茶葉専門店を営む家に次女として生まれたセリナ・カローリアには婚約者がいた。
だが、ある日突然、婚約をなかったことにしたいと言われてしまう。
しかも、その理由は、明らかにワガママでしかないものだった。
元々婚約者に特別な感情はそれほど抱いていなかったセリナだが、結婚を楽しみにしてくれていた母が悲しむところを想像すると憂鬱にならざるを得ない。
そんな憂鬱な帰り道、彼女は、なぜか倒れ込んでいる人物を発見。
空腹を訴えるその人物を放っておけず、セリナはその者を自身の家へと案内す
る。
それが、セリナと食べ物好きの青年シュヴェーアの出会いとなった。
著作者:四季 無断転載は固く禁じます。
※2020.1.16~2020.3.2 に書いていたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-09 14:07:47
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