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検索結果:87 件
ある世界に一人の「エルフ」がいました。
その「エルフ」は自身の種族が長命故に毎日をただただボーッとつまらなさそうに過ごしていました。
「エルフ」の名前は『モーント』と言った。
そんなある日。
いつもの様に外で日向ぼっこをしている時。偶然学校に向かう子供たちを目にした。
「……」
そんな時。唐突に「そういえば……前は学校なんて、今までまともに行った事がなかったな」と思い立ち、学校に通うと思い立つ。
実は『モーント』は前世の記憶を持つ転生者だったのである。
最終更新:2024-04-14 07:37:31
2525文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
桜が舞うこの季節。
魔法を学ぶことのできるこの学園の校門には━━━━━
「野球やろうぜ!!」
『うっしゃーー!!!』
━━━━数十人の馬鹿共が集まっていた。
「いい加減にしてくださいバラバラにされたいのですか?」
『さっせんしたーー!!ボス!!』
純白の白衣と手袋を身に纏う奇怪な男と馬鹿共の異世界はっちゃけストーリー!!
開幕!!!
「こんな感じかな?」
「いや、駄目だろう」
「でも本当の事いっても誰も見てくれないでしょ?」
「そ
んなことねぇだろ」
「復讐に燃えるねちっこい主人公が異世界へ人殺しにいく話」
「……」
「よし!それじゃあ間をとって復讐に燃える主人公と愉快な仲間たちでいこう!!」
「シリアスなのかギャグなのかわかんねぇな!おい!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 13:48:56
62909文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
子供の頃の「いつか○○と結婚する」といった約束は、得てして守られないものである。大抵の場合、そういうものは幻想であり、いつの間にか別に好きな人ができるというのが普通であるだろう。無論、例外はあるのかもしれないが、少なくともそれが自分に適用されないことだけはわかっている。
引っ越しによって別れる際、俺は幼馴染である由佳とそんな約束をした。
だが、それから彼女とは一言も話していない。連絡先すら知らなかったため、その約束は決して果たすことができない約束になったのだ。
そんな由佳
と再会したのは、俺が高校に進学した時だった。
色々とあってかつて暮らした町に帰って来た俺は、入学式で彼女の姿を認識したのだ。
しかし、由佳は俺が知っていた頃とは大きく変わっていた。年月を経て成長することは当然のことではあるのだが、ピンク色の髪や着崩すされた制服は、彼女が俺とは違う世界の住人になったことを表していた。
だから、俺は彼女に近づかなかった。
今更再会して、いいことはない。そう思っていたからである。
それから一年が経った頃、俺は由佳と同じクラスになった。
その際、由佳は驚くべき反応をしてきた。
「ろーくん?」
「……」
「ろーくんだよね?」
そうやって俺との再会を喜ぶ由佳は、昔とちっとも変わっていなかった。
見た目は派手になったが、彼女はあの時の由佳のままだったのである。
だが、俺の方はあの頃とは大きく変わっていた。外見ではなく中身が、すっかりと捻くれてしまったのだ。
こんな俺と仲良くしても、いいことなんてない。
そう思った俺は、由佳を拒絶するのだった。
しかし、由佳はそんな俺に対してぐいぐい迫ってくる。
彼女の中では、俺はあの頃の俺と変わらないらしい。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
※以前短編で投稿した作品の連載版となります。第1話から第9話までは短編版と同じ内容ですので、短編版を読んでくださった方は第9.5話からお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 20:00:00
457056文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
椿弓弦(つばきゆずる)が通う学校には万能の天才と言われる天才美少女こと、春野愛佳(はるのあいか)がいた。
自分とは天と地ほど、立場が違うので関わることが無いだろうと思っていた。
大雨の中歩道橋から飛び降りようとしている春野愛佳を見つけるまでは。
「自殺の件を誰かに連絡するのはダメ。これは私と椿君だけの秘密。」
「はぁ?そんな重い秘密いらないんだけど」
「誰かにバレたら、椿君が最も苦しむように自殺するわ」
「……」
始まりは、春野が次の自殺までの時間稼ぎをするための脅しだった。
しかし、ここから誤算が生じる。何もかも勝っているはずの椿に自殺は幾度も止められ。
時間が経つにつれ、友達ができ、趣味ができ、自殺の原因も解決され始める。
気が付けば空っぽだったはずの器には、多くのもので満たされ、自殺という考えは消えていた。
その代わりに欲しいものが1つできた。
それは簡単には手に入らない。それは多くを譲るが譲らないと決めたものは絶対に譲らない。
それでも必ず手に入れると彼女は諦めなかった。
これは、頑固な二人が歩み寄るまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 20:15:25
343023文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:5090pt 評価ポイント:2380pt
秋の気も息を潜めた曇天の下。その日は手指さえ霜が付くのではないかと思えるほど、酷く冷え込む一日だった。既に放課後を迎えた高校の校舎からは、生徒がさざ波のように校門の外へと流れ出ていく。堅苦しい勉学の時間からようやっと解放され、がやがやと賑わっていた一年A組の教室からも、徐々に歓談する生徒達が散開していく。
「……」
ごうんごうんと静かに唸る暖房機のみが存在を主張する教室の中。螢ほたるは席に腰を下ろしたまま、窓ガラスに額を寄せて外の様子を見下ろしていた。
最終更新:2024-03-22 16:00:00
13825文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
家族から虐げられる伯爵令嬢、マルグリット・クラヴェル。
彼女は、妹の身代わりとして敵対するド・ブロイ公爵家のルシアンのもとへ嫁ぐことになった。
「はじめに言っておく。お前を愛するつもりはない」
「はい、わたしもあなたを愛する気はありませんので、どうぞご心配なく」
「……」
「え、なにか変なこと言いましたか?」
公爵家での扱いは冷たいものだったが、実家で慣れているマルグリットは気にしない。
実家を出て生来の明るさを取り戻したマルグリットは、無自覚にルシアンの心を癒やしていく
。
やがてルシアンはマルグリットに恋心を抱いてしまい……。
(愛するつもりはないと言ったのに、愛してしまった)
(お名前をお呼びすると真っ赤になって眉を寄せるのは、怒っておられるのかしら……)
二人のすれ違いは続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 20:00:00
118990文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:85024pt 評価ポイント:57746pt
「それでは、ゲームの概要を説明させていただきます」
その声で、その場にいた人々が目を覚まし、声のする方を見た。佐伯博人もその一人だ。数人がそそくさとその場を後にするのを横目に見ながら、博人は説明の続きを待った。
「これからみなさまには、30日間の船旅の後、得た【スキル】を駆使し、無人島にてサバイバルを行っていただきます」
衝撃的な説明がされたというのに、誰一人として声をあげなかった。不審に思った博人も小さく声を出すべく口を開いた。
「……」
(声が出ないな)のどが震える感覚は
あるのに、音にならない不思議な感覚。周りを見ると多くの人が驚きの表情を浮かべていた。
「今、多くの方々が実感した声が出ない現象、これも【スキル】の一つです」
淡々とした声が続く。
「このような【スキル】を船内にて集め、サバイバルを勝ち抜くことがゲームの概要となります。ゲームは明日の12時からです。解散」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 09:00:00
8921文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
とある会社。そのトイレにて……
「……社長? あ、やっぱり社長だ」
「……」
「あの、ちょっとお話があるんですが、ここではちょっと」
「……」
最終更新:2023-12-23 11:00:00
1175文字
会話率:93%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:26pt
それは、この世のバグだった。
例えばの話。
「人間関係が難しくて」
『人間関係に疲れていて』
「家庭環境に悩んでいて」
『家庭環境に絶望していて』
「やりたいことなんて何にも見つからなくて」
「このしがらみから解放されて、本当にやりたいことに目を向けたくて」
似ているようで、似ていない。
そんな2人の女の子が、それぞれの世界に存在したとき。
「彼氏…ほしいな」
『あんなお方と婚姻だなんて…!絶対に嫌!』
世界が、何らかのバグを起こしたと
して。
「きゃっ?!」
『…っ?!なんですのっ?!』
|或《・》|る《・》|場《・》|所《・》で、それは人知れず起きー…。
「……」
『……』
杏奈はアンナへ、アンナは杏奈へ。
意識だけが入れ替わってから、この物語は始まったのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 05:20:19
301文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「で?」
「……」
何もない白い世界で椅子に座っている俺に対し土下座している正体不明の何者かに、さっきからそう問い掛けているのだが何も言わないまま、ずっと土下座し続けている。
俺は誰だ? 名前も思い出せない。そもそも、俺はどうしてここにいるのかを説明して欲しいだけなのに。
『時間です』
「え?」
『時間になりましたので、異世界へと転生していただきます』
「はい?」
『では、次の人生をお楽しみ下さい』
「え~」
「ん、ん~あ~」
次に俺が目覚めた時には禄に声も出せない
し、目もよく見えない状態だった。なんでこんなことにと思ったが、そう言えばあの世界で『異世界へ転生』と言われたことを思い出す。
だから、どうしてこうなったのかを説明しろ言ってるだろう!
『では、説明させて頂きます』
「え?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 13:00:00
32158文字
会話率:76%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:4pt
「どうアルフちゃん、アップルパイは美味しい?」
「はい母上! とっても美味しいです!」
「うふふ、そうよね、アルフちゃんは私の作ったアップルパイが、子どもの頃から大好きだったものね」
「はい! やっぱり母上のアップルパイが一番です!」
「……」
我がアディエルソン家の東屋で開かれている、私の婚約者であるアルフ様との茶会の席。
何故か今日もその場には、アルフ様のお母様であるヴァレニウス夫人が同席しており、そして何故かアルフ様は、私の作ったイチゴタルトではなく、ヴァレニウス
夫人が持参したアップルパイをムシャムシャと食べている。
婚約者がマザコンだという事実に今日も辟易しながらも、何とか未来の妻として、アルフ様を窘めようとする私。
……だが、ヴァレニウス夫人にはそれが気に食わなかったらしい。
「イ、イーリス、た、ただ今をもって、君との婚約を破棄するッ!」
「――!!」
その翌月に開かれた、ヴァレニウス家主催の夜会の最中。
宴もたけなわとなったところで、唐突にアルフ様が私に人差し指を向けながら、震え声でそう宣言した――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 21:02:21
6796文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:6020pt 評価ポイント:5576pt
作:shyu9
ハイファンタジー
完結済
N8964II
「ご主人様、あらすじだそうですよ!」
「……」
「え? 物語の一番面白そうな部分を紹介しつつ、続きが気になりそうな展開まで話す……?」
「……」
「な、なんて大雑把で曖昧な指示ですか! 全くご主人様は現場の苦労ってもんを知ってください!」
「……」
「とはいえ? この? ゆうしゅー、ぷりちー、さいきょー三拍子揃った奴隷ちゃんなら? 出来ないことはありませんけども?」
「……」
「ですがねご主人様! こちとら慈善事業って訳じゃあねぇんですよ! 頑張ったらご褒美の一つや二つ、いや
三つくらいあって然るべきではないでしょうか!?」
「……」
「ふ、ふふふ….今更後悔しても遅いですよご主人様! その逞しい腕は今夜、私の枕になるのです!」
「……」
「そうと決まれば、ささっとそのあらすじっての終わらせましょう。この奴隷ちゃんにかかればちょいですよちょい!」
「……」
「えーとですねぇ、この物語はぁ……え? 文字数? もう終わり!? そんなの聞いてないですよ! あ、あぁっと、えっと、わ、私とご主人様が出会ったのは……じゃなくて……ま、待ってください! あぁ! 私のうでまく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 02:42:16
18022文字
会話率:81%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:16pt
――最初に王宮に行った日の事は、今でも鮮明に覚えている。
「……」
煌びやかな装飾に、見た事もない絵画や家具の数々……。
公爵家の令嬢として生まれ育った私『イリーナ・クローズ』でも、それは未知の世界で……その時に初めて会った第二王子の『キュリオス・エリオット』とはまるで「天使」と出会った様な気分だった。
※コレは「モブ令嬢にそんな『魔力』はいりません!」のスピンオフです。
(こちらだけでも楽しめます)
※毎週月・水・金曜日更新予定です。
最終更新:2023-06-27 07:00:00
16725文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
「マリアンヌ! 貴様との婚約を破棄する!」
絢爛豪華な舞踏会の場で、婚約者であり第二王子でもあるロベルトから婚約破棄を叩きつけられたマリアンヌ。
ロベルトの横にはか弱い令嬢を演じながら、彼に見えないようにほくそ笑むジョセフィーヌが。
「……」
公衆の面前で恥をかかされたマリアンヌだが、彼女はただ静かに微笑んでいた。
語らず、喚かず、ただ、その時を待って。
ジョセフィーヌの企みによって婚約破棄を突きつけられたマリアンヌはただ静かに微笑むだけで全てを解決していく。
愚かな
二人に、本物というものを知らしめるために。
ざまあ要素あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 21:42:32
9166文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:10380pt 評価ポイント:9394pt
「シマーズ・サツマ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!」
国中の貴族が集う煌びやか夜会の最中。
サツマ公爵家の令嬢であるシマーズは、婚約者のデズモンドから、唐突にそう宣言された。
「デズモンどん、どういうことでごわすか? おいどんとデズモンどんの婚約は、先王様の決めた契りでごわす。約束ば違えるのは、上に立つ者として恥でごわすぞ」
「ええい、うるさいうるさいッ! 今の王はこの僕だ! 誰にも文句は言わせんぞ! 僕はもう、君みたいな粗野な女にはうんざりなんだ
! 今後僕は、ジェイドと真実の愛を築くッ!」
「デズモンド様! 私、嬉しいです!」
「……」
男爵令嬢のジェイドが、デズモンドにギュッと抱きつく。
豊満な胸を押し当てられたデズモンドは、床に届きそうなくらい鼻の下を伸ばしている。
――先代の王の急逝により若くして王となったデズモンドは、邪知暴虐の限りを尽くしていた。
税率を20%も増加し、自身は朝から晩まで酒池肉林の贅沢三昧。
国民の王家への不満は限界まで達していた。
その挙句、今回のシマーズへの婚約破棄である。
来賓の貴族たちはいよいよこの国も終わりかと、固唾を呑んだ。
「やれやれ、前々からたわけ者だとは思うとったが、まさかここまでとは。つくづく呆れたでごわす」
「っ!? 何だとぉ!?」
「先王様に義理立てして今まで我慢ばしてきたでごわすが、そっちがその気なら話は変わるでごわす。――デズモンどんのようなガンタレとの婚約、こっちから願い下げでごわす」
「貴様ァッ!! 神にも等しい王たる僕に向かって何だその口の利き方はァッ!! 不敬罪だッ! お前たち、この痴れ者を斬れッ!」
「「「……ハッ」」」
抜刀した近衛兵八名にたちまち取り囲まれるシマーズ。
「やれやれ、おなご一人にこんな数を。王としての誇りはないのでごわすかデズモンどん?」
シマーズは腰に差している剣をゆらりと抜いた。
――それは代々サツマ家に伝わる、『刀』と呼ばれる独特の反りを持った片刃剣であった。
シマーズはそれを上段に構え、「コオオオオ」と呼気を整える。
シマーズから放たれる圧倒的なオーラに、近衛兵たちは一瞬たじろぐ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 21:16:18
3334文字
会話率:65%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:1390pt 評価ポイント:1296pt
「林田の由来って何なんでしょう? 先生に聞いてみますか?」
「うーん……。どうだろうなあ……」
「私は知りたいんですけど……」
「まあ、そのうち分かるよ」
「そうでしょうか……?」
「うん。きっといつか教えてくれるさ」
「分かりました! じゃあそれまで待っています」
「ああ、そうしてくれ」
「はい」
「うーん……。やっぱり気になりますよ。だって私の名前にも使われている地名なんですよ! 由来を知りたいと思うのは当然ですよ!」
「分かったよ。じゃあ調べておくから」
「本当ですか!
? ありがとうございます!」
「ああ、任せておけ」
「はい!」
「あの、先生? 林田の名前の由来をご存知ないですか?」
「えっ? 知らないよ」
「本当にご存じないのですか?」
「ああ、まったく心当たりがない」
「そうなんですかぁ~」
「うん。すまないね」
「いえ、いいのです」
「……」
「あっ! でも、一つだけ思い当たることがありました」
「ほう、それは何かな?」
「はい。実はですね――」
突然、目の前が真っ白になった。見渡す限り、真っ白である。頭の中で声が響いた。
「あなたの二一世紀の人生は終わりました。これから転生して林田の日本史を振り返ります」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 11:25:53
52833文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt
「……矢原は、えっちな女の子ってどう思う?」
「……」
無知な女の子に性知識を教えるお話です。
最終更新:2023-03-16 20:46:19
7237文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:109pt
総合ポイント:64pt 評価ポイント:64pt
「うおっ!」
「ひぃ!」
「ぐげぇ!」
「あぶぶぶぶ!」
「……」
巨大なスクリーンに映し出されたその動画を見た一同。声を上げ、顔を歪めた。
最終更新:2023-03-16 10:00:00
685文字
会話率:70%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:58pt 評価ポイント:58pt
それは、とある夏休みのことだった。
「アナタ、私に見惚れているのね?」
「い、いや、その……」
「当然だわ」
「えっ?」
「そう、それは四月の次に五月が来るぐらい当然なのよ!」
「……」
これが、俺と最明治撫子さんとの出会いだった。
最終更新:2023-02-18 12:00:00
9538文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
──イギリスに留学しなさい。
1学期の最終日、主人公こと天城晃介は母親からそんな指令を受け取る。
見知らぬ土地に聞き慣れぬ言葉。
おまけに受け入れ先のホームファミリーは母親は能天気。
父親は純粋なイギリス人で、娘さんにいたっては完全な塩対応。
「これ……やっていけるのか?」
不安塗れのイギリス生活。
しかし、不慣れな環境も時間が過ぎれば慣れていくもの。
気づけば、主人公と娘さんは互いに惹かれあっていた。
名前呼び。
ピクニック。
観光。
ゆっくりと──でも確実に距離
を縮めていく2人。
彼らが相思相愛になるもの、あとは時間の問題。
──そんな時だった。
日本にいたはずの幼馴染がやって来たのは。
「あら、私の晃介くんに気安く触れないでくれないかしら?」
「貴方こそ触れないで貰えませんか? コウくんは私の夫になるお方ですよ?」
「……」
これは1人の少年を巡って行われた少女達による、修学旅行ならぬ修羅場旅行の一部始終である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-15 22:58:31
63687文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:432pt 評価ポイント:160pt
「うふふ」
部屋の壁一面に飾ってある昆虫の標本を眺めていると、思わず口角が上がる。
アゲハ蝶、カブトムシ、コオロギ、ギンヤンマ、等々――。
昆虫のフォルムというのは、見れば見るほど美しい。
いくら眺めていても飽きないわ。
私はそれらの標本の中央にある、一つだけ中身が空のケースに右手を当て、感慨にふける。
――その時だった。
「お嬢様、そろそろ夜会のお時間です」
侍女のアレハンドラに声を掛けられ、すっと現実に戻された。
「ええ、今行くわ」
「……相変わらず
、圧巻の光景ですね」
無機質な表情で標本を見つめながら、アレハンドラが呟く。
「うふふ、そうでしょ」
本心ではどう思っているかはさておき、そう言われるのは悪い気はしない。
さて、今日は大事な大事な夜会。
気を引き締めないとね――。
「フェリシア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「……」
宴もたけなわとなった夜会の最中。
私の婚約者であり、侯爵家の次男でもあるカルロス様が、唐突にそう宣言した。
カルロス様には男爵令嬢のマルガリータさんが、庇護欲をそそる憂いを帯びた表情でしなだれかかっている。
会場中の貴族の視線が、一点に集まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 21:19:36
2942文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
子供の頃の「いつか○○と結婚する」といった約束は、得てして守られないものである。大抵の場合、そういうものは幻想であり、いつの間にか別に好きな人ができるというのが普通であるだろう。無論、例外はあるのかもしれないが、少なくともそれが自分に適用されないことだけはわかっている。
引っ越しによって別れる際、俺は幼馴染である由佳とそんな約束をした。
だが、それから彼女とは一言も話していない。連絡先すら知らなかったため、その約束は決して果たすことができない約束になったのだ。
そんな由佳
と再会したのは、俺が高校に進学した時だった。
色々とあってかつて暮らした町に帰って来た俺は、入学式で彼女の姿を認識したのだ。
しかし、由佳は俺が知っていた頃とは大きく変わっていた。年月を経て成長することは当然のことではあるのだが、ピンク色の髪や着崩すされた制服は、彼女が俺とは違う世界の住人になったことを表していた。
だから、俺は彼女に近づかなかった。
今更再会して、いいことはない。そう思っていたからである。
それから一年が経った頃、俺は由佳と同じクラスになった。
その際、由佳は驚くべき反応をしてきた。
「ろーくん?」
「……」
「ろーくんだよね?」
そうやって俺との再会を喜ぶ由佳は、昔とちっとも変わっていなかった。
見た目は派手になったが、彼女はあの時の由佳のままだったのである。
だが、俺の方はあの頃とは大きく変わっていた。外見ではなく中身が、すっかりと捻くれてしまったのだ。
こんな俺と仲良くしても、いいことなんてない。
そう思った俺は、由佳を拒絶するのだった。
しかし、由佳はそんな俺に対してぐいぐい迫ってくる。
彼女の中では、俺はあの頃の俺と変わらないらしい。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
※途中まで書いた作品の供養です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-06 20:12:07
26948文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:1354pt 評価ポイント:1100pt
そこには海があり、緑が豊かなその国は『シュタイン王国』と言い『魔法』というモノも存在していたのだが、実はこの国には他の国にない『職業案内所』という場所があった。
「ふぅ」
ここは基本的に名前の通り「職業を案内する」のが仕事で、ここに来る人は大体の場合が「新しい仕事を探しに」である。
そんな中『アイリン・シュベル』は王国の役所などが集まる中に少し古びた建物の前で掃き掃除をしていた。
「……」
ただそこには目に見えて分かる看板はない。でも、この国に住んでいる人
であれば看板がなくても大体みんな知っている。
それこそ「就職に悩んだらここに相談するべし」って言われているくらいらしい。
しかし、アイリン自身がその噂を自分の耳で聞いた事はない。でも、ちゃんと定着してきているのであれば……それはそれで嬉しい話だ。
「……」
アイリンはこの職業案内所では「所長」という立場だった。しかし、実は「ある人物」にアイリンの『能力』を買われての事だった。
――でも、コレってあいつの思惑通りって事かしら?
ふと。本当にふとそんな事を考えていると……なんだか無性にイラッとした。
「ん?」
そんな時、ちょうど良いタイミングで始業を知らせるチャイムが鳴り、アイリンはいそいそと中へと入って行った――。
コレはそんな『シュタイン王国職業案内所』に来る様々な事情を抱えた人たちにお仕事を紹介したり、友人が資格取得の手続きをしに来たり……そもそもこの職業案内所が出来たきっかけ……などなどをまとめたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 09:00:00
31617文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:85pt
総合ポイント:80pt 評価ポイント:56pt
ちなみに、ビジネスの世界で「……」を使いすぎると、良くない印象を持たれることもありますので、注意しましょう。
最終更新:2022-08-27 01:00:55
1133文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:34pt
「・・・」に物申したいのである。
最終更新:2022-08-09 21:40:46
2378文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:84pt 評価ポイント:84pt
すると、キッチンテ-ブルに見知らぬ女性が座っている。
若い女性だ。
丸くて大きな眼鏡をかけている。
髪は長い。
「あっ、やっと帰って来ましたね」
ぼくの顔を見るなり、彼女が言う。
「暫く、ご厄介になります」
ペコリと頭を下げ、彼女が言う。
「……」
当然、ぼくには返すべき言葉がない。
が、そんな様子のぼくを完全に無視し、彼女が続ける。
「名前は業平桜子(なりひら・さくらこ)といいます。自分でも思いますが、字余りですよね」
キーワード:
最終更新:2022-07-31 12:24:17
18379文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt
そこは願いの叶う場所。
全NPCに人工知能を搭載したことで話題になったゲームシェイプデザイアオンライン。
これは様々なプレイヤーの[願い]が混じる世界へ飛び込んだ無口な少女レミとうるさい魔剣の物語。
「レミさん! 挨拶しましょう〜!」
「…………よろしく」
「不定期更新になりますがよろしくお願いしますね! 私のかっこいい活躍お見せしますよ〜!」
「……」
「レミさん! 私を地面に置いてどこへ? ちょっと! 置いてかないでくださいよー!」
2人?の行く末はいかに?
最終更新:2022-06-14 03:00:01
149754文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
私「愛がわかりません」
神父「愛のわからない貴女は人間ではありません」
私「人間ではないなら、私はなんなんですか?」
神父「貴女は怪物です」
私「怪物?」
神父「ええ、貴女は人間ではなく怪物です」
私「……」
神父「貴方のような怪物を取り扱う施設があるので、今すぐにそちらに入学しなさい」
私は人間じゃないから、人の感情や愛がわからなかったんだろうか?
私「……わかりました」
最終更新:2022-05-29 20:54:05
1577文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
「クリフ、ただ今をもって、お前との婚約を破棄する!」
「――!」
華やかな夜会の最中。
僕の婚約者であり、我が国の第二王子殿下でもあらせられるトリスタン様が、にわかにそう言い放った。
炎を彷彿とさせる深紅の瞳が、妖しく揺れる。
そ、そんな!?
「どういうことですかトリスタン様! 理由をご説明ください!」
僕は今まであなた様の夫となるべく、厳しい花婿修業にも耐え続けてきました。
それもこれも、あなた様を生涯お側で支えられる男になるため――。
だというのに、何
故……!
「フン、みなまで言わせるな煩わしい。――オレはもう、自分の心に正直に生きると決めたのだ」
「……え」
それは、どういう……。
「――テリー、オレの夫となってくれるか?」
「はいトリスタン様! 喜んで! ボク今、最高に幸せです!」
「――!!」
男爵令息のテリーが、トリスタン様に甘えるように抱きつく。
少女のように可愛らしい容姿のテリーがそうすると、まるで男女のカップルのようだ……。
「……トリスタン様」
「見ての通りだクリフ。オレは今後は、テリーと共に真実の愛に生きる」
「えへへー、そういうことですクリフ様!」
「……」
仲睦まじくじゃれ合う二人の間には、僕の入る隙間は一分も見当たらない。
そうか。
そういうことだったのか……。
トリスタン様の心は、初めから僕には微塵も向けられていなかったのだ。
でもそれも、無理もないことなのかもしれない……。
所詮僕とトリスタン様は、政略結婚で結ばれた間柄。
心と心で結ばれている二人には、敵うはずがないじゃないか――。
「――だからクリフ、今後はお前も、自分の心に正直に生きろ」
「そうですよクリフ様」
「――!?」
な、何を……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 21:02:23
2929文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:85pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
ある日、数十年ぶりに流星群が訪れた。
想いを寄せるドューグ殿下に愛されたいと願った私は、その想いを込めて、流れ星にお願いをする。
「どうか、あの方が好む姿になれますように」
そうして迎えた翌朝。私の姿は変わっていた。
「……」
これがあの方が好む姿なのだろうか? いやいやいや。冷静になろう。これはない。ありえない。色々と待ってほしい。ええー……。
☆彡
流れ星のお蔭で、大好きだった王子様と結ばれた、女の子のお話。
※コンテスト用に改稿しての
再掲です。
※改稿前のものは、他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 19:22:42
4787文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:558pt 評価ポイント:522pt
三点リーダーじゃない。二倍三点リーダーが正しいんや。
ちなみに辞書登録で「二倍三点リーダー」と打って「……」が出しやすくすると効果的なんやで!
最終更新:2022-04-17 09:27:36
530文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
人々が平穏に暮らす世界“小夜姫羅翔”
この地には、古の時代から、人間を襲いその身を喰らう闇の住人、ダークソウルが潜んでいる
そんなダークソウルから、人々を護るために戦う組織、ギルド“スピル・ローゼン”
そこに所属する者はハンターと呼ばれ、ダークソウルを狩る者として長きに渡り戦いを繰り広げてきた
その中にひとりだけ、ダークソウルでありながらハンターとなった者がいた
復讐を果たすため、その身を闇に落した少女が
そんな彼女を、人々はこう呼んだ
「ダークナイト」
あるいは
「氷
花の舞姫」と……
拓郎「あー、寝ー」
智輝「拓郎は、いつも眠そうだね」
良隆「楝と良い勝負だな」
麗奈「ちょっと!楝を一緒にしないでよ!ねぇ楝!……楝?」
楝「……zzz」
四人「……」
楽しくも哀しい学園ダークファンタジーが、今始まる!
※学園ファンタジーとダークファンタジーの組み合わせをテーマにしています
※一部過激描写を含むシーンが登場します。が、作者自身過激描写の表現が下手なので迷ったりもしましたが、テーマがテーマなので、念のためR15に設定させていただいています(全然グロくなかったらごめんなさい)
※この作品は、投稿サイト「エブリスタ」にも同名義で掲載している二重投稿作品となります
※今回の投稿にあたり、一部加筆修正を行なっております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 08:00:00
19454文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
作:る・美祢八
ローファンタジー
完結済
N7544HJ
■■ 間章 ■■
ホワイトアウト(英語:whiteout)は、気象学分野においては、雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象、「白い闇」と呼ぶこともある。医学分野においては、内視鏡視野が体組織と密着し視野が失われた状態を指す。
**『ホワイトアウト』(Wikipedia)より
■■ 1 ■■
季節は冬のこと……。
それも強い寒気が流れ込み、かつ例年よりも積雪が早く、その量も多いものだった。
そんな冬の雪
山のコテージは、外はまさにホワイトアウトというべきか、白い雪が外界とを一切封鎖する。
暖炉の炭がパチパチと爆(は)ぜる音がしながら、間接照明だけ灯した部屋。
ゆらり――と、揺れる影が書斎机に着こうとした。
杖をつく、黒の皮手袋をした手。
コン……と、静かな音を立て、机に置かれる一杯のブラックコーヒー。
震え気味のか細い初動ながらも、影の男はペンで何やら綴り始める。
文筆をしている者なのだろうか? ミステリ小説と思しき文章を書いているようだった。
「ふぅ……」
と、男はコーヒーを一口啜り、ゆっくりと息を吐いた。
――“クローズド・サークル”
特に、この冬の雪山を舞台にした“それ”は最高のものだ。
ホワイト・アウトのごとく、白い雪に閉ざされた小世界――。隔離され、閉ざされた世界は、人に思いもよらぬ変化をもたらす。
無意識なものであれ意識的なものであれ、内に秘めた嫌悪や憎悪は殺意へと変わり、犯行へと及ぶ。
そして、その吐露される過程(プロセス)は、まるで白紙に綴られるようだ。
「……」
男は、静かにコーヒーを置いた。
夜も、まだ長い。
それでは、続きを“綴る”としようか、と―― 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 11:32:53
94138文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
【荒筋?】
荒筋は表題通り。あら作者好みの可愛いタイトル。
ところで「たゆたう」のところ漢字で「揺蕩う」と書くとカッコイイのだが、読めない人が続出してしまうので心を押さえつけている。
読みやすいのが一番ですからね。私は小学生のころ村上春樹さんの「ダンスダンスダンス」の「繋がってるかい?」をずっと「茂っているかい?」(繁るは茂るとまあ読み替え出来なくもない)と勘違いしてしまい、なんだかもじゃもじゃした物語だなあとずっと勘違いしてました。
誤読、こわい。
【注意!】
作者注!!!
タイトル詐欺あり!!!
「……」のための設定資料集。が正解。
大して山もなく、男の子が女の子に振り回されるだけのお話。
ただ女の子を可愛く書きたいという作者のゆがんだ願望をごまかすため、「予知」に関するあれこれをスパイス的に振りかける。
……といった作品を書くために思いついたキャラクターや設定などをひたすら垂れ流す資料集といった内容です。
次々と思いつくSF的アイディアやキャラクターに関するアイディア、小道具、大道具、設定上のアイディアが大量の要素として頭の中に蓄積されてゆくが、これを組み立てて何か作ろうという気にならない、不思議な心情を形にしようとしたところ、このような資料集+サンプルエピソード集を作成する運びとなった。
ひたすら脳汁垂れ流しの設定資料が提示され、その後ろにサンプル的に各シーンのエピソードがくっついている、そんな構成となっています。
【お願い】
好きな人だけが好きだと言ってくれればOKなので、合わないと思ったらすぐにブラウザバック願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 03:00:00
42478文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:118pt 評価ポイント:98pt
【書籍2巻、8月6日発売】
冒険者に憧れていた少年・ジオ。しかし15歳になった彼が神々から与えられたのは【家庭菜園】という、冒険には役立たない謎の加護だった。仕方なく冒険者になることを諦め、父が遺した実家の庭で菜園を始めるのだが――
「ねぇ、なんで畑に肉とか魚とか鉱石がなっているの?」
「ちょっとだけ特殊な家庭菜園だからね」
「じゃあ、あのゴーレムたちは何?」
「あれは案山子みたいなものだよ」
「どう見ても何かと戦う気でしょ!」
「いやいや、ただの家庭菜園だって」
――気づけ
ば堅牢な城壁と無数のゴーレムに守られる最強の菜園となっていた!
「ちなみに菜園ごと移動できるよ」
「……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 18:00:00
406835文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:269926pt 評価ポイント:129490pt
作:Ωトリニティ∞
ハイファンタジー
連載
N8093GM
とにかく超絶可愛くて、超大大大好きで…。
将来を誓い合った───最愛の幼馴染。
素直じゃない上に意地っ張りで、そのクセちょっと寂しがり屋で…。
だけども誰よりも仲間思いの───セカンド幼馴染。
かなり美人な上に、ものすんごく優しくて…。
ほんのちょっと子どもっぽいところがあるけれど、頼れる近所の───憧れのお姉さん。
とても綺麗で賢く、過保護気味で口煩いけれど、だけども何だかんだで慕ってくれる良く出来た───大切な義妹。
いつも愛嬌を振り撒いていて天
真爛漫で、甘え上手。
猫被ってるのモロ分かりなんだけど、そこがまた魅力的な───大親友の妹。
もしもこの世界が何ならかの【物語】の世界で、この俺がその【物語】の【主人公】だったんなら、彼女たちは間違いなく最高の【メインヒロイン】だっただろう。
──そう。あの勇者(ドクズ)に寝取られるまでは……。
この物語は彼女たち【メインヒロイン】どころか、【サブヒロイン】に【モブヒロイン】さえも寝取られた、憐れな負け犬(俺)の話。
負け犬(俺)は固く誓った…。
“必ずあの勇者(クズ)と寝取られヒロインどもに制裁を──ッ!!”
・・・そのつもりだったんですけど【真のヒロイン達】を見つけちゃったんで、面白可笑しく冒険したいと思いまぁ~す♪
「──と言う事でみんな! 景気つげにおっぱい揉ましてくれぇ……ぐふぇっ!?」
「おいコラ、クソ童貞。あんま調子にのんなよ?」
「フェイト兄さんの言うとおりです。最近のタクト兄さんは調子ノリ過ぎですよ。姉さんに言いつけますからね!」
「……」 ジイー ←軽蔑の眼差し。
「ご主人さまぁ~♪ 調子ノリ過ぎはよくないワン!」
「なぁ頼むよ…。僕は関係ないだろう? “元”に戻してくれよぉ~!」
「おっ! あっちから“逸材”の予感♪ へぇーい! そこのボォーイ&ガァーイ! 俺とちょっと良いことしなぁ~い?」
「「「タクトォ(兄さん)ッ!!」」」
基本はかっるぅぅ~い、ノリでいっくよぉぉーー♪
シリアス? 鬱? 胸糞? 描写は大事?
なにソレ?食えんの?
時代はノリと勢いだっ!
※主人公はある意味精神を病んで(心がこわれて)ます。不快な場面が多々あると思いますが、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:00:00
54024文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:538pt 評価ポイント:254pt
ある平凡な放課后、厄占いと友達のお守りをもらった。
家の中で家族と騒いでいると、夢の中に入って、とっくに廃れた公園とブランコに乗っている孤独な少女を見た。
「ここにいるのはあなただけ?」
私は尋ねた。
「……」
世界は壊れている。
もう一度夢の中に入って、彼女はもう一度ブランコに乗って、私はやっと彼女の顔を見ることができました。
私は口がきけなかった。
「私はあなたを待っていました。」
「今度はもう行けない。」
「私と契約して、私の家族になってください。」
最終更新:2021-11-08 19:48:29
8476文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
――仲間守るために大魔法ぶっ放したら3000年経ってて記憶も無くしたけど日記(黒歴史)見たら思い出した件についての考察――
「なんてどうでしょう?」
「この上なく馬鹿にされているような気がするんだが」
「私に限ってそんな事は有り得ません」
「……」
――時を超える無職(20)~記憶能力喪失だけど頑張ります~――
「これだったらどうですか?」
「おいこら、オレは無職じゃない。それと記憶能力失うってなんだ」
「えー、まだだめですか? なら……」
「人の話を聞け」
――何かの見返りを求めていたわけではない。
かつての戦いでその男には守りたいものがあり、自身の行いでそれを成し遂げた。それだけのことだった。
だが因果は巡るものである。
時を経て、その男は全てを失ったかのように見えた。記憶を失っていたのだ。そう、愛すべき仲間と過ごした日々や楽しかった思い出さえも。
それを取り戻せたのは必然だったのか? 他でもない自身が記した記録は語る。そして突きつけられる自身の行いの結果。全て読み終えたその時、男の胸に去来するものは――
「こんな感じならどうですかね?」
「却下。オレをカッコ良く見せようとしないでくれ。もっと普通にして。お願いだから」
「えー」
――こんな感じでユルく語り継がれるかもしれない「冒険譚」――
この作品は「カクヨム」様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 17:00:00
187552文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:20pt
「イヤー! 絶対にイヤ!」
「――はぁ」
ため息混じりに俺はある場所へと向かう。
「どうされましたか?」
部屋に入りそう尋ねると、ふて腐れた表情の少女がいた。彼女はこの国では絶大な権力を持つ伯爵家の令嬢。ただ、そんな彼女の性格はワガママで気ままだ。
今日もそんな彼女に振り回されている新しく彼女の専属メイドになった女性を気の毒に思いつつも、俺はいつもの様に対応する。
「はぁ」
彼女の対応を終えた俺は、自室に戻りその『手紙』の内容をすぐに確認し、自分で書い
た別の『手紙』を鳥の足元に巻き付け、飛び立たせる。
「……」
無言のまま見つめる自室の机の上には、今までの『手紙』と称した『報告書』の数々――そう、彼には誰にも言えない『ある秘密』があった。
※不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 09:01:06
120732文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:222pt 評価ポイント:146pt
人間、魔法使い、エルフ、ドワーフ、巨人、小人、獣人。
一つに集いし各種族の豪傑は、魔族の脅威から世界を救った。
彼らは人々から<勇者七剣>と称えられた――。
数年後――。
勇者七剣の一人、獣人で竜人のリュグス・ユースは暇を持て余していた。
宝があれば、探しに行くし、依頼があれば、魔物を倒す。
金があれば、女を抱くし、友に会えば、酒をかわす。
そんな退屈な日常。
魔王討伐後のことを全く考えていなかったリュグスは、今日も当てもなく旅を続ける。
「俺は
弟子をとらない。ましてや女」
「そこを何とか!」
「俺は何の躊躇もなくお前を抱くぞ」
「師匠が望むなら、この体、捧げます!」
「……」
こんな退屈な日常。
こんなことなら、魔王討伐なんかするんじゃなかった。
リュグスはため息をついた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 01:13:19
5558文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
プロローグ
「……暖かくなったか?フェルマ」
「うっ、うん。ありがとシオン」
いつになく、優しい口調のシオン。
気にしないようにしてるけど、私の裸の背中に後ろからぴったりくっついているシオンの裸の胸と、触れた肌から伝わる熱いくらいの体温に、心臓がドキドキして止まらない。
シオンの心臓もどくどくしている。
「……」
沈黙が場を支配していた。
どうしよう。気まずい……胸のドキドキも治まらない。
でもそのドキドキがなんか、気持ちいいような……
。ずっと味わっていたいような変な気持ち。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 12:00:00
22180文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:330pt 評価ポイント:216pt
無口キャラしか居ねぇ!?
清純派なのに無口だったり、
ギャルなのに無口だったり、
不思議系なので無口だったり、
オタクっぽいのに無口だったり。
そんな彼女達を、あっちこっちに引っ張り出して巻き起こる、
新感覚の学園コメディーです♪
以下、イメージトークです↓↓
「……」
「……」
「……」
「……」
「何か言ってよ!?」
「……」
「……」
「……」
「……」
「無口女子達と不器用な少年がラブラブになる話、らしいですよ?」
「……チガウ
」
「そこは喋るのかよ!?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 07:01:23
369708文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:105pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ニライカナイ、理想郷、そんな綺麗なところへ向かっていけるだろうか
そこそこ有名な編集者の澤田暎は、親友で小説家の火野蒼生の心配ばかりしているうちにいつの間にか39歳に。老後の心配をして嫁が欲しいが、一つ問題がある。隠れ几帳面な自分には一緒に暮らすに耐えられる女性がなかなか見つからない。そんなある日、社内で目をつけた女性がいた。一見地味な女性はよく見ると美人で、でも、そんな顔立ちを隠して生活している。どうして彼女は綺麗な顔立ちを隠して生きているのか、そして、どうして彼氏も夫も
いらないと言うのか。彼女が気になる澤田は、とある提案を彼女にしますが……。
彼女は椿君は牡丹③の後に続く話で、椿では脇役だった澤田さんが主人公の話になります。サブストーリーとして火野先生とこのはちゃんの婚約から結婚までの間の様子が書かれてます。
2021.7.1 魔法のiランド、小説家になろう 同時掲載
「ねぇ、理沙。負けちゃダメ」
「負ける?」
「昔あった嫌なことは、君のせいじゃない。だから幸せにならないと」
「幸せに?」
「君ができる一番の復讐は、君が幸せになることだ」
「……」
「僕じゃ足りない?その相手が僕じゃ足りないですか?」
「……」
本文より抜粋
本作品に出てくる会社は全て作者の想像上の産物であり、架空の物です。
現実に存在する会社とは一切の関係はありませんのでご了承ください。
一部、映画や本、お茶等の商品名、実在するものを使用させていただきました。
具体的に名前を使ったものに関しては、脚注をつけ説明を加えさせていただいております。
また、本作品は、一部ではありますが性的な描写と暴力的な描写を含みます。そう言った描写を好まれない方は、お読みになるのを避けていただければと思います。
2021.7.1 汪海妹
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 06:59:33
135377文字
会話率:67%
IN:0pt OUT:47pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
俺の幼馴染でもある従姉の裕子姉ちゃんは、美人でスタイルもいいけど、彼氏いない歴年齢で、イケメン男性キャラを攻略する恋愛シミュレーションゲームが大好きな、ちょっと残念な人だ。
高校一年の夏休み、すでに大学推薦が決まっている彼女から勉強を教わっていた俺は、彼女からとある女性向け恋愛シミュレーションゲームについての話を聞く。
だが、別のクソゲーと評判のRPGが好きな俺は、それを適当に聞き流したけど。
そして翌日、目を覚ました俺は西洋ファンタジー風な世界の子供になっていた。
しかも、
その名前はアーノルド。
「裕子姉ちゃんの好きなゲームに出てくる、好感度判定キャラじゃねえ?」
さらに……。
「レベル? ステータス? 特技? これって……」
なぜか俺がこよなく愛ているRPG『シャドウクエスト』の世界も混じっているようで、その知識を生かして第二の世界で生き始めてから数年後。
「弘樹、私、悪役令嬢のローザになっているんだけど……人生詰んだかも……て! 冗談じゃないわ! 私の没落を防ぐのよ! 弘樹は協力しなさい!」
「……」
腐れ縁である従姉を見捨てられない俺は、この二つのゲームの設定が混じったよくわからない世界で、明るい未来を目指して奮闘するのであった。
はたしてどうなるのかは……俺も知らん!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 19:00:00
412616文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:51946pt 評価ポイント:27714pt
作:digiman
ローファンタジー
完結済
N4083GS
一流の「探索者」を目指すその少女は、遠く長く険しい道のりを越えて、ようやくこの地にやってきた。彼女の名はアイシア。その種族特有のとがった耳と、美しい黒髪が自慢の、ハーフエルフの和風剣士である。あと、おっぱい。
アイシアがここにやってきた理由、それはこの剣と魔法のRPG『ドラゴンファンタジスタ2』の世界において、唯一無二といわれている「ダンジョン専門の探偵」に、とある仕事の依頼をするためであった。
ある大雨の日、アイシアがたどり着いたのは「4946迷宮探偵社」。そこで彼女を
待ち受けていたのは、美少年だけどなーんか目つきの悪い魔法使い・マルタン。そして、ヒョロっとしてなんとも軽薄で頼りなさげな無精髭のおじさん・シクヨロ。
ちょ待てよ。マジで、こいつらに依頼しちゃっていいのか? いまからでも考え直して、回れ右してこの部屋を出てったほうがいいんじゃないか? どうする、アイシア?
「最初に言っとくけど、この話にドラゴンは出ないからな」
「え? 『ドラゴンファンタジスタ2』なのに」
「たぶん出ないと思う」
「ホントですか?」
「出ないんじゃないかな」
「……」
「ま、ちょと覚悟はしておけ」
「さだ◯さしかよ」
「気にするなマルタン。ファンタジスタも、出ない」
……やっぱ、やめといたほうがいいかも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 15:00:00
111203文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
むかしむかし、あるところに一人の少女がいました。ある日、街にお母さんと出かけている時にこんなことを言いました。
「どうしてあの人はあんなことをしているの?」
それを聞いたお母さんは大いに慌てて少女の口を塞いで声を押し殺しながらも苛立ちが伝わるような声でこう言いました。
「あれを見てはいけません。ほら、早く行くよ!」
少女はお母さんに腕を引かれながらもずっと指を差したまま聞き続けました。少女が指を差したのは頬が痩せこけ、薄汚れた服を着た男性でした。その男は道端で正座をし、
両手を前に出しておりました。男の人は貧しく、その日食べるものにも困るほどでした。
少女も成長し、背丈も伸び、美しさもにも磨きがかかっています。少女は大きくになるにつれて様々なことを学びました。その一つに、貧しい男のことがあります。少女が暮らす国には身分制度があり、王様や貴族と言ったものがあります。その中には男のような非人と言うものもあります。非人は人として認められず、満足する食事が出来ないような身分でそれ以外の身分の人から蔑まれるようなものでした。
それを知った少女はなんとかしたいと思って過ごしておりました。少女はお母さんやお父さんに非人をなくす方法を聞きましたが二人は少女に怒るだけで少女の質問には答えようとしませんでした。なので、少女は国を治めている王様に言って変えてもらおうと思いました。
ある日、王様が国民の前に姿を現すことがありました。その時、王様に向かって少女は大きな声でこう言いました。
「王様。なぜこの国には非人がいるのですか?」
「……」
王様は少女の問いに答えることが出来ませんでした。普段ならこのまま無視をして演説を続けるのですが、王様には非人の話をしたくないわけがありました。なので、王様は演説を続けることができず黙ってしまったのです。
「私は非人の人たちが日々苦しそうにしているのをこの目で見ています。私は彼らにも笑って過ごせるようになって欲しいです。なので、非人をなくしてほしいです」
「……分かった。皆のもの! 今日から非人という制度は廃止じゃ!」
王様はそう叫ぶと民衆は歓喜の声を上げました。他の人も非人をなくして欲しかったのですが勇気を振り絞ることができなかったのです。
こうして、道端で非人が物乞いをする姿を見ることはなくなりましたとさ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 18:14:25
4694文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:118pt 評価ポイント:102pt
『戦場の夜叉』
侵略戦争が泥沼化した時代、そう呼ばれる銀髪の青年がいた。人間離れした強さで、戦場を夜叉の如く駆け回る姿から、そう呼ばれるようになったのだ。
銀髪の青年は、愛する母国を守るために、平和を取り戻すために、戦い続けていた。
それなのにいま、青年の目の前には王に見捨てられ、戦場となった村が広がっている。
「俺は何のために――。」
銀髪から覗くエメラルドグリーンの瞳には絶望の色が滲んでいた。なぜ、見捨てられているのだろう。平和のために、見捨てても良い命など
あるのだろうか。
銀髪の青年は剣を握りしめると、村へと駆け出した。自分の中で、見捨てても良い命は存在しない。だから、助けに行かねば。命令違反であろうと関係はない。罰せられる覚悟はできている。
でも、もう、疲れてしまった。
(もしも、無事にこの戦いを生き延びたら、国を出よう)
青年は百人を超える敵に一人で立ち向かいながら呟く。
数年後――…
国王を許せない。国を愛せない。
心に傷を負ってる青年はある女性と出会う。
「好きになりました!」
「…」
「私と結婚しましょう!!!」
「……」
世間知らずなお嬢様に振り回される銀髪の青年。
果たしてこれから二人はどうなっていくのか。
そしてお嬢様の正体とは?
※この小説は『カクヨム』でも掲載されています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 21:00:00
110419文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:58pt 評価ポイント:38pt
拙作「水属性の魔法使い」の主役涼と、準主役アベルの会話を、つらつらと、なんとなく、ぐだぐだと書いていくものです。
肩の力を抜いて読んで欲しいです。
「なあ、リョウ」
「なんです、アベル」
「その、ものすごく物欲しそうな目で見るのは、なんとかならんか?」
「アベルの気のせいじゃないですか? 僕はいつも通りですよ」
涼の爛々と輝く目は、アベルの手元のイチゴのショートケーキに向いたままだ。
そして言葉を発する。
「ケーキは、一日一個までと決まっています」
「うん、俺は何も言って
いないぞ」
「でも、権力者が、どうしても二個目を食べろと言えば、それは不可抗力というかなんと言うか……」
「……」
(第一話より抜粋)
各話1000字~3000字程度で、さらっと読んでいただける……はず……予定……多分。
もちろん、全部新作です。
web版にも書籍版にも載っていません。
初出。
だいたいにおいて、アベルの執務室が舞台となります。
基本的に、「水属性の魔法使い」本編読者向けのものではあります。
そのため、本編を読むと、より一層楽しんでいただけると思います。
とはいえ、「本編、100万字超えてるじゃないか、長いよ!」と思い、
読むのを躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方向けに、配役の説明
涼(リョウ)=ボケ役:水属性の魔法使い、C級冒険者、本編主役
アベル=ツッコミ役:剣士、A級冒険者、ちょっと偉い立場、本編準主役
二人の関係性=いうなれば戦友? 涼はアベルの護衛的立場でもある
上記の配役を頭に入れておけば、読むのに役立つかと思います。
本編読了の皆様は、本作を読み、二人の会話を懐かしんでいただければ嬉しいです。
本編未読了の皆様は、本作を読み、「水属性の魔法使い」本編に興味を持っていただければ嬉しいです。
「午後の会話」ですので、ケーキとコーヒー成分が多めです。
本編「水属性の魔法使い」には、こんな会話をいっぱい入れております。
面白いなと思っていただけたなら、ぜひ本編を……。
(ちなみに書籍版は、web版の数割増しで、こんな会話が増えております)
とりあえず、書籍版が出版されるまで更新予定です。
更新は、毎週金曜日21時頃予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 21:00:00
24679文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:21174pt 評価ポイント:12724pt
鳥谷部オウカ:高校二年、男子。フツメン。そこそこモテる。
花野木アスカ:高校二年、女子。美少女。めっちゃモテる。オウカに限り下ネタOK。
二人は家もお隣同士の、幼稚園からの幼馴染である。
「ねぇ、オウカ」
「なんだ、アスカ」
「私、今日告白された」
「マジで? 誰にさ?」
「サッカー部の野田先輩。主将やってる」
「なに、告白って? お前の靴を隠したのは実は俺なんだとか言われたの?」
「なんでそうなるのよ。愛の告白よ。好きだって言われたの」
「愛してるじゃな
くて好きなら、好意の告白では?」
「あげ足とらないでよ。どうしよっかなって。付き合おうかな?」
「好きなの?」
「別に好きじゃないけど、男子と付き合ったこと無いし」
「なら止めとけば? 評判悪いよあの先輩」
「どう悪いの?」
「……イケメン」
「それ良い評判じゃないの?」
「あとはほら、サッカーが上手いとか」
「それも誉め言葉じゃん」
「……」
「嫌なの? 私が先輩と付き合うの?」
「……別に」
「そう、じゃあ付き合うの止めるわ」
「……俺は別に」
「あーあー、いつになったらオウカは幼馴染離れしてくれるのかしらねー」
「……アスカこそ、いつになったら放課後に直で俺の部屋来るの止めるんだよ」
「来なかったら、寂しい癖に」
「そっちこそ」
……これは、どう見ても付き合ってるのに付き合ってないと言い張る幼馴染男女の、傍から見たらイチャついているだけの日常会話を、ただただ記す物語である。
※カクヨム様にも掲載してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 12:01:36
122393文字
会話率:98%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:21774pt 評価ポイント:13678pt
願うは神への復讐!
あわよくばカミゴロシ。
人智を越えた幸運か不運が降りかかる事で有名な白鷺大樹という少年。
彼の不幸は、女神によるクラス丸ごとの異世界召喚を招き込んだ!!
……だけではなかった。
神の怒りを買ってしまった彼は一人だけ600年早く飛ばされてしまう事に!?
おぉ、神よ。神への復讐を生き甲斐に、今日も争乱を巻きおこす!
やがて王になり、仲間を結ぶ物語
「俺TUEEEE!」
「冗談?」
「……」
……仲間を結ぶ物語である!!
レビューありがとうござい
ました!FA(ファンアート)ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 18:32:25
308881文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:843pt 評価ポイント:335pt
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