-すこしふしぎ- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:1438 件
「三本しっぽのキツネを見た」。
それは教室で瞬く間に広がった、怪異のうわさだった。
日を追うごとに増えていく目撃者は、大きなグループとなり、未目撃者を蚊帳の外へと追いやる。
仲間外れ組だった当時の祖父は、どうにか自分も加わろうと、キツネ探しに躍起になった。
最終更新:2020-01-29 21:00:00
3094文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
水玉模様。踏んで生まれて、生まれて踏んで。あなたの生きる道しるべ
私がおばあちゃんから、教わった文句。私たちが歩く場所には、まれに不自然な水玉模様が生まれるみたいなの。そして、見つけたら積極的に踏むべき。それが幸せにつながることだから、ともいわれている。
そして私は、おそらく話に聞いた通りの水玉を見つけ、踏んでみたところ……。
最終更新:2020-01-23 21:00:00
3286文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
学校での昼休みのこと。
体育館を利用していた生徒は、授業開始前のチャイムと共に片づけを始める。けれどボールの個数が一個足りないことに、体育委員の子が気づいた。
部活動が始まる前に、そのボールは体育館に転がっていたけど、数時間でそうなるとは思えないほど傷みが激しくて……。
最終更新:2020-01-22 22:00:00
3899文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
かつて僕の家に、コテツという名前のチワワが家にいた。
僕が生まれる前からいるコテツは、新参者である僕を警戒しているらしく、物心つく前から吠え立てられる始末。
両親にも仲良くすることを強要されるが、良い印象のない僕はとてもそんな気になれず……。
最終更新:2020-01-21 19:00:00
3985文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
寒がりだったおじさんにとって、冬は重装備の季節。
小学校時代のその日も、コートに手袋、耳当てを準備して、寒がりながら帰宅していた。
途上にある洗車場。そのひとつの敷居の近くで、屋外にもかかわらずふんどし一丁の人がいて……。
最終更新:2020-01-19 22:46:51
2617文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
天知る、地知る、人が知る。
誰が見ているか分からないから、己の行いを正せと、僕は親から聞いて育つ。
でも、自分のやりたいことは、やりたいときにやってこそ意味があるのでは?
それを見る目は、本当にあるのだろうか?
最終更新:2020-01-10 23:02:13
2959文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
あなたは足の裏に、痛みを感じることはありますか?
靴や靴下越しにも、小石がえぐるように刺激を与えてくる時は、ご用心です……。
最終更新:2020-01-07 22:31:10
2672文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
学校には、いろんな不思議がひそんでいます。それをいっしょに見てみませんか――?
「冬童話2015」参加作品です。
最終更新:2020-01-04 19:05:31
29759文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:246pt 評価ポイント:176pt
祖父母が結婚して間もない頃、愛用していたタンスの最下段から、強いカメムシの臭いが漂ってきた。
入っている服を取り出していくも、いずれにもカメムシが挟まっている様子はない。
限界まで引き出しを引き出したところ、奥の壁となる部分に張り付くものがあって……。
最終更新:2020-01-04 17:41:40
3474文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私のクラスメートに、男子をも凌駕する体格のよい女の子がいた。
あきこという名前だったが、男の誰よりも関取らしい体格で「あきお」と男子の間では呼んでいた。
そんな彼女だが、私は日課のジョギングの折、前を走っている彼女を見かける。
運動に自信のある私はついていってみようと思ったが、彼女の走りは想像以上に伸びていき……。
最終更新:2020-01-03 21:56:34
3494文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
友達の友達である彼女は、小学校の中学年ごろに、引っ越しを経験した。
その引っ越し先でも仲の良い子が増えたけど、ある日、そのうちの一人からお誘いがかかる。
「今日は上原屋敷で遊ぼうぜ!」と。
学区の端にあるその屋敷は、久しく人が住んでいないというのだけど……。
最終更新:2020-01-02 21:25:57
3825文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
彼女は新年のあいさつが嫌いだ。
どうして色々な親戚を周り、新年のあいさつをして、おせち料理を囲まなきゃいけないんだろう。関心があるのは、もらえるお年玉くらいなのに。
そう考える彼女は、ある年に仮病を使い、眠った風を装って親戚の帰りを待ったのだけど……。
最終更新:2019-12-31 21:43:07
3887文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
彼が幼稚園生だった頃。練習用に乗らせてもらった、祖父の自転車を壊してしまったらしい。
弁償代として、次の日から彼は畑の草むしりに付き合わされる。
土地持ちの祖父は、飛び地であちらこちらに小さな畑を持っており、来る日も来る日も草むしり。
彼に、作業のスピードアップを促しながら、自分は一切手を貸そうとしない。なぜなのだろう。
最終更新:2019-12-30 22:45:18
2991文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:きのこおじさん
ヒューマンドラマ
短編
N0396FY
ドコカのダレカのナニカの何か。
最終更新:2019-12-26 00:58:31
451文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある日の午後の授業。給食を食べ、昼休みを挟んだこの時間帯は、一日のうちで強い眠気が押し寄せる時。誘惑に負けて、机に突っ伏したり、舟を漕いだりする人の姿がちらほら。
その授業の半ば。隣でぐっすり眠っていた奴が、唐突に跳び起きた。
しかもなんだか、口周りに赤いものがたっぷりついているんだけど……。
最終更新:2019-12-22 23:10:12
3250文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
小さい頃の俺は、色々なものを壊すことで、家族や仲間内には知られていた。
俺が扱うもの、身に着けるものは結構な確率で、すぐに壊れてしまう。
その日も、登校途中に靴下が破けたり、給食前に上履きの底がめくれたりと散々だ。
俺がいったい、何をしたというのだろう……。
最終更新:2019-12-20 22:42:29
3128文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
若い頃の父親の悩みは、おならの音が大きいことだった。けれど、臭いは全然しない。
当時の学校のクラスでは、放屁合戦のミニチュア版ともいうべき、握りっぺ合戦が流行。攻撃力に劣る父は連戦連敗。
この雪辱をするべく、父はおならのコントロールを試みたのだけど……。
最終更新:2019-12-14 19:00:00
3987文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
24歳、
(昨日、会社をクビになって)無職、
(年齢=彼女いない歴のため)童貞
そんな俺はついに自殺を試みてマンションの屋上から身を投げようとした が、 そこで俺は蝉のように喧しく、また、元気な少女に出会ってしまった。
最終更新:2019-12-13 22:35:45
2603文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私は昔、スイミングスクールに通うバスに乗る時にけがをした。
その時の私は小学校の高学年。男子と一緒に泳ぐことに抵抗が出てきて、このままの状態が続こうものなら、スイミングを止めることも視野に入れていた。
足を踏み外し、頭を強くぶつけた私は右目の上から出血。バスに揺られている間も、スイミングスクールについても、流れ出る血は止まらない……。
最終更新:2019-12-13 21:00:00
3899文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
入社3年目の若かりし頃の私は、自分の立場に悩んでいた。
同期のうち3分の2は退職。残り3分の1は上のポストにつき、私だけは後輩社員と同じ雑務に取り組む日々。
自分はもっとできる人のはず。
自分の価値はどこにある。
彼はその疑問と承認欲求を満たすため、動き出した……。
最終更新:2019-12-07 20:00:00
3952文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
僕が小学生だった頃、担任の先生が冬場に学級文庫の上に並べるものがある。
それは紙風船。事前に僕たち児童が折り紙で作ったもので、後は息を吹き込めた膨らませられる状態。
でもこれは単なるおもちゃじゃなく、特殊な効果があったんだ……。
最終更新:2019-12-04 19:00:00
3586文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雷さまが鳴ると、おへそを取られるぞ。
きっと多くの人が、教わったことがあると思う。
父はこの言葉に懐疑的。これまでいくら雷が鳴ろうと、おへそは無事で在り続けたから。
どうしてこのようなことが伝わったか、父は自分の母である、祖母に尋ねてみたところ……。
最終更新:2019-12-02 19:00:00
2844文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
学生時代。それは俺にとって、ダイエットとリバウンドの歴史を示している。
痩せようと思う決意。じわじわと出る結果。破られる節制。巻き戻る体重……。体重計の数値は、いつも無情な結果を示してくれる。
一人暮らしを始めてしばらくたったころ、俺はまたも懲りずに、運動によるダイエットを試みたのだが……。
最終更新:2019-11-28 22:46:58
3952文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
私は小さい頃、力もガタイも男子並みで、その日も公園のサッカーに混ぜてもらっていた。
ディフェンダーを任されていたのだけど、ついクリアーに力が入って、ボールは公園の外へ。ややあって、何か物を壊してしまう音が。
しぶしぶながらボールを探しに行った私に、思わぬ出会いがあった。
最終更新:2019-11-27 23:29:28
3666文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
妹が小学校に上がったばかりの頃。彼女は外から帰ってくると、しばしば贈り物を手に握っていた。
「もらった」と話す妹だけど、あまりの頻度に、私は疑いの色を隠せない。
ある日、贈り物の実態を確かめようと私が後を追ったところ……。
最終更新:2019-11-21 21:00:00
3766文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
僕の住む地域では、小雨の時、極力肌を出さない格好をすることが望まれる。
長袖長ズボンだったり、雨ガッパを着込んだり、対策は様々だ。
その日も、意識しなくては音も聞こえない弱い雨。親がカッパを用意してくれたけど、僕はカッパが大嫌い。登校中、親の目がなくなったのをいいことに、カッパを脱ぎにかかったところ……。
最終更新:2019-11-18 21:00:00
3784文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
先生のお兄さんは、小さい頃、おならでとても大きい音を出す人だったという。
出物腫れ物ところ嫌わずの言葉の通り、公衆の面前でやらかしたことも何回か。
本人にとっては恥ずかしい限りで、自分の体質を疎ましく思っていたらしい。
しかし両親は、そのおならの性質に肯定的で……。
最終更新:2019-11-16 22:26:45
3417文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
家庭の事情で、地元の青森を出て札幌で独り暮らしをすることになった高校1年生の添島ありす。
こぢんまりした学生マンション《ファーリーハイツ》で始まった新生活だけれど……。
引っ越しの挨拶に隣の部屋を訪れたら、そこにいたのはヒグマだった!?
さらに、ありす自身にも思いがけない事態が起こり……。
高身長がコンプレックスの無口少女、熊谷ひなた。
明るく多趣味でマイペースな北崎みつね。
優しく料理上手で面倒見のいい先輩の丹羽千鶴。
本とアニメが好きな偏屈引きこもり先輩、七城羽紗美。
彼女たちの暮らす北海道には、内地民の知らない《常識》があった。
すこしふしぎな札幌ちょい百合ほのぼの日常スクールライフ!
※10月からは隔週水曜21時頃更新予定。週一更新もむーりー(惰弱)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 21:00:00
244230文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:237pt 評価ポイント:95pt
主人公の『私』は月見の帰り道、公園で日焼けをしていた全裸の美しい吸血鬼に出会う。
話を聞くと吸血鬼の日焼けコンテストがあるらしい。
吸血鬼と話しながら、『私』は現代社会の吸血鬼について知ることに成る。
不思議な吸血鬼と女子大生との会話型コメディです。
笑いたい方にオススメです。
※ エブリスタでも同作品が投稿されています。
最終更新:2019-11-13 20:15:14
3151文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:66pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:8pt
どうして腹八分目にするのがいいのか。子供の頃のおじさんは、家族に理由を尋ねてみた。
両親は健康のためだという。満腹だと動きも頭の働きも鈍くなり、いざという時に対応できない。だから空腹に困らないほどの、腹八分目がいいのだと。
しかし、祖母が語った理由は、更に別の、奇妙な内容だった。
最終更新:2019-11-12 21:00:00
3967文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
僕は昔、口に含んだ飲みかけの飲み物を、ストローを通じてグラスの中へ戻すことをよくやっていた。
飲み込んだなら一巻の終わり。余韻を楽しんだとしても、それはほんのひと時のこと。それならば口に含んだ状態を保ちたい。そしてできるなら、口に留めて熱に冒されるままではなく、口に飛び込んでくる感触を味わい続けたい。
その日も僕は、とある喫茶店でメロンソーダ相手に粘っていたところ……。
最終更新:2019-11-11 20:00:00
3882文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
幼稚園生だった頃。僕は近所の公園で遊ぶのが好きだった。
家と公園の間には、大きい月極駐車場があり、そこを通るとかなりのショートカットになる。
僕以外にも利用する人はたくさんおり、その日も前を行く親子連れを見かけたのだけど……。
最終更新:2019-11-10 21:42:03
2931文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
友達の近所には、小さい頃から付き合いのある大学生のお兄さんがいる。
修行4年、休学4年、留年4年と、大学に留まれる限界まで、年数を引き延ばしているらしい。
そんな彼の部屋には、電源を落とすことなく稼働させ続けている、ノートパソコンが4台あった。
最終更新:2019-11-08 20:00:00
3342文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
入社したてのフレッシュマンだったおじさん。
熱心に仕事に取り組むけれど、要領まで良かったわけじゃない。残業することもままあった。
午前1時。普段ならまだまだ目が冴えているところなのに、その日は強い眠気が。
これじゃろくに仕事が進まないと、ちょっと横になったところ……。
最終更新:2019-11-07 20:00:00
3522文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
大学生の頃、私はアパートで一人暮らしをしていた。
ある休みに、アパートの敷地内へ入ってくる一台の車を見かける。横長のその車体、宅配に使うものだと思った。
ほどなく、部屋のチャイムがなる。私にお届けものらしい。
簡易書留で届いたのは、覚えのない通帳で……。
最終更新:2019-11-03 21:24:39
3788文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
皆が共有するルールに従うなんてまっぴら。
そう話す天邪鬼な奴が、俺と同じクラスにいた。
右といったら左に行き、皆が白でそろえるところに黒を用意する。
かわいい自己顕示欲だと思っていたさ。あいつが赤信号というルールを、正面から破るまでは。
最終更新:2019-11-02 20:00:00
3963文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
6つ年上の私にとって、弟の存在は姉弟というより、大人と子供のような感覚。母親がついていない時は、私が面倒を見ないとと思っていた。
私が小学生の時は幼稚園児の弟と、同じ部屋で布団を並べて眠っていた。それがある晩に、不思議な体験をすることになって……。
最終更新:2019-10-31 20:00:00
3980文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
かつて通っていた学校の先生は、不思議な体操をしていた。
準備運動でよく見られる、腕と身体を左右へ回す動き。違うのは、揃えた指の側面に笹のような小さい葉をくっつけること。そして、腰より上と下では、回す速度が異なること。
先生曰く、これは天の動きを模した「流星体操」なのだという……。
最終更新:2019-10-29 20:00:00
3964文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私は母親に、読み聞かせてもらった本がある。
皮の装丁を持つ本を手に、元アナウンサーの母親が紡ぐ臨場感ある朗読に夢中になる私。
時は流れ、私は今度、幼稚園児たちの前で朗読を行う機会に恵まれる。
かつて母親に読んでもらった本を探し当てた私は、その本にまつわる不思議な体験をした。
最終更新:2019-10-28 22:00:00
3343文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
中学生の頃、あたしは同級生の男の子に、ある頼みごとをされる。
「頼むから、浅田の奴とくっついてくれ!」
あたしの幼馴染、浅田幸太郎の名前を出して、カップルになることを強要されたんだ。
理想からは遠い相手の上、気持ち悪い妄想。私は鼻で笑っていたんだけど……。
最終更新:2019-10-26 22:43:42
3971文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私が小さい頃、昆虫採集がブームだった。
いかにも立派な道具を使っている奴は注目の的で、それがどこに売られているか尋ねたことがある。
かの道具は、店で売られているものじゃない。ときどき公園に現れる、自転車に乗った男性が売ってくれるものだ。
それを買った私は、奇妙な出来事を体験することに……。
最終更新:2019-10-24 20:00:00
3992文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私が小さい頃、両親は仕事で忙しくて、一日中家を空けることも珍しくなかった。だから私はたいてい、おばあちゃんと二人で留守番する。
おばあちゃんは休みの日の昼などは、私が好きなお肉料理を作ってくれる。その肉を棒で叩く音が小気味よく響くのを、私は何度も耳にしていたのだけど……。
最終更新:2019-10-20 22:50:49
3307文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「あまり遠くまで、いっちゃだめよ」
小さい頃、一度は注意されたことがあると思う。
俺もそうだったけど、自転車を乗り回せるようになった俺は、外出の魅力に勝てない。
少し遠出したその日。妙にうだるような蒸し暑さが、俺を包んできて……。
最終更新:2019-10-11 23:27:08
2856文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:20pt
俺は小さい頃、身体をかくことが好きだった。
風呂で身体をこすり、垢を出すことが楽しい。虫に刺されてかゆみを増してくる患部を、ひっかくことが楽しい。
もちろん、親はいい顔をしないが、俺は構わない。自分が心地よく感じればいいのだから。
でも自分の都合ばかりでは、よくないことも起こるんだな……。
最終更新:2019-10-07 22:00:00
3782文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:15pt 評価ポイント:15pt
昼がやってきて、夜が来る。夜が去れば、朝が来る。朝が過ぎれば昼になる。
それが自然の摂理。
どうしてそれは摂理なの?
何気ない疑問が、幼い少年を動かした。親に止められるであろう、夜中の外出。
休日の昼間にたっぷり眠った彼は、繰り出した夜の中、摂理の一端に出会うことに……。
最終更新:2019-10-01 20:00:00
3952文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
私が小さかった時。傘を使ったチャンバラごっこは、男子のお約束の遊びだった。
格好の遊び道具である傘も、使うのは外にいる間だけ。屋内に入る時には、傘立てのお世話になる。
私が通っていた習字の教室にも、もちろん傘立てはあったのだけど……。
最終更新:2019-09-24 21:04:02
3846文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:14pt
うとうとしていた俺のところに一人の男がやってきた。黒スーツの男はカタログを差し出し「羽を選びませんか?」と問う。さて、これは訪問販売等の類だろうか?訝しがりながらも、俺は男の話に耳を傾けるのだった。
*****
【習作】描写力アップを目指そう企画(https://ncode.syosetu.com/n9981du/)第八回 はばたけ、君のはね企画参加作品
最終更新:2019-09-22 23:20:14
2284文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:36pt
写真屋を営む「私」はある日、店の前に倒れる女性を見つける。女性は雪女で、ある事情から「私」の家に居候することになる。「私」は女性のあまりの美しさに、写真を撮らせてくれと懇願する。何の変哲もない一葉の写真から始まる、人間の男と雪女の末裔の一生の話。
最終更新:2019-09-22 21:24:03
6725文字
会話率:59%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
私のおじがまだ小学生だったころ。ちまたでは使い捨てカイロが流行していた。
特に同じクラスのある男子の徹底ぶりは異常で、前開きの上着の内側に、びっしりとテープで無数のカイロをくっつけるくらい。
おじもカイロを愛好していたけれど、ある日、おかしなことにきがついて……。
最終更新:2019-09-19 19:38:29
3846文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:98pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
俺が小学生だった時、夏休みの大半はじいちゃんの家で過ごしていた。
山に近く、田園広がるのどかなじいちゃんの家の周りには、生き物がいっぱいだ。そこでしか手に入らない大きさのものを探し、俺は連日、野山を巡る。
けれど8月の半ばに、奇妙な体験をして……。
最終更新:2019-09-16 20:48:50
3941文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
検索結果:1438 件