生徒会で庶務をしている俺には、仲の良い女の先輩がいる。
生徒会長を務めている、神楽坂先輩だ。
「おはよう、後輩。さあ、朝のハグをしよう。頬にキスだってしてもいいぞ?」
「なんで他の女とお昼に行こうとするんだ? 君には私がいるだろう?」
「今夜、君の家に泊まりにいっていい?」
ことあるごとに俺とベタベタする美人の先輩。他の生徒会メンバーは、そんな俺たちを見て、『お前ら早く結婚しろ』と言ってくるのだが。
「先輩、俺たち別に付き合ってないですよね?」
「ああ、付き合ってい
ないな」
俺と先輩……確かに仲はいいように見えるかもしれないが、俺たちは『もう』恋人関係とかそんなんじゃないし。
※カクヨムにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 12:00:00
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