-けど死にたい- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

何か不自由なことはないし、悩みごとが特別ある訳じゃない。それなのに「生きたくないけど死にたいわけじゃない」と思ったことはありませんか。 そう思ってしまうことはダメなことなのでしょうか。最後まで読み終えた時、心に何か変化があるかもしれません。

昔の僧はとにかく苦しい思いと我慢を繰り返す事が信仰であった。 まさか、苦しく我慢を強いられる世界で死にたいけど死ぬのが怖いだけの俺が信仰してると思われるとは、痛みも苦しみも無く死ねたのは幸運だ、さあ俺の魂を浄化して消してくれ…。 いや、転生とかさせないでせめて記憶を消して、痛くなく苦しく無くは嬉しいけど、もう人生は疲れた死にたいんだ。 まともなコミュニケーションの取ってなかった俺は神様とコミュニケーションをとるなんて出来ず、俺の意識は異世界で目覚めた。

死を望んだ青年は、皮肉と言わんばかりに死ねないだけの全身鎧の騎士（超強い）に転生した。 クソが、殺せ。それを合言葉に幾度の時代をまたにかけ不死の呪い正体を探る。 これは意味の無い死を求めた放浪である。

死ねないけど死にたい男の物語。