい。
次は死なないようにしないと!それにはメイベルを殺した犯人を見つけなければ!
カーテンの隙間からは日差しが見えて少し眩しい。
喉乾いた。
何か飲もうかな?と思ったら、またあの妖精が目の前に来た。
「ねぇ、無視しないでよ」
そう私の目を見て怒っている。
「あわわわ。まだ夢の中なのかな?妖精がいる!可
愛い!」
私は妖精を触ろうとするが手をすり抜けて触れない。
「……あなた、メイベルじゃないわね?あなた…誰?」
小さな妖精が言う。
「私は、涼木鈴。あなたは?」
本当ファンタジーの世界でワクワクする。こんな夢、私も見れるんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 09:17:58
149983文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:2508pt 評価ポイント:1658pt
誰もが欲望の囚人なら。
違うのは、鉄格子の幅の大きさだけか。
すり抜けるも、挟まって身動きがとれなくなるも。
そんなのは、自分しだいだとでも言うのか。
最終更新:2022-06-12 07:00:00
372文字
会話率:100%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt
作:オトノツバサ
現実世界[恋愛]
連載
N9384FU
ビルの窓から眺める風景。
真正面に見える街路樹の枝は、夏には力強い青々とした葉をつけ、秋には淡い黄色い葉になります。冬は葉の代わりに霜や雪で化粧をして、そして春には、淡いピンクの花びらをつけます。
それは、こんなコンクリートの建物が並ぶ都会の中でも、四季を感じられ、情緒があります。
東京という土地は、周りの街並も慌ただしく姿を変え、形を変えてとしていくけど、この事務所はコンクリートや配線が剥き出しで、昔の姿のまま、時間が止まっているようにも感じます。
あくまでも、原
色の赤いソファを除いてですが。
そう、ここは、アルクィン拝み屋探偵事務所です。
所長と、職員が二人だけの、総本山からすれば小さな小さな祓い屋です。
わたしは窓から外を眺め、彼女に色んなことを教えていきます。
「あれ見て、渡り鳥だよ。あの方向は臨海の方に飛んでいくのね。まだ少し寒いから、夏に成ったら見に行こうね。それより、八重洲口の桜がもうすぐだから、先にそっちを見に行こうね」
そう言うと、彼女は心なしか喜んでいる様子でした。
わたしは鼻歌を交えながら、その窓から、変わりゆく街並みを眺めていました。
そこで足音が聞こえ、わたしは慌てて彼女を消します。
古びれた音を立てて扉があき、所長が戻って来ました。
「おい、今、あれを出していただろ!」
そう怒り声を上げる所長の脇をすり抜け、わたしは逃げていく。
所長は長い黒髪をなびかせながら、追ってきました。
必死に逃げる、わたしの名は、折坂………、うわっ、捕まった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-02 20:42:10
30760文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
ある少女は、山に入る。だが、ダイヤを見つけ触るが…。
挿絵なしです。殺人鬼と出会った少女。少女は逃げ切れるのか?本編連載中。新連載です。これからよろしくおねがいします。少女は不思議なある呪い。独りぼっち。出会い、恋。全てに会う。少女はそれをすり抜け、幸せを貰えるのか。
「僕のダイヤ」
殺人鬼と悲しい過去とは?
私が始めて作った逃走小説。作者とれいかたちを応援よろしくおねがいします。
最終更新:2022-01-06 11:47:41
709文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私、青木瀬奈は普通の高校生だった。だけどある日、私は通り魔によって殺害されてしまう。あぁ、私の人生こんなものかと薄れてゆく意識の中思い、そのまま私は完全にシャットダウンした…。
しかし次に目を覚ました時、私は処刑台にのせられていた。ちょっと待って!?何この状況!?混乱に陥っていると、私の前に見知らぬイケメンが来て、お前を処刑する。と言い放ち、最後の言葉を求めてきた。
最後…?どういうこと…?さっき死んだばかりなのにまた最後を迎えるの…?おかしいよ…。こんなのおかしいよ…。
「
どうして…?私は何もしてないのに…?」
涙が1粒こぼれ落ちる。はねられた首で最後に見たのは、そのイケメンの見開かれた目だった。
そして気づいたらまた見知らぬ部屋。どういうこと?ふらつき壁に手をやるとすり抜ける手。…??…まって!?私、幽霊になってるぅぅぅーーーー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 22:35:13
16188文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:384pt 評価ポイント:150pt
その女子学生は一人暮らし。学校に友達はいない。
話し相手といえば、アパートのベランダにたまに現れる野良猫だけ。
ある日、その女子学生は孤独に耐えかねて、
ベランダに現れた野良猫を捕まえて部屋に閉じ込めてしまった。
絶対に部屋から逃さないようにと、窓に金網まではめる徹底ぶり。
しかしどういうわけか、その野良猫がベランダにいるところを目撃するのだった。
連れ戻すために外へ出るがしかし見失ってしまう。
失意で帰宅すると家の中では、逃げ出したはずのその野良猫が待っていた。
どうやっ
て部屋を出入りしてるのか、皆目見当がつかない。
そんな時にその女子学生は幽霊猫の噂を耳にする。
車に轢かれて死んだ猫が、幽霊猫となって蘇る。
幽霊猫には、背中に血糊をぶちまけたような模様があるという。
奇しくもそれは、その女子学生が部屋に閉じ込めている野良猫と同じなのだった。
部屋に閉じ込められた野良猫は、幽霊猫の能力で金網をすり抜けたのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 04:02:42
12793文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
ガチの夢日記です。
月に1回以上は明晰夢をみるのですが、最近はなんか、明晰夢であることが単なる通常の夢の一部として取り込まれているので、せっかく夢だと気づいても活発に動き回ったり、すり抜けや転移といったことも試さないまま、なんの欲も発生しないまますぐに終わってしまうことが多いのです。
具体的には普通になんの疑問もなく夢を見ている最中に、突如これが夢であることに気づきます。そうすると通常の夢の作られた思考ではなく、能力は落ちるが現実と同じ自我を持つことができます。例えば今何時
だろう、鍵閉めたっけ、明日は朝早いな、宿題やらないと、などといった普通に起きている時に考えられるようなことです。しかし最近は夢の中でこれが夢だと気づき、現実の情景などを思い浮かべたりはするのですが、その一連の思考が既に通常の夢の範疇として認識されており、そこから先、せっかくの明晰夢だから空を飛んでみようとか、夢の中の本を読んでみよう、といった発想に繋がらないのです。これは非常に勿体ないことです。その場に本か文章があれば読むことはできるのですが……
夢日記をつければそうした事態を回避できるのではと思い、これからは文章にできる夢の記憶はこちらに残したいと思います。
ちなみに金縛りもたまになるのですが、完全な体外離脱には至っていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 21:14:25
230文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
男はアストラル体になっていた――つまり、幽体離脱をしていた。
その現象が『夢の一種』と考えた男は、モノをすり抜けることができるその体で、親しくしていた女の部屋に忍び込もうと思い立った。
最終更新:2021-06-09 05:23:01
3233文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:16pt
作:メカ喜楽直人
ローファンタジー
短編
N8860GZ
この家には猫がいる。
結婚当初に、この家にお迎えした愛猫くんと、先ほど私の足の間をすり抜けていった、もう一匹。
だが、彼については話せば長いことながら、実は我が家の飼い猫ではなかったりする。
※フィクションです(当たり前だ
最終更新:2021-06-01 18:39:21
21114文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:388pt 評価ポイント:350pt
作:どまどま@チートコード操作 書籍化&コミカライズ
ハイファンタジー
連載
N3398GZ
イスラ・アルナスは有力貴族の子息として、有能なスキルを授かることを期待されていた。
貴族が貴族たりえるのは、有能なスキルがあってこそ。
しかしイスラは貴族の血を引いているにも関わらず、《フレーム回避》という謎スキルを習得。
誰もこのスキルの使い道を理解することができず、イスラは外れスキル所持者として実家を追放されてしまう。
しかしながらこの《フレーム回避》、極めたらどんな強スキルにも匹敵する最強スキルだった。
さらには《フレーム攻撃》というスキルも習得してしまうイ
スラだが、この二つは元々扱いづらいスキル。
そのためどうしても自身が外れスキル所持者という劣等感を拭い去ることができず、
無自覚に最強テロ組織などを煽りながら無双していってしまう。
しかもそのとき助けた少女が王女様で――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 23:25:36
33910文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:6288pt 評価ポイント:3674pt
「こういう異世界ものが書きたかった!」
筆者待望のドタバタ異世界ピカレスク・コメディ!
【詐欺師】古賀 敏景(仮名)が10億円の商談を決めかけていた時、【喧嘩屋】後堂 貴虎は地下格闘技の八百長の指示に背いたかどで、【泥棒】久遠 心太が屋根裏に潜む新興ロシアン・マフィアのボスの書斎兼応接室に連れ込まれる。
偶然にも同じ悪党の元に居合わせた3人の悪党は、悪党の札束をちょろまかしつつ悪党の凶弾に撃たれ、悪党ひしめく『異世界』へ──。
「騙すなら」
「ぶちのめすなら」
「盗
むなら」
──相手は悪党に限る──
3人の悪党は荒唐無稽な異世界で、大きな歴史の流れの中を、それぞれの腕と矜恃を頼りに、時には霧のように飄々と、時には嵐のようにいがみ合いつつ、騙し、盗み、ぶちのめしながら、すり抜けて行く。
1章:詐欺師の品格について
『異世界』に流れ着いた3人の悪党は、寂れた港町で目を覚ます。
過去の世界の通貨が通用しない港町で当座の金に頭を悩ます悪党たち。
その前にお誂え向きの悪党が……。
2章:喧嘩屋は世話焼き
騙し取った金を抱えて逃亡する途中、
3人の悪党はエルフの森に迷い込む。
そこにはエルフの里を狙う悪党の影が……。
エルフの女の子に懐かれつつ、悪党どもをぶちのめす。
3章:泥棒の恋
3人の悪党が辿り着いたドワーフの街で、
領主の悪党に追われるドワーフの女を救い出す。
泥棒とドワーフの恋の行方は……。
4章:──
時は大空位時代。
皇帝と選帝侯の二重空位状態にあるメルクリウス選帝侯国では、
熾烈な継承権争いが繰り広げられようとしていた。
継承戦争の雌雄を決する激突の時、3人の悪党は──。
──といった具合に進めて参ります。
連載開始時点で最終章半ばまで執筆済みですので、完結はお約束出来るかと思います。
時々、詐欺師がエゲツない長台詞を喋ったり、ややこしい部分もあるかもしれませんが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。
どうぞ、宜しくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 19:35:41
214793文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:938pt 評価ポイント:550pt
ただ、甘えの構造を持っているだけで、他に何もなく、ただ、怯えているだけで、すり抜けてきただけで、他に何もなく、見ているのは、目にやさしいものだけで。もうそれでいいやと、ずいぶん前に思って、良いことも悪いことも、ないなと、ありのままを目指すようになった気がして。
最終更新:2021-04-24 08:28:57
476文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:26pt
生命工学と情報通信技術が特異に発達した世界を舞台としたSF。
神を恐れぬ人間が生み出した2つの産物、バイオマトンとアブラヅクリ。人と見分けがつかないバイオマトンは社会を乗っ取り、有機物を悉く侵蝕するアブラヅクリは都市を汚染した。
現実世界から追われるようにして人々が逃げ込んだ電脳世界は、もはやもう一つの現実となったが、そこでは公然と悪事が行われていた。
廃都となった東京で鬱屈とした生活を送っていた主人公・野口誠はひょんなことから、ある能力を手に入れる。それは、電脳空間で原理的
に破ることのできない防壁、「電子人格識別鍵」をすり抜けるという、それまで誰も手にしたことのないシロモノだった。
その能力を買われ、世界規模の電脳通信企業・那由他社に雇われた野口は、電脳空間を飛びまわり、機密情報を盗み出す、「カウボーイ」となった。
そんな野口は、任務の最中に世界を操る陰謀の証拠となる文書を手に入れた。愛する人を亡くし、心に復讐の焔が燃える彼は、世界を牛耳る悪人たちに戦いを挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 00:00:00
83699文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
超人気 特別養護老人ホーム『ロイヤルすこやか』に横入りした武蔵(たけぞう)じいさん。
CIAにも侵入したことがある有名なハッカー。
快適で退屈な老人ホーム生活に飽きていた。
併設する病院システムに入って散歩していたら、間違って委員長と看護師の不倫疑惑の投稿を全職員にメールしてしまうことに。
調査にSEがシステムに入ってくる。
自分が関与しているとバレると、横入りしたことも芋づる式に・・・
全自動移動タイプの看護ベッドをハッキング。 自在に動かせるように。
のんびりと自動運転す
る車たちの横をすり抜けて暴走するベッド。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-10 13:23:55
3672文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
家族なんて…………クソくらえだ。
矛盾に満ちた、少女の話。正解を知らない少女の話。
最終更新:2021-03-06 17:45:22
5417文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:178pt 評価ポイント:152pt
登場人物: 哲夫 中学2年生の時から不登校 萌花 哲夫の一歳下の妹。明るくて活発。 母 忙しい兼業主婦。萌花を精神的な頼りにしている。 父 寡黙な大黒柱。海外への長期出張が決まり、家族を残して家を出る。 祖母 女寡。哲夫を小さいころに可愛がった。 エイ子 哲夫の中学時代の同級生。いじめの加害者。 担任 中学時代の担任。哲夫が引きこもることに反対しなかった。 アヒルおばさん フリースクールの先生。 先輩 フリースクールの先輩。絵を描き、洞察力
があるが、空気が読めない。 牧野結美 哲夫が憧れるアイドル。彼女のポスターがきっかけで哲夫はバイトを始める。 おばさん アルバイトさきのおばさん。哲夫のことを一方的に敵視して苛める。 リーダー アルバイトのリーダー。イギリスにサッカー留学の経験あり。 ナースとドクター 握手会で倒れた哲夫の治療する。病巣を診断し手術を勧める。 哲夫は気が小さく几帳面だと思われているやさしい男の子。中学2年生の時にいじめがきっかけで引きこもり、不登校生となる。妹の萌花に言われた「自分のキャラクター」と言う言葉を引きずり、自分のアイデンティティーについて思い悩んでいる。 学校の代わりに親に連れられて行ったフリースクールで、同じく不登校生の先輩に会い、彼に感銘を受ける。先輩は絵を描くこととテレビで見る「歌のお姉さん」に夢中で、高校を受験して先にスクールを卒業した。哲夫はフリースクールを辞めてしまう。 中学校の校長、フリースクールの先生、両親の努力など様々な救済策が取られるが、哲夫はその支援の手をすり抜けてしまい、なかなか社会に戻ることができない。中学校を卒業し、通信制の高校生になるが失った青春を取り戻せないままでいた。アイドルの牧野結美にはまり、彼女がきっかけで再び社会に出る。彼女に会いたい一心でお金を貯め、握手会で彼女に会いに行くことを決心したが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 18:44:41
63970文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
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