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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:27 件
1
作:K.Mayfield
ハイファンタジー
連載
N6293JD
死は常にその背に寄り添い、生に対して甘美な夢を囁く。
生まれた時から私の存在は生きていても死んでいてもそう大して代わり映えがなく、今となっては死んだ方がましという有り様だ。
私はもうずっと、どちらつかずのままその中間に佇んでいる。
その間にも生と死との境は曖昧に滲み続け、手を伸ばしたそこで私はいつでも死を掴むことができた。しかしながらこの死は触れた途端に嬌声を上げて身を捩り、まるで陽炎のごとくするりと私の手から逃れ去ってしまうのだ。そしてこの手の中には虚ろな生だけが残
され、まるで陽光に晒され乾いた砂のようにさらさらと儚く零れ落ちていく。
私という存在は色もなければ味もない。音もなければ香りもない。
ただそこにあり、ただここで澱のように沈んでいる。
そのように鬱屈した日々を過ごしていたある日のことだ。私は古びて朽ちかけた教会でひとり夜を明かすはめになった。今では村人でさえ顧みることのない、森の奥の名もなき教会の、その中で。
あの日の私は、今となっては理由さえ思い出せない些細なことでウドと諍いし、煮えたぎる怒りを冷ますためがむしゃらに馬を走らせていた。そしていつしか森の魔性に捕まり、気付けば帰り道を見失い、情けなくも途方に暮れていたまさにその時、その教会は何の脈絡もなく、まるで影の隅からぬるりと抜け出すような不快さと唐突さで私の前に立ちはだかったのだった。
何とも妖しい教会だった。
その悍ましい外観を見つめるだけで私は身震いし、人の業では成しえない何かを感じて思わず息を飲み、そして胃の底から湧き上がる悪寒の前に戦慄した。しかし何の矛盾か、その姿は私の中に筆舌しがたい敬虔な気持ちも同時に掻き立てたのだ。私はただ、その異様の姿を前に立ち尽くすことしかできなかった。
何とも不思議な教会だった。
入り口の扉はすでに時の彼方へと消え去り、置き去りにされたように開いた暗い穴が静かな闇の息遣いを反射する。
しばらくして我に返った私は馬を降り、余計な音を立てぬようそっと中に足を踏み入れた。恐怖や畏敬の気持ちよりも、その瞬間だけは好奇の気持ちが勝っていたのだろう。
数歩を歩けばすぐに、聖堂の僅かな広がりが私を迎え入れた。
満月の夜だった。
月明かりが失われた天井から煌々と降り注ぎ、歳月に沈む過去を柔らかく照らし出していた。
私はそこで、見つけたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 20:56:45
3049文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ちいさな息遣いが聞こえるような夜
うたを聴かせてくれた人
キーワード:
最終更新:2024-05-06 17:50:54
211文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
私は首を抱いていた。生温かい首を。肌の下で頸動脈が脈打っている。規則正しい息遣いが聞こえる。
首の切り口から、絶え間なく血が流れていた。
顔を見ると、それは彼のものだった。
最終更新:2023-12-19 19:20:44
1309文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「はぁー、はぁー、はぁー!」
次第に荒くなる息遣い。顔は赤く、汗の量も尋常ではなかった。背中には大きなシミができている。爆発寸前の爆弾を彷彿とさせるその形相。それもそのはず、その男が見つめるのは暗い銃口。
「はっ、はっ、はっ、はっ」
銃を構える彼の内に今あるのは躊躇いそのもの。その脳内では壁に跳ね返るボールのように、先程からずっと声がしている。
――撃てよ。さぁさぁ撃て撃て。正しいことをするんだ。ほーらぁ、しぃーっかりと狙ってなぁ、脳みそを吹き飛ばしてやれぃ。
最終更新:2023-10-22 11:00:00
2366文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:ルビーのピアス
ヒューマンドラマ
短編
N3057IL
開いた窓の外から聞こえてくる荒い息遣いと金属の揺れる音。その正体を知った時、俺は
最終更新:2023-10-07 10:54:20
4272文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
暗い地下室。数本の蝋燭の火が揺れるのは彼らの息遣いのせい。
揺れが収まると、ハッキリと浮かび上がる二人の男の顔。
一人は老人。一人は若者。二人の関係は見た目そのまま師匠と弟子である。
ただ、特筆すべきはこの老人が預言者だということ。
そして今、大預言が行われようとしていた。
「う、ううううう!」
「先生!」
最終更新:2023-08-09 12:00:00
1383文字
会話率:81%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:20pt
夏の気配は蜃気楼 天地ひしめく息遣い
この景色はきっと、あなたの気に入ると思ったから。
大乾ハイツ。京都市の佐井通にあるその建物の前に、オザワ少年は立っていた。そして二十年後にも、再び。
最終更新:2023-06-17 13:00:00
3990文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:白藍まこと
現実世界[恋愛]
完結済
N1873IB
目を覚ますとわたしは恋愛ゲームの世界にいた。
幼馴染ヒロイン、雨月涼奈として。
そして目の前に現れたのは無気力系の甘えん坊主人公。
……正直、苦手。
恋愛経験なんて皆無だけれど、攻略されるのはちょっと困る。
そうだ、それなら攻略されないようフラグを折り続け、モブへ降格してしまえばいい。
主人公と付き合うのは他の女の子に任せって……て、ヒロインさん?
なんか近くない?肌当たってるし、息遣いまで聞こえるし。
あの……恋愛対象、わたしじゃないからね?
最終更新:2023-05-24 21:44:52
342612文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:6666pt 評価ポイント:3702pt
我が家の家訓は『己の唯一を一途に愛す』
愛を語る時点で家訓としては些か疑問を持ってしまうものの、父や祖父を見ているとしかとそれが守られているのが解る。
いや家訓と言うよりはこれは『血』なのだろう。
父も祖父も己の唯一無二である伴侶を溶けてしまうのでは無いかと思うほど溺愛している。
俺はそれを羨ましいと思いながらも自分では無理なのだろうと理解している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
薄暗い部屋。
漏れ出る熱を帯びた息遣い。
そして、
見上げる蕩けた眼差し。
俺は乾いた音を響かせながら重なる相手に微笑みを返す。
疑う事なく完成された甘い空間。
ーーーだが、この後の展開は知っている。知り尽くしている。
この熱い眼差しが、、、悲しみ、怒り、侮蔑に変わる事を、、、。
俺、|宮里 遥希《みやざと はるき》はきっと何かが欠けているのだろう。
悲しませる事しか出来ないポンコツだ。
なんせ自分はーーーー唯一を作ることは出来ないのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-28 20:00:00
36264文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ふと考えた。彼女との日常を。
一緒に生活を始める中、何を思い何を考え何に息をしているのか。そんな中、息詰まった彼女との生活を少し改める機会がで来た。しかもベッドの上で─。僕だけの反省だが、冷たい空気の生活が何か変わるかもと淡い期待を寄せて沸々と思うことを綴った。
男女の仲をただ書いてみたくなったお話。
今回、なろうでの恋愛は初めてです。非なろうというヤツですかね?本当はきちんと恋愛の項目で載せたかったのですが、なんせ項目に悲恋しかない。悲恋の予定もないが、ハッピーエ
ンドも求めてない。不定期連載になると思いますが、よろしくお願いします。
今は「なろう」だけですが修正版を「カクヨム」で載せる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 07:33:17
104916文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:18pt
作:彩川 カオルコ
現実世界[恋愛]
連載
N3229GY
女性ファッション月刊誌『ファビュラス』の若き女性編集長が、出版社買収話から廃刊の危機を回避するべく、斬新な企画をもとにアメリカの地に降り立つ。
『ファビュラス』の存亡をかけて新たなファッションの発信に白羽の矢を立てたのは、高級リゾート地フロリダのパームビーチ。
彼女のビジネスモデルを、あるひょんな出会いがきっかけで知ることとなった高級ブランドの御曹司。
感銘を受け、ビジネスパートナーとして彼女を探すために日本から帰国した彼は、彼女と運命的な出会いを果たす。
フロリダの美しい風
景とともに、最先端のファッションに携わる彼女のリアリティある日常と彼との距離感を、洒落た空間の中でナチュラルに現実的に綴っていきます。
日本最年少編集長として日本のメディアにも取り上げられるほどやり手で、いつも気丈にふるまいながらも過去の大きな思いを抱えながら、覚悟をもってこの地に降り立った彼女。
そんな彼女をハートフルに支えるパームビーチ在住の親友。
この地域の重鎮である高級ブランドブティックの女性オーナー。
その後継者でありながら未だ自分の将来を模索しているその甥。
そして公私共にその彼の片腕として側にいる幼馴染の親友。
彼らが絶妙な関係性でフロリダの空の下で輝きながら織りなすストーリー、『Ray Of Sunshine』
息遣いが聞こえるような描写で、読んでくださる方とこの空間を共にしていきたい。。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 07:00:00
70490文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
それぞれに主観と価値観の相違があるのなら
それぞれの信念や正義すらも相容れぬ時世もまたあり得るのか…
東西の息遣いが
少しずつ熱を帯び
尊い犠牲をかえりみず
それぞれの正義を貫いて
いったい誰が勝ち残りと言えるだろう
しがない文学崩れには
しがない詩を書くしかない
届け平和のうた
キーワード:
最終更新:2022-04-06 05:00:00
300文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:不二 アキヲ
ハイファンタジー
連載
N1512GL
万物の源である精霊の力で成り立つ異世界が舞台となります。
モエ・エルダという一人の少女が、過酷な運命に翻弄されながらも、仲間と共に闘い、運命を切開こうとする生き様を描く物語です。
モエと、彼女が出会う人間、人間じゃない者たちの息遣いが感じられる、そんな作品を創りたいです。
※第一部※
最終更新:2020-08-16 20:09:23
6779文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
騎士がいた。
歴史に生きるどんな英雄よりも英雄らしくあろうとする騎士が。
ただ一つの誓いを胸に己の願いを忘れた騎士がいた。
魔女がいた。
遙かなる高みに座し、誰も届かぬ孤高を冠しこの世のものとは思えぬ美しき魔女が。
たった一つの約束を糧に己の想いを忘れぬ魔女がいた。
この物語はそんな騎士と魔女のすれ違いの物語。
想いは交わらず、願いは秘められ、目を合わすことすら気まずくて
ただお互いの息遣いを感じられる距離感に甘んじた。
そんな2人の物語
最終更新:2020-05-22 15:53:27
25968文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:15pt 評価ポイント:15pt
2020年2月22日。
とある動画により衝撃を受ける。
新たにフリーソフトウェアとして登場したNEUTRINO(歌声合成エンジン)。
これによって機会音声は「息遣い」を獲得し、それなりの人間であれば誰しもが「歌う機械」と触れ合える時代の幕開けとなった。
1961年に初めて行われたIBMによる試み(7094によるデイジー・ベル)より始まった歴史は、新たな章を綴ることとなったのである。
従来までは「高度な専門性」と「大変な苦労」を要して人間に近づける試みは、学習型AIによ
って作業行程の大幅な省略が可能となった。
だがしかしその音声データの基となった存在は……「音楽用」ではなく「日本語読み上げ用」なのであった。
本エッセイはNEUTRINO(歌声合成エンジン)について専門外ながら語ってみつつ、これまでの自身の経験や記憶を辿るエッセイである。
従来と異なり技術関係は門外漢すぎるのであまり解説できていない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-25 23:16:07
8528文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:522pt 評価ポイント:438pt
2019年フィギュアスケート世界選手権、羽生結弦観戦記。「Origin(オリジン)」を舞う羽生選手の姿は能楽の早舞(はやまい)を見るように神々しく、同時に激しい勝利への渇望をうかがわせる鬼気迫るものでした。これまでのフィギュアスケートの概念に収まらない独自の流麗な息遣いに雅楽や能楽にさかのぼる和のDNAを感じ、能「黒塚」に重ねました。
最終更新:2020-01-03 01:35:29
11074文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
電話が鳴ると、嬉しいようで怖いような不思議な気分。
最終更新:2019-12-04 20:13:05
323文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:蒸奇都市倶楽部(人見広介)
空想科学[SF]
完結済
N8787FL
打ち明ける男の瞳は黒く淀んでいた。
「ええ、配管工の私はその日、点検の為に中央市に赴いておりました」
男は仕舞い込んでいた恐怖をゆっくりと吐き出していく。
「あれは、ああ、まさに〝奴〟の息遣いだったのではないかと」
それは恐怖の再生ではなかっただろうか。
「思わず振り返ってしまった私は見たのでございます!」
帝都の地下深く、男はあの日を思い返す。
==============
◆絶版となっている当サークル発行の同人誌掲載作品を改稿したものです。
◆各原作者の意向に基づき、段
落とも空行、改行がほとんどありません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 16:48:19
6517文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:8pt
ごめんなさい。4月29日に削除後、再掲載です。詳しくは一話の前書きと、もっと詳しくは活動報告に記載しました。
高校生の荒走空那《あらばしりくうな》は最近、三つ年下の義理の妹、砂月《さつき》の奇行に頭を悩ませていた。
まあ、それはそれとして……実は今週末、幼馴染で恋人の大霧雪乃《おおきりゆきの》との甘いデートが待っているのだ! それもなんと、夜景の綺麗なホテルでディナーなのである! しかもしかも、食事の後は休める部屋まで用意してるとか……そそそ、それってぇ!?
彼は、大
いに期待に胸を膨らませるのだった。
しかし、デート当日の朝である。
玄関で砂月が、目を潤ませて空那に抱きつく。
「ねえ、行かないでぇ……」
「ちょ、ちょっと……砂月さん? 離していただけませんか?」
砂月の唇が、ゆっくりと近づく。
「おにいちゃん……行っちゃ、やだよぉ。なんでもするから、今日は家にいて……?」
「いやあのね。俺達、一応は義理とは言え兄妹だし……その、これ以上はいけ……むぐっ」
唇と唇が重なり、静寂の中、二人の息遣いだけが聞こえた。
と、その時、不意に玄関がガチャリと開く。
そこには険しい顔をした雪乃が立っていた。その背後では空が怪しく曇り、雷がゴロゴロと不穏な音を立てている。
空那の目が驚愕で見開かれる。しかし、弁解しようにも口は塞がれ、言葉にならない。んーんーと呻く空那。
雪乃は唇を重ねる砂月を指差し、声も高らかに吠えた。
「そこまでよ! 魔王シェライゴス! 一度ならず二度までも、よくもこの私の恋人を!」
砂月が、ぷはぁと唇を離し、哄笑してそれに答える。いつのまにやらその肩には漆黒のマントがひるがえり、頭にはグロテスクで巨大な角が乗っかっていた。
「ふはははははは! よくぞ我が城へ来たと言っておこう、勇者アルカっ!」
火花を上げる少女二人に囲まれて、空那は呆然とその顔を交互に見比べる。
なんと、彼の妹は前世で魔王、幼馴染は勇者をやっていたと言う!
そして空那自身はと言うと……知将!? しかも女だっただとぉ! なんじゃ、そら!
そんな中で知り合った先輩は驚愕の人物で、さらには町全体を巻き込む大事件に発展して……?
第7回集英社ライトノベル大賞後期に入選したので、小説家になろうも始めてみました→結果でました。金賞でした!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 18:18:05
128628文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:424pt 評価ポイント:112pt
作:秋月 アスカ
ハイファンタジー
完結済
N6578ET
あらゆるものを優しく妖しく包み込む地方都市、ホーテンダリア。
宵迎えの鐘が鳴り響いた闇夜の街に、「この世ならざるもの」達の息遣いが響き始める。
毎夜街を彷徨う幻の花嫁、人の身体を乗っ取る古の悪霊、決して演奏してはならない禁断の楽譜。
夢と現がない交ぜになる――今夜もホーテンダリアは、眠らない。
ちょっと不思議なミステリアス・ファンタジー。短編連作。個人サイトから転載。
最終更新:2018-05-20 15:00:00
132370文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:1370pt 評価ポイント:618pt
如月紗綾花は透明人間だった。家族と離れ、家政婦ありの一人暮らしをしていた。声や息遣いなどの存在だけは認識される体質は、家政婦に不気味さを与え、長続きはせず替わる事を繰り返していた。
もう家政婦は絶対に辞めさせない、そう誓った紗綾花のもとに来たのは男性の家政婦、齋藤祐太だった。マスクに黒サングラスといういでたちの大柄な男性。黙々と仕事をしては帰る彼に、次第に慣れてきたころ、ある事件をきっかけに紗綾花は祐太に存在を明かしてしまう。そこから始まる紗綾花と祐太の恋愛物語。
最終更新:2018-04-04 21:29:11
5494文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
あらすじ
『ドールマンサー』
伊織は、人形に霊を降ろす降霊術師である。
既に死を迎えている者、若しくは、一両日中に死が決定づけられている者に限り、その霊を人形へと降ろすことができる。
伊織が扱うのは、彼の術により生命を得た日本人形、葵と朱音。彼女たちを器とし、そこに霊を降ろす。
古より変わらぬ八百四段の石段の先に、居を構える伊織。
今日も、降霊を願う依頼者の荒い息遣いが聞こえてきた。
6作目となります。3日に一度の更新予定です。次話予定日につきましては、各話
の後書きに記しておきます。原稿用紙100枚ほどの短編ですが、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-07 09:25:32
24998文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
ある夜、少年は一匹の猫と遭遇する。
ある夜、少年は窓の外におかしな気配を感じた。
ある夜、少年は部屋の外のに不気味な息遣いを感じた。
ある夜、少年は――
他のサイトにも掲載。
ホラーものです。
最終更新:2016-06-29 18:00:00
51967文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
霊感が強い中学3年生・玲は、幽霊で玲の両親の同級生・藍子と出会う。玲の受験と恋でふたりは心を開いていくが、藍子にはつらい過去があって…。
最終更新:2015-12-07 21:13:15
11261文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ゆったりと流れる時間の中でそれぞれ人間の息遣いがページをめくるみたいに飛んでいき、ある地点で落ち着いたり急速に膨らんだりして、お空の上から覗いているぼくやあなたもその息遣いを自分とは別の深い呼吸音として心にしまい込んでいる。何でもないように。関係ないように。
でも
ふとした瞬間に
あれ?
この呼吸音は誰のだっけ?って
思うんだよ。いつか。
最終更新:2015-08-25 22:50:27
14677文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
覚えているのは青い月、踏切の音、自分の荒い息遣い、腐った臭い。
何かに追われていた、なにかから逃げていた。
助けを求めどこかの建物の扉を開けた途端記憶が途切れ目が覚めるとそこには8年前の自分の部屋、八年前の自分の姿。
何が正しいのか、何が正解なのか。
最終更新:2014-07-24 00:14:48
1210文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
主人公は回想をする。
自分と兄の思い出を。
昭和五十年代の情景が細かい息遣いまで伝わってくる文章。
しかし、ここに謎が。書き換えとは?
最終更新:2011-03-30 19:11:47
10074文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
検索結果:27 件
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